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令和4年第4回定例会(第20号) 名簿 開催日: 2022-12-01
令和4年第4回定例会(第20号) 本文 開催日: 2022-12-01

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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2022-12-01 令和4年第4回定例会(第20号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 836 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 2 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 3 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 4 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 5 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 6 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 7 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 8 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 9 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 10 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 11 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 12 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 13 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 14 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 15 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 16 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 17 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 18 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 19 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 20 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 21 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 22 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 23 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 24 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 25 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 26 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 27 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 28 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 29 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 30 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 31 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 32 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 33 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 34 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 35 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 36 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 37 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 38 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 39 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 40 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 41 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 42 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 43 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 44 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 45 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 46 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 47 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 48 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 49 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 50 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 51 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 52 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 53 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 54 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 55 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 56 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 57 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 58 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 59 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 60 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 61 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 62 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 63 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 64 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 65 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 66 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 67 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 68 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 69 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 70 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 71 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 72 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 73 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 74 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 75 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 76 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 77 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 78 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 79 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 80 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 81 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 82 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 83 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 84 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 85 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 86 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 87 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 88 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 89 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 90 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 91 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 92 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 93 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 94 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 95 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 96 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 97 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 98 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 99 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 100 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 101 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 102 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 103 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 104 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 105 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 106 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 107 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 108 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 109 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 110 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 111 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 112 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 113 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 114 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 115 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 116 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 117 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 118 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 119 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 120 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 121 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 122 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 123 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 124 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 125 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 126 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 127 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 128 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 129 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 130 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 131 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 132 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 133 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 134 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 135 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 136 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 137 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 138 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 139 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 140 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 141 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 142 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 143 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 144 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 145 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 146 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 147 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 148 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 149 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 150 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 151 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 152 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 153 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 154 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 155 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 156 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 157 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 158 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 159 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 160 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 161 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 162 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 163 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 164 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 165 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 166 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 167 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 168 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 169 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 170 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 171 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 172 : ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 選択 173 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 174 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 175 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 176 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 177 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 178 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 179 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 180 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 181 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 182 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 183 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 184 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 185 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 186 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 187 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 188 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 189 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 190 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 191 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 192 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 193 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 194 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 195 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 196 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 197 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 198 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 199 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 200 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 201 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 202 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 203 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 204 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 205 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 206 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 207 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 208 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 209 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 210 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 211 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 212 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 213 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 214 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 215 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 216 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 217 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 218 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 219 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 220 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 221 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 222 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 223 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 224 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 225 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 226 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 227 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 228 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 229 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 230 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 231 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 232 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 233 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 234 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 235 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 236 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 237 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 238 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 239 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 240 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 241 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 242 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 243 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 244 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 245 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 246 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 247 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 248 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 249 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 250 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 251 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 252 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 253 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 254 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 255 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 256 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 257 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 258 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 259 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 260 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 261 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 262 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 263 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 264 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 265 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 266 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 267 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 268 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 269 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 270 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 271 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 272 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 273 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 274 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 275 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 276 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 277 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 278 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 279 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 280 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 281 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 282 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 283 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 284 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 285 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 286 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 287 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 288 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 289 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 290 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 291 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 292 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 293 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 294 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 295 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 296 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 297 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 298 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 299 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 300 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 301 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 302 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 303 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 304 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 305 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 306 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 307 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 308 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 309 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 310 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 311 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 312 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 313 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 314 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 315 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 316 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 317 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 318 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 319 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 320 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 321 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 322 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 323 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 324 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 325 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 326 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 327 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 328 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 329 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 330 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 331 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 332 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 333 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 334 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 335 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 336 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 337 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 338 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 339 : ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 選択 340 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 341 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 342 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 343 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 344 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 345 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 346 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 347 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 348 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 349 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 350 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 351 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 352 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 353 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 354 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 355 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 356 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 357 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 358 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 359 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 360 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 361 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 362 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 363 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 364 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 365 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 366 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 367 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 368 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 369 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 370 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 371 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 372 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 373 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 374 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 375 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 376 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 377 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 378 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 379 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 380 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 381 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 382 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 383 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 384 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 385 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 386 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 387 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 388 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 389 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 390 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 391 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 392 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 393 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 394 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 395 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 396 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 397 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 398 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 399 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 400 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 401 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 402 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 403 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 404 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 405 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 406 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 407 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 408 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 409 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 410 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 411 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 412 : ◯ 副市長(平林 浩一君) 選択 413 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 414 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 415 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 416 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 417 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 418 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 419 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 420 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 421 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 422 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 423 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 424 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 425 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 426 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 427 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 428 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 429 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 430 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 431 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 432 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 433 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 434 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 435 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 436 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 437 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 438 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 439 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 440 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 441 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 442 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 443 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 444 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 445 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 446 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 447 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 448 : ◯ 環境部長(門井 淳君) 選択 449 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 450 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 451 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 452 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 453 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 454 : ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 選択 455 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 456 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 457 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 458 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 459 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 460 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 461 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 462 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 463 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 464 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 465 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 466 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 467 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 468 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 469 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 470 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 471 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 472 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 473 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 474 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 475 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 476 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 477 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 478 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 479 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 480 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 481 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 482 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 483 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 484 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 485 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 486 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 487 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 488 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 489 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 490 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 491 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 492 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 493 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 494 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 495 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 496 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 497 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 498 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 499 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 500 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 501 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 502 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 503 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 504 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 505 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 506 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 507 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 508 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 509 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 510 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 511 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 512 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 513 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 514 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 515 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 516 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 517 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 518 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 519 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 520 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 521 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 522 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 523 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 524 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 525 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 526 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 527 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 528 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 529 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 530 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 531 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 532 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 533 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 534 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 535 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 536 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 537 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 538 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 539 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 540 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 541 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 542 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 543 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 544 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 545 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 546 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 547 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 548 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 549 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 550 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 551 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 552 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 553 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 554 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 555 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 556 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 557 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 558 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 559 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 560 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 561 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 562 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 563 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 564 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 565 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 566 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 567 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 568 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 569 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 570 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 571 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 572 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 573 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 574 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 575 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 576 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 577 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 578 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 579 : ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 選択 580 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 581 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 582 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 583 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 584 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 585 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 586 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 587 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 588 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 589 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 590 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 591 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 592 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 593 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 594 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 595 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 596 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 597 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 598 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 599 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 600 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 601 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 602 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 603 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 604 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 605 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 606 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 607 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 608 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 609 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 610 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 611 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 612 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 613 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 614 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 615 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 616 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 617 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 618 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 619 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 620 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 621 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 622 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 623 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 624 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 625 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 626 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 627 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 628 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 629 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 630 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 631 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 632 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 633 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 634 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 635 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 636 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 637 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 638 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 639 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 640 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 641 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 642 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 643 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 644 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 645 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 646 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 647 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 648 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 649 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 650 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 651 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 652 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 653 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 654 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 655 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 656 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 657 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 658 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 659 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 660 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 661 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 662 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 663 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 664 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 665 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 666 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 667 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 668 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 669 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 670 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 671 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 672 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 673 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 674 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 675 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 676 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 677 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 678 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 679 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 680 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 681 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 682 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 683 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 684 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 685 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 686 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 687 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 688 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 689 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 690 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 691 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 692 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 693 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 694 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 695 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 696 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 697 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 698 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 699 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 700 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 701 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 702 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 703 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 704 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 705 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 706 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 707 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 708 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 709 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 710 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 711 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 712 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 713 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 714 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 715 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 716 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 717 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 718 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 719 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 720 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 721 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 722 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 723 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 724 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 725 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 726 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 727 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 728 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 729 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 730 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 731 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 732 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 733 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 734 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 735 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 736 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 737 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 738 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 739 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 740 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 741 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 742 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 743 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 744 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 745 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 746 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 747 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 748 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 749 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 750 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 751 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 752 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 753 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 754 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 755 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 756 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 757 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 758 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 759 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 760 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 761 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 762 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 763 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 764 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 765 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 766 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 767 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 768 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 769 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 770 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 771 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 772 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 773 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 774 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 775 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 776 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 777 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 778 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 779 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 780 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 781 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 782 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 783 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 784 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 785 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 786 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 787 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 788 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 789 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 790 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 791 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 792 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 793 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 794 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 795 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 796 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 797 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 798 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 799 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 800 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 801 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 802 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 803 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 804 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 805 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 806 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 807 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 808 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 809 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 810 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 811 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 812 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 813 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 814 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 815 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 816 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 817 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 818 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 819 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 820 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 821 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 822 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 823 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 824 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 825 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 826 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 827 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 828 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 829 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 830 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 831 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 832 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 833 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 834 : ◯ 1 番(平井 里美議員) 選択 835 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 836 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおり,これにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 日程第1 一般質問を行います。  質問通告の順序により質問を許します。2番松崎淑子議員。 3: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 12月になりまして,一番バッターで登壇させていただきます。松崎淑子です。  今回の質問は,子育ち・子育てを支えるためにをまず1問目として質問いたします。  保育園における日曜日の保育についてです。  市内保育園の休日保育の現状と他市の状況についても伺います。 4: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 5: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 市内保育園の開園日は,日曜,祝日,年末年始を除く月曜日から土曜日までとしており,休日保育は行っておりません。  他市におきましては,一部の保育園で休日保育を行っている例がございます。 6: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 7: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 狛江市では休日保育は行っていない状況ですが,他市では行っている例があるとのことで,調べてみますと,八王子市では3園,福生市や町田市では2園,稲城市,昭島市,立川市なども1園が休日保育に対応しており,情報がホームページに公開されています。横浜市は,休日保育のみ実施している施設が4園,休日保育と一時預かり,両方実施している施設が6園,休日の一時預かりを実施している施設が2園,さらに24時間365日対応の緊急一時保育を実施している施設も2園あります。  東京都福祉保健局は,多様化する保護者の働き方や保育ニーズに対応するための事業を始め,2019年には予算計上もしています。  今後ますます休日保育への期待が高まると思いますが,休日に子供を預けたい保護者からの要望は届いているのでしょうか。 8: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 9: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 日曜日の保育につきまして,まれに問合せが来ることはございます。その場合,ファミリーサポートやベビーシッター制度を御案内することはございます。その際,お子さんの年齢や状況についてお話を聞いていますと,御家庭のほうでお仕事などを調整するといった,そういった御検討をされる御家庭が多い印象でございます。 10: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。
    11: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 保護者が仕事の調整を検討する御家庭が多いという印象があるとのことでした。私が今回この質問をいたしましたのは,毎週行っている困りごと相談で,休日保育に対する市民の要望を直接伺ったからです。御夫婦ともに建設関係に勤務され,他県から狛江市に引っ越してきたところ,引っ越し前はあった休日保育が狛江市ではないため,どうしたらいいかとの御相談でした。  また,病床数が多い大きな病院の看護師の方は,コロナで人手不足の中,病院の保育施設も一時的に使えなかったため,休日の預け先がなく,職場と育児の板挟みとなり,精神的にも大変困っているということでした。  このほかにも自営業や公務員,民間のリモート勤務など,休日に働くケースは多様です。今後も社会情勢の変化に伴って働き方が変わり,休日保育のニーズは増加することが予想されます。特にコロナ禍の今,お子さんのことを考えて,仕事の調整をしたくてもできない,難しい現状があることは否めません。  このように狛江市にも実際に休日保育を望む声があるわけですが,体制整備へ向けた考えと課題についても伺います。 12: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 13: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 日曜日の保育だけではございませんが,現状保育士の不足も課題となっている中,多様な保育ニーズに対応しながら,そこまでの体制を維持するのは,緊急時対応に対する不安,シフト調整が困難となること,責任者の不在が生じないように調整することなどを考えますと,非常にハードルが高いと思われます。  そのほか,休業日が非常に少なくなるため,設備メンテナンスや営繕対応が難しくなるといったことが考えられております。 14: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 15: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 御答弁のとおり,保育士の不足は子育て環境にとって大きな障壁です。保育士だけではなく,教職員から学童保育の支援員に至るまで,子供に関わる人材は,質の担保の前提の下,子供の多様性から子供への対応も個別化される傾向である上に,コロナウイルス感染予防対策でますます仕事量が増え,重責や社会的な認識と賃金対価が見合っていない実感もあり,人手不足が続いていることが深刻な国の問題です。  内閣府の政策,子ども子育て支援新制度の法令や通知に関するページを見ますと,休日保育は,国が行う子育てと仕事の両立支援である子ども・子育て支援事業の一環であることが分かります。東京都も,夜間や休日保育への補助制度による支援を進めています。  保護者のニーズに応える形で他市での導入も進んできていることから,子育てしやすいまちを掲げる狛江市においても,課題解決に向けて具体的かつ早急に取り組むべきです。  保育園は待機児解消が進み,既に年齢によって定員に満たない園も出てきており,今後定員割れも予想されます。そのような園や困難事例への対応を期待されている直営保育園に対し,先行的に日曜保育を導入する園を支援することを検討お願いいたします。  子育て世代から望まれ,選ばれる市の政策として,休日保育をぜひ実現していただきたいと思います。  次に,子どもショートステイについて伺います。  これも困りごと相談で子育て中の保護者の方からの要望を伺い,質問いたします。  子どもショートステイとは,保護者が病気や出産で入院,出張,介護,冠婚葬祭,また育児の負担解消などの理由によりお子さんを養育することが困難な場合,市が指定する児童福祉施設で短期的に養育を行う制度です。利用は1回につき7日間を限度とする宿泊を伴う養育,そして日帰りの養育ともに可能でというふうにホームページには書いてあります。  市内に居住する2歳から12歳までの児童が対象で,1日当たり2,000円及び食事代などの実費が必要です。減免措置の適用もあります。  まず,利用状況を伺います。過去5年間の利用者数,年齢,兄弟での利用数,利用期間例と利用事由を教えてください。 16: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 17: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 平成29年度の利用者数は7名で,年齢の内訳は,2歳1名,3歳2名,4歳1名,6歳1名,8歳1名,9歳1名。平成30年度の利用者数は4名で,2歳2名,3歳1名,10歳1名。平成31年度の利用者数は4名で,2歳1名,3歳2名,4歳1名。令和2年度の利用者数は2名で,3歳1名,4歳1名。令和3年度の利用者数は3名で,2歳1名,3歳1名,5歳1名でございました。  延べ利用回数は,少ない年度で7回,多い年度は161回となっており,兄弟利用は平成29年度に1組のみでございました。  また,利用事由で多かったものは,全ての年度で,特に市長が必要と認める事由によるもので,利用日数として多かったのは,平成31年度は日帰りのデイサービスでございましたが,そのほかの年度については,1泊のショートステイ利用でございました。 18: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 19: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 利用回数は,平成29年度の161回から昨年度は7回と,年度によってばらつきが大きいようですが,特に原因があるわけではないとのことでした。兄弟そろっての利用も可能ということが分かりました。  全ての年度において利用事由で多かったものとしては,市長が特に必要と認める事由とのことですが,どのような事由が該当するのでしょうか。 20: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 21: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) ショートステイ事業は,児童を養育している家庭の保護者が,疾病等により家庭における児童の養育が一時的に困難となった場合に,児童福祉施設等で短期的に養育することにより,子育て支援と児童の福祉の向上を図ることを目的としており,保護者の入院や出張などによる不在や家族の看病,介護などが要件となっておりますが,入院に至らない心身の変調や,育児への行き詰まり感により子供との距離を取ったほうがよいと市が判断した場合などが該当しております。 22: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 23: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 入院に至らない心身の変調や育児への行き詰まり感により,子供との距離を取ったほうがよいと市が判断した場合などが該当するということでした。このような理由でのショートステイ利用はどのように判断されるのでしょうか。 24: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 25: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 御相談の中で,こういった事業のほうを御案内しております。 26: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 27: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 育児相談の中で提案し,保護者の方と利用を決めていくということですね。  施設は,調布市の児童養護施設二葉学園に委託していますが,施設利用の部屋や支援体制などはどのようなものでしょうか。 28: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 29: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) ショートステイ専用の部屋は1部屋でございますが,宿泊できる部屋はほかに2部屋あり,預かる児童の年齢や性別など状況に応じて使用しております。また,職員体制につきましては,日中,夜間とも1名以上の職員で対応しております。 30: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 31: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) この11月に他自治体の生活者ネットワーク議員と二葉学園を見学させていただきました。  モニターをお願いいたします。  ショートステイの部屋は,2階の養護施設とは階を分けてあり,お互いに顔を合わせないつくりとなっており,マンションのような,とても明るい居室です。2DKのお部屋になっています。職員も明るく子供に対応していて,とても安心いたしました。  モニター,ありがとうございます。  ショートステイの利用年齢について,狛江市は2歳からとしている理由を教えてください。他区市の状況はどうでしょうか。 32: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 33: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 対応できる施設が限られていること,委託している施設の受入れが2歳以上であること,児童相談所でも対応していることから,利用年齢を2歳以上としております。  他区市の状況でございますが,近隣区市では狛江市と同様に2歳以上としている自治体は,三鷹市,府中市,武蔵野市,小金井市,1歳半以上としている自治体は,調布市,稲城市で,世田谷区はゼロ歳以上となっております。 34: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 35: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 2歳未満の兄弟がいる場合,ショートステイが利用できず困ったとの声を聞きました。これらの場合,市として提案できる支援策はありますか。 36: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 37: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 2歳未満の預かりについて御相談があった際は,児童相談所を御案内するような形となっております。 38: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 39: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 児童相談所で預かってもらうのは少しハードルが高いと感じられたようです。お子さんが小さく,保護者として預け先がどのような環境か知らないことが不安だったため,御自分の入院治療を諦めたと伺いました。  狛江市では,利用年齢の引下げの検討はされないのでしょうか。 40: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 41: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 対応できる施設が限られること,また児童相談所が対応していることをから,今のところ年齢の引下げについては考えておりません。 42: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 43: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 調布市の二葉学園では,2歳未満の子供を預けるには,乳児院などに委託する必要があるとのお話を伺いました。世田谷区では,養護施設のほかに乳児院にも委託しており,対応しています。調布市は子ども家庭支援センターに宿泊施設があり,また委託している養護施設でも,通常食対応可能な年齢として,1歳6か月からの受入れをしているというふうに伺いました。  祖父母や知人の協力が得られない場合,小さい子供でも預けられる環境が必要です。ひとり親世帯で,保護者の入院や負担解消が必要となった場合など,支援のニーズは今後増えていくと考えられます。ぜひ,年齢引下げの検討をお願いいたします。  多摩市では,年齢は2歳からですが,養育協力家庭へのショートステイが取り入れられています。狛江市での導入もお考えください。  では,子供の育ちへの支援に関わる質問の最後に,給食の牛乳廃棄について伺います。  本年第1回定例会での一般質問で,都内自治体で問題となっている給食牛乳の廃棄について,現状確認と提案をいたしました。その後の状況を伺います。小・中学校それぞれの最新月での牛乳全体本数と廃棄されている本数,その割合を教えてください。 44: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 45: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 一部残菜量から推計したものを含む概算値となりますが,10月の実績で,小学校は1日平均約3,900本を提供し,廃棄は82本で全体の約2.1%,中学校は1日平均1,450本を提供し,廃棄は157本で全体の約10.8%となっております。 46: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 47: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 第1回定例会での御答弁では,令和3年12月の実績で,小学校分が1日平均50本で,全体の約1.3%,中学校分が1日平均230本で,全体の約16.1%とのことでした。今回小学校での割合が増え,逆に中学校では減っています。廃棄本数は1日平均ですので,月に直すと小学校1,000本と中学校4,600本,合計で5,600本,1,120リットルの牛乳が廃棄されたことになります。これは対策を早急に検討すべき数字と思います。  今年度,栄養士などによる食育や栄養指導の実績と内容を教えてください。 48: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 49: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 小学校では,給食だよりや毎日の献立の一口メモなどの配付に加え,枝豆のサヤもぎ,トウモロコシの皮むき等の給食で使用する食材に触れる体験や,地元農家の方を招聘したミニトマト栽培のレクチャー,給食時間中にクラスを巡回し「ピカピカ食器名人になろう」と題して,御飯粒を食器に食べ残さない指導を行うなどの取組を実施しております。  中学校では,給食センター栄養士が各中学校へ出向き,年齢に伴う骨量変化,食品ロス,スポーツと栄養の関係などをトピックスにして出前授業を行っております。 50: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 51: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 牛乳が廃棄されている対策として,栄養面での優位性やフードロスについて話すなど,行っていることはありますか。 52: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩します。     午前 9時20分 休憩     午前 9時21分 開議 53: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 再開します。  教育部長。 54: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 食品ロスのことも子供たちに伝えております。 55: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 56: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 牛乳についてですが,個々に苦手な生徒たちに話しかけているというようなお話を聞きましたが,いかがでしょうか。 57: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 58: ◯ 教育部長(上田 智弘君) そのように聞いております。 59: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 60: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) ヒアリングでは,牛乳が苦手な児童・生徒自身に,牛乳はカルシウムなどの大切な栄養素を多く含む貴重な食品であることを理解してもらうことが一番重要だと考えているというふうに伺いました。そのため,栄養士が個別に声かけをしたり,牛乳の大切さを理解してもらうことができるような動画の作成にも取り組んでいただいております。また,和泉小学校では新1年生に対して,「すごいぞ!牛乳パワー」と題した授業を行ったことにより,実際に牛乳の廃棄量が大きく減ったという報告も受けました。  そのほかにも,クラス別の残量をランキング形式で発表したり,コップを使用し,本人が飲める量のみに調整し,残りは他の児童のお代わりにすることで廃棄量を減量するという対策を実施している学校があると伺いました。学校間でもこの問題を共有し,積極的な栄養面と食品廃棄について考える時間を取っていただけることをお願いいたします。  現在,牛乳を飲まない申請は医師の診断書などが必要ですが,どうしても手をつけられない場合に,申し込まない自由の確保について検討されているでしょうか。 61: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 62: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 献立を担当する栄養教諭や栄養士は,牛乳から摂取できるカルシウム等の貴重な栄養素を含めて栄養計算を実施し,学校給食摂取基準を満たすよう献立を作成しております。  また,狛江市の学校給食は,学校給食法施行規則に基づき主食,おかず及び牛乳から成る完全給食として実施しており,牛乳を選択制とする考えは今のところございません。現在,アレルギーで牛乳が飲めない方に関しては医療機関で作成してもらう学校生活管理指導表を,その他の理由で牛乳が飲めない方に関しては診断書の提出をお願いしているところです。  アレルギー対応については,公益財団法人日本学校保健会が定める,「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」及び文部科学省が定める,「学校給食における食物アレルギー対応指針」等を踏まえた対応となりますが,その他疾病等による対応については,国などによる統一的なルールはなく,各自治体の判断で様々な対応がなされておりますので,他市の事例を参考に運用等について整理していきたいと考えております。 63: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 64: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 多摩市では,本年8月22日に多摩市教育委員会に食品ロスと児童・生徒の気持ちの観点から,牛乳提供の選択を求める陳情が市民グループから提出され,教育委員会で2回の審査が行われた後,9月29日の定例会では全員一致で採択されました。  牛乳アレルギーとの診断に至らなくとも,牛乳が苦手だったり,体質に合わないと感じている児童・生徒の廃棄分を見込んで提供するのは,食品ロスの観点からも,SDGsを学ぶ子供たちの理解の点からも理不尽ではないのかというものです。  無駄に捨てているフードロスの視点とともに,市場での牛乳余りなどの問題は,食糧危機,食料安全保障がこれだけ問題になっている昨今,国に対して第一次産業の立て直し,支援策を図るよう要望することも必要かと思います。  私は第1回定例会で,栄養指導面だけではなく,学校で飲まない牛乳を捨てている実情やその量を子供たちとも共有し,どうしたらよいか子供に意見を出してもらい,子供たちで解決する課題として話し合うことを要望しました。  今回,「狛江市の学校給食は,学校給食法施行規則に基づき主食,おかず及び牛乳から成る完全給食として実施しており」との御答弁でしたが,完全給食を実施しているのだから,飲まない,食べないほうが悪いという御発言のように印象を受け取られました。子供たちの現状に即してどう解決するのか,いま一度栄養士さんとも相談し,子供たちを巻き込んだ議論をすることが問題解決への道となることを再度要望いたしまして,1問目の質問を終わります。  2問目は,プラスチックごみ資源化の流れについてです。  来年,2023年4月に開始されるプラスチック類ごみの分別収集につきまして,6月の第2回定例会で狛江市ごみ半減推進審議会での答申内容を確認しましたが,その後庁議で決定され,市民説明会も行われました。プラスチック類ごみの分別収集はごみとして処分するのではなく,資源化のために行います。今回は,この資源化について質問いたします。  プラスチック類ごみの分別収集は,市のゼロカーボンシティ宣言により,廃棄物行政での脱炭素社会実現に向けた取組として行うものであるとともに,プラスチック資源循環法により,「市町村は,その区域内におけるプラスチック使用製品廃棄物の分別収集及び分別収集物の再商品化に必要な措置を講ずるよう努めなければならない」と努力義務が規定されたことにより行うものです。  可燃ごみや不燃ごみとして収集していたプラスチック類を分別収集し,資源として再利用することが目的で,新たな有料化やごみを増やすことではないことを確認するために述べておきます。今まで市が行ってきたペットボトル回収は従来どおりの収集方法で継続されます。製造・販売・サービス事業者による使用済みプラスチック製品の店頭回収などの自主的取組や,市の公共施設で行っているプラスチックボトルなどのボックス回収については,引き続き推進してまいりますと,前回御答弁いただいています。  それでは,収集後の流れを確認させてください。 65: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。
    66: ◯ 環境部長(門井 淳君) 容器包装プラスチックと製品プラスチックの2種類のプラスチック廃棄物を1つの袋で収集した後,積替保管施設に運搬し,大型車両に積み替え中間処理施設へ運搬いたします。中間処理後は国が定めた指定法人のリサイクルルートを活用して,再資源化することを想定しております。 67: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 68: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 指定収集袋は,可燃ごみ,不燃ごみ,プラスチック類ごみを1種類に統一します。色はブルーで,素材は再生原料50%を使用するものを採用し,1枚ずつ取り出せる袋入りの形態となると伺いました。値段は従来と同じで,2023年2月より販売予定です。従来の収集袋もなくなるまでは黄色可燃袋は可燃に,ピンク不燃袋はプラスチックごみと不燃ごみの回収に使用できます。  週1回の収集は,可燃・不燃と同じく,2つの事業者が収集します。先ほど御答弁にあったように,収集後,積替保管施設に運搬し,大型車両に積み替えて中間処理施設へ運搬します。  では,中間処理の内容を教えてください。 69: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 70: ◯ 環境部長(門井 淳君) 不適物を取り除く選別作業を行い,圧縮し,減容した後にベール化いたします。 71: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 72: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) ベール化までが中間処理施設の工程ですね。  日野市では,容器包装プラスチックと製品プラスチックの仕分が中間処理施設でなされていますが,その選別はされるのでしょうか。 73: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 74: ◯ 環境部長(門井 淳君) 収集したプラスチック類ごみは,容器包装プラスチックと製品プラスチックを分けずに一括してベール化いたします。 75: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 76: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 2023年4月より,国が定めた指定法人のリサイクルルートで容器包装プラスチックと製品プラスチックの混入が認められることになり,このこともプラスチックごみの収集開始のきっかけになったとのことです。  中間処理事業者の決定は年度末でしょうか。入札による決定になるのでしょうか。 77: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 78: ◯ 環境部長(門井 淳君) 契約事務規則に基づき行いますが,一括収集した容器包装と製品プラスチック廃棄物を中間処理できる業者が限定されていることから,随意契約とする予定でございます。 79: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 80: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 中間処理された資源は,現状で有償で引き取られるのでしょうか。 81: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 82: ◯ 環境部長(門井 淳君) 収集からベール化する中間処理までの工程は,全額市の負担となります。ベール化したものは,指定法人による有償での引取りを想定しておりますが,収集運搬から中間処理までの経費を賄うことはできません。 83: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 84: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 資源として有償で引き取られるけれども,市の経費のそれを上回るということですね。  では,プラスチックごみ収集について全体の経費は概算でどのくらいと考えていますか。 85: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 86: ◯ 環境部長(門井 淳君) 数億円単位と見込んでおります。 87: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 88: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 新しい事業を導入するに当たり,とても予算がかかるということが分かりました。予算の細かい点については予算特別委員会で伺いますが,利用できる補助金などがありましたら教えてください。 89: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 90: ◯ 環境部長(門井 淳君) 東京都のプラ製容器包装等・再資源化支援事業を活用する予定でございます。 91: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 92: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 本年度までプラスチック類ごみの分別収集を行っていなかったのは,多摩26市の中であきる野市,稲城市,狛江市の3市のみでした。容器プラスチックと製品プラスチックを回収している市は8市で,そのほか多くの市は,容器包装プラスチックのみの回収を続けていますが,プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律では,製品プラスチックの回収を始めることが国より自治体の努力義務とされています。同法では,企業にもプラスチック使用削減計画などが課せられています。  また,プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律に基づく再商品化の方法として,狛江市は今回,容器包装リサイクル法に規定する指定法人に委託をして資源化を行う計画を進めておりますが,国が示した資源化・再商品化のもう1つの方法として,市区町村が単独でまたは共同して再商品化計画を作成し国の認定を受けることで,認定再商品化計画に基づいて再商品化実施者と連携して再商品化を行う方法が示されています。  この認定再商品化計画に基づくリサイクルの概要としては,市区町村が自ら再商品化計画を策定して国の認定を受けることで,容器包装リサイクル法で規定された法人からプラスチック製容器包装の再商品化費用が受け取られることが可能になるほか,この計画に基づき直接再商品化実施者に委託することで,選別保管などの中間処理を省略が可能となる方法です。中間処理というプロセスが省略でき,再商品化計画に自治体の意思を反映できる点で大変優れた方法であり,国も推奨したいと言っています。ただし回収したパッカー車でそのまま運び込める事業者の存在が必要となります。  国の環境省が令和3年度に実施した,プラスチック分別回収等に関する市町村へのアンケート結果によると,回答した1,455団体の自治体の中で,認定再商品化計画に基づくリサイクルを検討していると回答した自治体は3団体のみでした。認定再商品化計画を検討している事業者につきましては,現時点において公表できる情報はないとのことです。  現在,リサイクル協会を通して処理されるプラスチックは,最終的には燃料としてリサイクルされる割合が一番多いということですし,中間処理という作業工程が省略されることは大変優れた方法ではありますが,再商品化計画を選択したいと思ってもまだまだ事業者が見当たらない現状です。  組成分析を行える高性能分別器という高度なシステム導入により,現状,燃料として再商品化されることが多いプラスチック類ごみがプラスチック製品へ再商品化が可能となること,また国の補助金が利用できることで,取り入れる事業者は今後急増するのではないかと見られています。狛江市としても今後の状況を注視し,情報収集されることをお願いします。また前定例会でも提案いたしましたが,プラスチック製品を分別収集することでプラスチックの再利用が可能になるよう,国において,企業に成分規制を検討することも継続して訴えていただきますようお願いいたします。  では次に,プラスチック類ごみの分別収集開始についてあげられた市民の疑問と意見を伺います。6月末から7月初旬の5回と,10月に6回行われた市民への説明会の参加人数を教えてください。 93: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 94: ◯ 環境部長(門井 淳君) 6月末からの素案の説明会の参加者数は5回で20名となります。また10月の分別収集開始の説明会の参加者数は,6回で134名となります。 95: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 96: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 説明会で出された意見や要望はホームページで確認できますが,どのような内容が多かったでしょうか。 97: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 98: ◯ 環境部長(門井 淳君) 10月の分別収集開始の説明会でいただいた意見は104件ございました。  内訳は,開始時期についてが3件,対象となるプラスチックの種類や出し方についてが24件,収集頻度についてが3件,指定収集袋の種類・デザインについてが16件,指定収集袋の価格についてが3件,そのほかが55件となってございます。  主な質問といたしましては,プラスチック類ごみの対象となるもの,収集したプラスチック類ごみをどうするのかなどでございました。 99: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 100: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 私が会場で直接伺いましたのは,プラスチックごみの収集について賛成をしているが実施までの期間が短く,認知が進んでいないということでした。それも含めて,それらの意見・要望に対する市の考え,対策を教えてください。 101: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 102: ◯ 環境部長(門井 淳君) 市民の皆様の理解が深まるよう,分別方法の案内などについて冊子や動画などにより行ってまいります。 103: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 104: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 6月末からの説明会はまだ参加者が少なかったようで,市民のプラスチック類ごみの分別収集開始の周知度は低かったかもしれませんが,10月の説明会前には全戸にプラスチック類ごみの分別収集開始のチラシが配布され,関心も高まったかと思います。ごみの収集は市民生活に直結しているので,理解が広がるよう議員としても発信をしていきたいと思っております。  出張説明会の実施について教えてください。 105: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 106: ◯ 環境部長(門井 淳君) 町会・自治会・集合住宅管理組合等の団体を対象に実施しているところでございます。11月30日の段階では,多摩川住宅二号棟管理組合と狛江団地自治会,元和泉2・3丁目町会の3団体に対して実施しているところでございます。 107: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 108: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 自治会などには案内を送っており,出張説明会は小人数で細かい疑問にもお答えできる形態で行っていきたいということでした。ぜひ市民の皆様は説明をしてもらってください。  説明会で伺うようなことかと思いますが,プラスチック類はかさばるので,はさみなどで切って小さくして出すことを続けてもよいのでしょうか。 109: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 110: ◯ 環境部長(門井 淳君) 圧縮梱包する都合上,切断する場合は名刺サイズまでとするようお願いをしているところでございます。 111: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 112: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) あまり小さいと,ベール化したときにでもぽろぽろ落ちてきてしまうということでした。  市民は真面目で細かいことも気をつけたいと思われる方も多いです。そこで,プラスチック類ごみの分別収集に際し,市民が留意すべき点はどのようなことでしょうか。 113: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 114: ◯ 環境部長(門井 淳君) 50センチメートル未満のきれいなプラスチックが分別収集の対象となります。きれいとは,汚れや臭いがなく衛生的なものでございます。きれいにするには軽く水ですすいで汚れを落とすようお願いをいたします。  なお,きれいな状態にするのにお湯や洗剤を使用しますと,炭素を発生させ環境負荷を増加させることになることから,お湯や洗剤を使用しないようお願いいたします。また,汚れがあるものを混入いたしますと,きれいなプラスチックを汚し可燃ごみとして焼却することとなりますので,適正な分別をお願いいたします。 115: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 116: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 先日テレビで,「それって本当にエコ?問われる環境効果」という番組を見ました。CO2の削減の観点で考えると,マイバックは50回から150回使用しなければレジ袋よりエコとは言えないなど,製品の製造から輸送に係る環境負荷を考える必要があることが話されていました。プラスチック類ごみの分別収集も資源化が目的なので,資源化できない状況のものは収集袋に入れない。このことを徹底しましょう。  では最後に,今後の市民への広報について教えてください。 117: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 118: ◯ 環境部長(門井 淳君) 分別動画の配信を2月までに,ごみ分別辞典の戸別配布を2月に,ごみ・リサイクルカレンダーの配布を3月に予定しているところでございます。このほかに自治会・町会などで,申込みのあった団体への出張説明会を実施してまいります。 119: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 120: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 来年4月からプラスチック類ごみの分別収集が始まります。広く市民に分別収集が浸透するには時間がかかるかもしれませんが,プラスチック類ごみの資源化に向け今後も施策を推進していただきたく,広く市民への周知をお願いし2問目の質問を終わります。  最後に,特色のある公園づくりについて質問いたします。  小規模公園の機能再編と再整備が推進されるということです。前回,第3回定例会での令和3年度決算特別委員会,都市公園維持管理費への個別質疑で,公園の遊具撤去や新規設置における市民の声を聞き取ることについて,QRコードつきの貼り紙をすることを提案いたしました。これは,公園を利用している小さいお子さんを持つ保護者からいただいた御意見でした。この10月の終わりから,市内の全公園で公園利用に関するアンケート調査のウェブアンケートの立札が立ちました。市民の声への迅速な対応に,保護者から評価の声があることをまず述べさせていただきます。11月16日に,毎年提出しております生活クラブ運動グループ・狛江地域協議会からの来年度予算へ要望書を市長にお渡しし,その際参加されたメンバーからも,市長に直接この対応についての賞賛がありました。  狛江市の公園については,緑の保全の観点からも,子育て環境整備からも老若男女問わず広い世代からの御意見が寄せられています。幅広い市民の声を直接聞き取ることができるよう,今後も様々な方法を取り入れていただくようお願いをいたします。  そこでまず,11月末まで行っていた市内の公園利用に関するウェブアンケート調査の目的について伺います。 121: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 122: ◯ 環境部長(門井 淳君) 現在市では管理している都市公園の遊具について,安心・安全な都市公園の利用,将来の更新にかかる費用の縮減や平準化を図ることによる効率的な維持管理や更新を目的として,公園施設長寿命化計画を策定しているところでございます。  ウェブによるアンケート調査は,この計画の策定に当たり,公園を利用する市民の皆様の利用状況や公園に対する御意見等を把握するために実施したものでございます。 123: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 124: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) アンケートの実施期間は11月の初めから昨日11月30日までで,狛江市の77か所の全公園で実施と認識しておりますが,御答弁できる時点でどのくらいの戻りがありましたか。 125: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 126: ◯ 環境部長(門井 淳君) 11月28日末時点での回答数になりますが,531件の回答をいただいております。 127: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 128: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 公園を訪れた対象者の人数に対しての回答者の割合など分からない部分も多いですが,例えば,無作為抽出で対象者に郵送するアンケートよりは利用者の意見反映には有効と考えます。これから結果が出され分析されるのだと思いますが,人気のある遊具や回答が多かった公園が明らかになることが期待されます。アンケート分析結果が地域住民などと共有されるようお願いをいたします。他自治体の議員からもよい方法との声が届いております。経費も確認した上でですが,今後このアンケート方法の活用が進むのではないでしょうか。  それでは,公園施設長寿命化計画へのアンケート調査の結果の反映についてはどのように行うのか,伺います。 129: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 130: ◯ 環境部長(門井 淳君) アンケート結果につきましては,公園の利用状況などを公園施設長寿命化計画に反映していくとともに,今後,公園の機能再編や再整備を行っていくに当たっての基礎資料としても活用してまいります。 131: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 132: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 公園施設長寿命化計画とは,国土交通省の地域住民の意見を反映する公園づくりが大事との記述もあり,狛江市は10年間で実施する計画となっております。  今後,長寿命化計画に基づいた更新や機能再編,再整備を行うに当たり,多くの市民の声を反映させていただきたいと考えますが,そのような取組についてはいかがでしょうか。 133: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 134: ◯ 環境部長(門井 淳君) 公園施設長寿命化計画に基づく更新や機能再編や再整備に当たっては,アンケートの活用に加え,狛江市緑の基本計画で設定した北部,中部,南部の3つの地区ごとにワークショップなどの市民参加の場をつくり,子供や若者,子育て世代,高齢者など多くの市民の声を反映できるように取り組んでいきたいと考えております。 135: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 136: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 北部,中部,南部の3つの地区ごとに市民参加の場をつくり,多世代の声を聞き取るとの御答弁でした。ワークショップが開かれることを期待いたしております。  緑の基本計画,今後の施策として,「身近な公園の魅力を高めよう」の中で小規模公園の機能再編,再整備の推進を掲げられており,目標年次は2029年です。これについては今後どのように進める計画でしょうか。 137: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 138: ◯ 環境部長(門井 淳君) 既存施設の遊具の更新を行うに当たりましては,同じ機能を持った同等の遊具に更新していくことが前提でございましたが,機能再編や再整備では,アンケートや市民参加の場などでいただいた声から地域特性や住民のニーズなどを分析し,遊具の選定に反映させていくことで,公園一つ一つに特色を持たせ,利用者が目的に応じて選べる公園づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 139: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。
    140: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 本当にそのように市民が意見を出し合い,特色ある公園がつくられることを願います。利用者も推移していくので,つくったら終わりではなく,地域や利用者が公園の主体となって関わり続けられるようなシステムをつくっていただきたいと思います。  前原トンボ池公園の設計には,市内のどこに住んでいても参加することが生活者ネットワークの提案で保障されました。現在でも前原公園の管理団体は,愛着を持って公園づくりに励んでくださっています。  11月15日の朝日新聞で,関東学院大学准教授,景観設計家の中津秀幸さんが,「住宅地の小さな公園 住民中心に再生の議論を」という提案をされています。「生活エリアの公園の蘇生」について,「自治体の支援・管理のもと住民が公園の清掃や花壇の整備などを担っている住民組織を中心に考えてもらい,合意形成ができた場合は自治体は公園の改造を簡易に認めるようにする」ということです。「自分たちで話し合って改造した公園には愛着や誇りもうまれるだろう。子どもたちの意見が採用されれば,多世代の間に信頼関係も深まる。公園は公共空間である。そのありようは子どもを含む地域の利用者たちが考えるべきで,出てきた提案を検討して実現するのが行政の役割」とのことです。今後必要な視点として,ぜひ検討してください。  私たち生活者ネットワークはこの8月から10月にかけて,市内で利用が多い公園や広場8か所で,幼児を遊ばせている方が利用するお昼前と,下校後,小学生が遊ぶ時間帯に利用者への聞き取り調査を行いました。  前原公園やたこ山公園,平川戸公園など,面白い遊具は人気ですが,遊具などがないえきまえ広場やぽかぽか広場も,走り回れたり,視界を遮る物がないので,幼児を自由に遊ばせても目が行き届くなど,貴重な遊び場だという意見が多く聞かれました。  幼児の保護者は,公園にある遊具や特徴をホームページなどで検索して調べ,子供の様子で公園や広場をはしごしているとの意見も複数聞きました。狛江市は小さい公園が多く,ブランコやアスレチックの設置が少ないので,探し出して行かなければならないようです。  小さい公園が多く,遊具も滑り台や砂場に限られていることについての改善希望が多く聞かれました。ウェブアンケートでも,そのような意見があるのではないでしょうか。  昨年,狛江市は1人当たりの公園面積が市部で最も少なく,23区を入れると豊島区,中野区に次いで下から3番目であることを議会で指摘させていただきました。改善の検討を求めましたが,本年4月のデータでも,公園数が増えたものの人口も微増しているので,順位は同じでした。  そこで伺います。えきまえ広場やぽかぽか広場は,子供を遊ばせるにもくつろぐにも人気がありますが,公園面積に含まれていますか。 141: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 142: ◯ 環境部長(門井 淳君) えきまえ広場やぽかぽか広場は都市公園法に基づく公園ではないことから,公園面積には含まれてございません。 143: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 144: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 1人当たりの公園面積が少ないことの対策はどのように考えていますか。 145: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 146: ◯ 環境部長(門井 淳君) 令和2年3月に策定した狛江市緑の基本計画では,1人当たりの公園面積について,平成30年,2018年度の1.50平方メートルを令和11年,2029年度に1.61平方メートル以上とする目標を掲げております。なお,令和2年4月以降に新たに4つの公園を開園したところでございます。 147: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 148: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 令和2年4月1日のデータで,1人当たりの公園面積は,東京都区部平均が4.35平方メートル,市部の平均では7.64平方メートル,東京都全体平均で5.37平方メートルです。現在,狛江は1.50平方メートル。真剣に改善政策をお願いします。まずは緑の基本計画の1.61平方メートル実現のための施策を市民に示していただきたいと思います。  宅地化により,農地がどんどん減っています。緑の保全とあわせて,子供・若者の遊び場としての公園や広場,運動広場を望む声は根強いことは十分承知されていることと思います。生産緑地がどんどん宅地化されていますが,営農が続けられず手放すことを決めた段階で農業委員会に報告があると伺いました。市が積極的に買い取って,公園や市民農園にしてほしいという声もたくさん届いています。  そこで公園を整備していく流れを教えてください。 149: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 150: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市が公園を整備していく際には,整備していくための計画に基づいて実施をしているところでございます。市は,位置づけもなく生産緑地を買収,公園を整備していくことは難しいと考えているところでございます。  都市計画公園の整備の進め方として,駒井公園を例に説明をいたします。駒井公園は,生産緑地の営農者とも話合いを行い,平成27年に主に生産緑地に重複した形で都市計画公園の指定を行いました。整備を実施していくに当たっては事業認可の手続が必要となり,令和4年2月に事業認可を取得し,整備を進めるための用地取得を始めているところでございます。  今後の都市計画公園の整備については,12月に改定予定の都市計画マスタープランでは,生産緑地の営農者からヒアリングした結果を踏まえ,将来的に公共的空地として維持していくことが望ましいと考えられる生産緑地の検討結果を示しており,それに基づき,都市計画公園の整備推進計画を農業委員会や環境部とも連携をしながら,都市計画公園の指定を検討していきたいと考えているところでございます。  公園整備には土地所有者との調整や大きな費用がかかるため,容易に進められるものではありませんが,1人当たりの公園面積が小さい狛江市において,レクリエーション機能や防災機能等を確保していくことは重要であり,またゼロカーボンシティの推進にも関連すると考えますので,検討を続けていきたいと考えているところでございます。 151: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 152: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 古墳公園の整備が続いたことは市民にとっても喜ばしいことですが,子供たちが走り回れる規模の新設の公園は,駒井公園に続くものがなかなか現れません。以前の未来戦略会議でも取り上げられていましたが,積極的な緑地保全として公園の都市計画を進めてくださるよう強く要望いたします。  ところで既存の公園の維持管理として確認させていただきますが,公園のベンチの管理補修はどのように進められますか。野川緑地公園のベンチなど,更新などの管理はどのような体制で行われていますか。 153: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 154: ◯ 環境部長(門井 淳君) 野川緑地公園を含む公園のベンチにつきましては,1年に1回,公園施設製品安全管理士及び公園施設製品整備技士の資格を有する者と補助作業員の2名以上を1組として行う保守点検や,市職員による巡回時に機能や安全性に問題がないか確認を行い,必要に応じて修繕や交換を行っているところでございます。 155: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 156: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 市内の歩道や公園にベンチが整備され,利用されている方をよく見かけております。修繕管理されたものや更新されたベンチは利用も多いですが,老朽化したものは使用されず危険でもありますので,更新などの対応をお願いいたします。  次に,公園で様々な方から御意見を聞いていて気づいたのですが,例えば,元気に遊んでいる小学生の声や,ふざけて投げてしまったものが近隣住宅に迷惑をかけてしまう。住宅地の中ではありがちなことかもしれませんが,双方,相手への不満が募り,市に苦情として訴え,禁止事項が増えてしまいます。仕方がないことかもしれませんが,トラブルとなる前に対策が考えられないでしょうか。  この観点から,公園を利用する子供や地域住民の声を聞き,より魅力のある公園とすることができると思いますが,そのような取組は行われていますか。 157: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 158: ◯ 環境部長(門井 淳君) さきの答弁と重複いたしますが,公園施設長寿命化計画の策定に当たりましては,市民の皆様の公園の利用状況や公園に対する御意見を把握することを目的として,11月1日から11月30日までの期間でウェブアンケートを実施したところでございます。  また,今後は公園施設長寿命化計画に沿って遊具を更新してまいりますが,その際には,遊具に対するアンケートなどにより,御意見や御要望を把握しながら行ってまいりたいと考えております。 159: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 160: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 特色ある公園づくりについての質問でも述べましたが,日頃から,個々の公園について利用者や地域住民が話し合える場を定期的に開き,市も交えて子供も意見を言い,近隣住民の声も聞いて,ではどうするか。みんなで考えてやってみる。そのような市民による公園の運営が望まれます。  駒井公園など新設の公園がつくられるときはもちろんのこと,ボール遊びができる公園・広場などは,地域住民やその地域の子供,若者だけでなく,誰でも自由参加できるようにしていただきたい。そして,都市計画決定させていくことにも市民意見は聞いていただきたいことをお願いいたします。  最後に,和泉多摩川緑地都立公園化について伺います。和泉多摩川緑地の都立公園化についての東京都との協議の進捗状況を教えてください。狛江市の公園面積の拡大に大きく関わる案件です。動きが見えず,水道局用地や社宅の土地を期間限定でも何とか活用させてもらえないかと思う市民が大勢います。いかがでしょうか。 161: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 162: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都の水道局,建設局及び都市整備局とは年に数回訪問をし,都立公園誘致に向けた情報共有を行っております。  また,建設局から担当者同士で勉強会をしていくことの提案があり,11月に建設局の担当者が狛江市に来て和泉多摩川緑地周辺の現地見学をし,その後,市役所にて勉強会として情報共有を行ったところでございます。その中で,重点化する公園には他事業等との連携により一体的な整備ができる等の評価項目があること,現状が緑地でない場所を緑地から公園に整備する場合は,他の事業とあわせて区域を整理すること,公園を整備するに当たっては再開発事業等で,事業者に地域貢献として公園を整備してもらうことが考えられるなどの意見交換を行いました。  今後も東京都と狛江市の担当者同士で情報共有,課題共有する機会を設け,都市計画の課題解決等ができればと考えているところでございます。 163: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 164: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 狛江市として,都立公園化のために何をアピールしていく計画でしょうか。  防災・災害時活用への考え方,和泉多摩川駅周辺開発,多摩川利活用との連携など現状考えられる方向性がありましたら教えてください。 165: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 166: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 和泉多摩川緑地を都立公園として整備する意義として,和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想において,多様な交流ができるスポーツ・レクリエーション空間の確保,多摩川の景観軸の拠点形成と環境保全機能の向上,首都直下地震等に備える広域防災機能の確保を掲げております。  また,12月に改定予定の都市計画マスタープランにおいて,公園まちづくり推進エリアというエリアを設定し,都立公園誘致に向け,都市計画上の課題の整理,適切な土地利用の検討,公園を中心とした周辺のまちづくりの在り方の検討等を東京都と情報を共有し推進するエリアとしているところでございます。  未来戦略会議から示された未来デザインノートや,環境部において検討を行っているかわまちづくりとも連携をし,今後も関係機関と協議をしてまいりたいと考えているところでございます。 167: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 168: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 和泉多摩川緑地の都立公園化のテーマの中で,特に防災機能については,狛江市だけの願望ではなくこの地域全体のために必要な機能ですので,近隣の自治体,世田谷区,調布市,三鷹市など都内26市の話合いの場も必要かと思います。  こちらに対して,話合いによる東京都への訴えの可能性はないのでしょうか。 169: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 170: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 立地適正化計画の策定に当たりまして,調布市,府中市とも3市意見交換会を行った際に,主な議論は立地適正化計画の策定状況と多摩川流域における防災まちづくりの考え方についてでございましたが,狛江市では和泉多摩川緑地への都立公園誘致を推進しており,狛江市のみならず,広域的な防災機能強化にもつながると考えていることを説明させていただいたところでございます。  近隣自治体との連携は重要と考えますので,近隣市にも和泉多摩川緑地への都立公園誘致の重要性を理解してもらえるように,立地適正化計画等について近隣市と意見交換をする場では説明をしていきたいと考えているところでございます。 171: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 2番松崎議員。 172: ◯ 2 番(松崎 淑子議員) 都立公園化に向けて,地道な申入れや活動を続けていただいていることがよく分かりました。  多摩川の景観に恵まれ,小田急線和泉多摩川駅や都心と郊外を結ぶ幹線道路である世田谷通りにも近く災害時の活用も考えられる立地条件を生かし,何とか狛江市の公園として,狛江市民のみならず近隣他市の憩いの場となるように積極的に精力的に実現を働きかけていただくことを要望し,全ての質問を終わります。 173: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午前10時08分 休憩     午前10時30分 開議 174: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  7番吉野芳子議員。 175: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは通告に従いまして,2問質問いたします。  1問目は,共生できる超高齢社会を目指してです。  高齢者は増えているのに高齢者ケアを担う介護業界の経営は悪化しています。有料老人ホームや,訪問介護など介護サービス事業者の倒産が相次ぎ,東京商工リサーチによると2022年の1月から9月の倒産は100件で,このペースだと過去最高だった2020年の118件を超えるのかもしれません。  2000年に介護保険制度がスタートして20年を超えました。この10年くらいの間で在宅の患者や要介護者のケアより,むしろ同居している家族への対応に苦労しているという医療・介護関係者がとても多くなっていると指摘する専門家もおります。  毎日の介護で思い詰めて介護うつのような状態になってしまったり,もともと人格的に問題があったり,長年ひきこもっていた中高年者が親の介護で介護者などの出入りがあり混乱してしまうケースなど,応困難なケースは多種多様です。  1970年代に整備され東洋一と言われた高島平団地の自治会長の1人は,年々ひとり暮らしの高齢者が目立ってきている。コロナ禍もあって家に籠もる人も多くなってそのまま孤独死する人もいると現状を伝えています。前人未到の超高齢社会の中で共生していくためにはどんな方法があるのかを現実を踏まえて模索していくことが重要です。  まず簡単にできる健康づくりについて考察してみたいと思います。  ウオーキングは誰でも手軽にできる運動です。ほかのスポーツや運動に比べると道具も要らず,場所も選ばず,1人でもできお金もかかりません。その上健康効果も高いということです。  鎌田實先生は,48年前脳卒中の多発地域だった長野県で健康づくりを始めたとき,歩くことを大切な柱としたとのことです。ウオーキングについての市の認識はどのようなものでしょうか。また,健康づくりとしてのウオーキングの位置づけについても伺います。 176: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 177: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ウオーキングとは,健康推進や生活習慣病の予防のための運動として歩き方や運動強度,頻度や時間を考慮して歩く活動のことを指します。ウオーキング自体障がいが生じる危険度も少なく年齢や性別を問わずに行える運動であり,これから運動を開始するという方でも抵抗感なく継続して取り組みやすい運動の一つとして認識しているところでございます。  ウオーキングの効果等につきましては,骨粗鬆症の予防のほか,血中脂質や血糖値・血圧の状態の改善,心肺機能の維持改善などに効果があるとされております。  また,ウオーキングには快感ホルモンの分泌を促し,精神的な緊張や抑うつ,敵意,疲労,混乱などのマイナスの感情は低下し,プラスの感情である活力が上昇するという感情への効果も報告されているところでございます。脳の血行も良くなり脳の活性化が促されることで認知症のリスクを低減させるという報告もありますので,心身機能の維持改善に非常に有効な運動であると位置づけているところでございます。 178: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 179: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,鎌田實先生のスタートアップ速遅歩きという方法についてと,その市の考えについて伺います。 180: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 181: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今御案内いただきましたスタートアップ速遅歩きは,インターバル速歩とも言われており,さっさか歩きとゆっくり歩きを数分間ずつ交互に繰り返すウオーキング法でございます。  歩行速度と持久力の向上のためには,太ももの筋力増強が必要であり,筋力・筋持久力の向上には,マシントレーニングをウオーキングに加えて行うことが有効であることが示されております。  しかし,マシントレーニングには施設や指導スタッフが必要となることから,誰でもどこでも簡単に継続できる運動として考え出されたものがインターバル速歩でございます。  インターバル速歩の健康効果につきましては,体力の向上及び生活習慣病や気分障がい,睡眠の質,認知機能,関節痛,骨粗鬆症の改善,熱中症の予防などが見込まれると言われております。  また,加齢による筋肉量の減少,筋肉低下が見込まれるサルコペニアについては,活動力の低下,体力の低下を引き起こしフレイルの要因となりますが,在宅でも取り組むこともできるインターバル速歩につきましては,サルコペニアやフレイルの予防・改善を図る有効なトレーニングであると認識しているところでございます。 182: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 183: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 笹川スポーツ財団の調査によると,2020年のウオーキング実率年1回以上は47.5%,推計で実施人口は4,913万人で,1996年の調査と比較すると倍増していることが分かります。  鎌田實先生は,ほかの調査をみると,ウオーキングをしたことはあるが,今はやっていないという人が20%ぐらいだということです。幾ら手軽にできる運動でも仕事が忙しい,雨の日が続いたなどちょっとしたきっかけでやめてしまう人も結構いると述べております。ウオーキングをしていない人も生活の動作で4,000歩から5,000歩を歩いている人が多いので,あと5分効果的に歩く方法がこのスタートアップ速遅歩きなのだそうです。  ウオーキングをより重要視した市としての取組を求めますが,市の見解を伺います。 184: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 185: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ウオーキングにつきましては,体力の向上,生活習慣病の予防,心身における様々な症状の改善に有効であることから,以前から重要視しウオーキングを対象としたイベント事業等を行っているところでございます。  直近の事業といたしましては,健康推進課の所管しております狛江市ウオーキングマップを活用した狛江ちゃきちゃき健康ポイント事業,高齢障がい課が所管しております高齢者等生きがいポイント事業,通所型サービスBウオーキング講座,社会教育課が所管しておりますシニア向け健康づくり運動講座,秋の健康ウオーキングなどを行っているところでございます。 186: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 187: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 理想は1日1万歩と言われているけれども,8,000歩以上になると身体的な効果の伸びはフラットになるそうです。  先ほどの鎌田實先生によると,歩きたい人は1万2,000歩までにしておくこと,それを超えると膝や腰に負担になると指摘されているのも印象に残り,頑張り過ぎないこと,真面目過ぎないことというのも大事なのかなというふうに感じました。  朝晩肌寒くなると特に手足の冷えを感じる人は少なくないと思います。若い人にも多いと思われますが,加齢によって体温は低下し冷えやすくなります。温活についての市の見解を伺います。 188: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 189: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 体が冷えて体温が低下することで様々な体調不良が起こりやすくなると言われております。体調不良を防ぐためには自ら体調体温管理を行い,冷えを防ぐことが必要で,基礎体温を上げる温活が注目されております。温活とは体を温めて基礎体温を上げ体調不良などを改善することを言いますが,エアコンやストーブといった外からの力に頼らずに自らの力で体を温めるものでございます。冷えを引き起こす原因の一つとして筋肉量が関係しており,筋肉量が少ないと体内で熱が作られにくくなるため冷えを感じやすくなり,筋肉量が増えれば増えるほど体温は上がるとされております。
     このことからも日常生活の中に軽い運動を取り入れて,筋肉量を増やすことが必要と考えております。特に筋肉量の7割は下半身に集中しているため,ウオーキングなどで下半身を鍛えることが有効とされております。また,その他冷えを引き起こす原因として生活習慣も影響すると言われており,入浴の方法,空調の使用方法,運動不足,食生活,ストレス,睡眠不足,不良姿勢など日常の生活習慣を見直すことも重要とされております。  このように体温の低下は心身の健康に密接に関係していることから,温活は非常に有効な活動の一つであると認識しております。 190: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 191: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 神奈川歯科大学大学院統合医療学講座の川嶋朗特任教授は,65年前の日本人の平均体温は36.89度,4割の人が37度以上だったという経験があるということでおっしゃっております。37度これが平熱だったというふうに述べております。  今では35度台の人も珍しくないと考えると,平熱が1度近く下がっているということは,大変衝撃的です。市の所感を伺います。 192: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 193: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 人の体温につきましては,乳幼児では平均37度台と高めでございますが,年齢が上がるごとに少しずつ下がり続けて10歳くらいで一定の値に落ち着き,高齢になると再び低下するとされております。実際に50歳以下の人と65歳以上の高齢者に分けて計測した報告によりますと,50歳以下の平均が36.9度プラスマイナス0.3度の誤差でございます。それなどに対して高齢者では36.7度プラスマイナス0.4度の大きさでございますが,高齢者は50歳以下の人より平均値で0.2度低い値を示しております。  体温が上がると血流の流れがよく免疫力が高まりますが,体温が下がると血流が悪くなり,免疫力も低下しウイルスや細菌に負けて発病しやすくなります。  また,低体温の原因の9割は筋肉量の低下と考えられており,65年前と今では日本人の体温の平均は1度近く下がっていると言われております。その理由の一つとして,ライフスタイルの変化による運動不足が挙げられます。家事を一つとっても,65年前は全て手作業で掃除,洗濯,料理などを行い,その上で畑仕事をするなど日常的な運動量が大変多い状況でございました。それに比べて現代の生活では,乗り物や家電の充実によって日常生活における運動量は低下傾向にございます。このことからも,免疫力を高めるためにも運動量を増やすことで筋肉量を維持増強し,平熱の低下を招かないような取組を行うことは重要であると考えております。 194: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 195: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) この体温低下の背景というのが便利な生活にあるというのも皮肉ですけれども,冷蔵庫の普及で冷たい飲食物がいつでもとれ,過度な必要以上のエアコン使用で体温調節能力が低くなり,ストレスの多過ぎる生活に加えて必要以上に自動車やエレベーターを利用している。このことによって運動不足こういったことが起こっているということでございます。現代の恩恵と表裏一体といったことが原因と言えそうです。  厚生労働省の2019年の国民生活基礎調査によると,手足が冷える状況にある人は1,000人当たり23人ですが,75歳以上に限定すると69人に増えます。シニア世代に対して体温や血流の改善を図るための取組を推進すべきではないでしょうか。 196: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 197: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 先ほど答弁申し上げましたけれども,体温の低下を招かないようにするためには筋肉量を維持増強することが重要となります。筋肉量が少なくなると体温が下がり,体温が1度下がることで基礎代謝が10%から20%下がってしまいます。基礎代謝が落ちればエネルギーが消費されにくくなり,内臓脂肪が増加し,がんや高血圧,糖尿病の原因となることが解明されております。また,免疫力についても30%下がり,ウイルスや紫外線・がんなど体が日常さらされている攻撃に対処する機能が働きにくくなり,影響を受けやすくなるとされております。  このように加齢とともに基礎代謝は落ちていきますので,筋肉量を増やすことはあらゆる病気対策として重要であると考えております。また,体温が下がることで血液の流れが滞り,栄養も酸素も行き渡らなくなります。そこに老廃物がたまりますと,これによって病気や老化が進行することにもつながってしまいます。  市といたしましても体温や血流の改善を図るための取組として,シニア世代にでも気軽に取り組むことのできるウオーキングや温活のような取組を推進することは重要であると考えております。 198: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 199: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 本当に大変分かりやすい御答弁でした。ありがとうございます。  体温1度下がると基礎代謝が10%から20%下がって,免疫力も30%下がるというようなことを御答弁いただきました。答弁からまた新たに学ぶことができました。ありがとうございます。  温活に取り組むなら,これも具体的なのですけれども,例えば運動は生活の中で少し負荷をかけて行う。全身浴は40度ぐらいのぬる目の湯でゆっくり浸かる。睡眠時には湯たんぽや靴下を利用,そして衣服は手首・足首・首,こういった3首というのを冷やさない工夫や,腹巻きや保温性の高い下着を着用。食事は体を冷やさないものをとるなど,日常生活で無理なくできることを自分なりに実行して長く続けていくのがいいと思いました。今日から早速どれか1つやってみるのもいいのではないかと思います。  続いて,質問をいたします。  社会福祉協議会が見守りから死後の手続までを切れ目なくサポートする事業に着手する動きが広がっております。市ではどう考えているのでしょうか。 200: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 201: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者の死によって派生する御遺体や遺品の引取り,葬儀,相続等は,かつては遺された家族・親族が担っておりました。しかしながら,少子化による家族の減少,家族関係の希薄化,社会的孤立・孤独等が社会的に問題となるに伴い,生前から死後の諸問題の処し方を自分で決め家族以外の第三者に事務を委ねるニーズがある一方で,民間の事業者による身元保証等高齢者サポート事業については,近年社会を騒がせるような大きな事件も発生しております。  そのため,身近な地域の社会福祉協議会等において,地域の力を活用して高齢者が安心して生活が送れるよう身元保証,見守り,生活支援,死後事務委任などの切れ目のないサービスを提供するニーズが高まっていることにつきましては承知しているところでございます。  見守りから死後の手続までの切れ目なくサポートする事業につきましては,福岡市社会福祉協議会,足立区社会福祉協議会など,様々な社会福祉協議会において独自事業として実施されており,このような事業は地域共生社会の実現に向けた包括的な支援体制の構築にとって大変重要な取組であると認識しております。 202: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 203: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,現在実施されている支援や事業の内容,利用方法について伺います。 204: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 205: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在,狛江市社会福祉協議会におきましては,見守りから死後の手続までの切れ目なくサポートする事業については実施しておりませんが,現在社会福祉協議会では令和5年度末の地域福祉活動計画の改定に向けまして,事業の在り方検討委員会及びテーマ別の作業部会を設置し,作業部会の1つで重層的な見守り支援と身元保証というテーマで,社会福祉協議会の独自事業として見守りから死後の手続まで切れ目なくサポートする事業の実施に向けた検討を行っているところでございます。 206: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 207: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 墨田区の社会福祉協議会が始めたすみだあんしんサービスは定期的な自宅訪問と電話での安否確認を基本に,入退院支援などのオプションもある見守り,本人に代わり財産や生活を守る任意後見,最後の迎え方についての宣言作成や,埋葬,家財処理などの死後の事務手続をサポートするエンディングという,この3段階で高齢者以外も利用できるそうです。  利用者は契約時に契約支援料3万円,預り金として150万円を支払います。オプションは別途利用料金となるそうです。御答弁にあった自治体のほかには品川区,名古屋市などの支援内容はそれぞれですが,終活サポートというのは広がっています。狛江市でもこういった検討を行っているということでしたので,進めていっていただきたいと思います。  今年9月15日の時点で,都内の65歳以上の推計人口は312万人と過去最高を更新しました。元気なうちに将来に備える重要性について,市の見解を伺います。 208: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 209: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 元気なうちに将来に備えることは,御本人の意思を尊重し,御本人が自分らしい生活を維持するために重要であると認識しています。  そのための制度の一つが任意後見制度でございます。任意後見制度は,本人の能力が減退する前に能力が減退した際の任意後見人と任意後見事務をあらかじめ自己決定して,自由な契約により定めておく制度でございますが,能力が減退した後には,家庭裁判所が選任する任意後見監督人という公的な保護も受けられる従来の任意代理に監督という機能を付加した超高齢化社会には不可欠な制度でございます。  もっとも,任意後見契約が開始されるまで,そして,お亡くなりになった後も含めて高齢者に対しても切れ目のない支援を行うためには,任意後見契約が開始するまでに継続的な見守り契約や財産管理等委任契約,また,お亡くなりになった後については,死後事務委任契約等の任意後見契約を補完する契約が必要となります。  そのため,任意後見制度の利用促進に当たりましては,先ほど答弁申し上げました狛江市社会福祉協議会が検討しております新たな事業と,任意後見制度等をうまく組み合わせて御利用いただくことなどによりまして,市民が自分らしい生活を維持できるよう,市といたしましても,狛江市社会福祉協議会の新たな事業の実施に向けて支援を行ってまいりたいと考えております。 210: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 211: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 続いて質問いたします。  警視庁によると,2010年に全国の警察に届けられた現金の拾得物は141億円,翌年の2011年は189億円と急増しましたが,東日本大震災の津波で金庫などが流されたためと見られております。2012年は156億円と減少しましたが,その後は増加傾向が続き2019年には過去最多の197億円となりました。新型コロナウイルスによる外出自粛期間が長かった2020年ですら177億円となり,10年前を36億円上回っております。  現金の落とし物の背景の一つがひとり暮らしの高齢者の方のたんす貯金と考えられております。  市の認識を伺います。 212: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 213: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ひとり暮らしの高齢者のたんす預金も含めまして,金融機関において出入金の手続がうまくできない,預金通帳やキャッシュカードを頻繁に紛失してしまう,公共料金の支払いができない等,お金に関する支援を必要とする高齢者は現在増加傾向にあると実感しているところでございます。 214: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 215: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) ちなみに,近年はクレジットカードや電子マネーの普及で,キャッシュレス決済が増えております。経済産業省によると2010年に13.2%だった家計に占めるキャッシュレス決済の金額の割合は,2020年には29.7%と拡大しているのが現状でございます。こういった中で現金の落とし物というものが増えている。こういった状況でございます。  続きまして,質問いたします。  建物の解体工事や,遺品整理・片づけを請け負う事業者は,ひとり暮らしの高齢者が死亡した後,空き家や部屋を清掃したり解体した際に,金品が見つかることは少なくないと経験を語っています。  国立社会保障人口問題研究所によると,ひとり暮らしのうち65歳以上の高齢世帯は2015年の625世帯11.7%から,2040年には896世帯17.7%に増えると推計されております。  今後の現金の拾得物は増える可能性があると言えると思いますが,市の見解を伺います。 216: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 217: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現金の落とし物だけではなく,認知判断能力が低下し金銭管理に課題がある高齢者に関しましては,地域権利擁護事業や成年後見制度の活用を助言し,地域包括支援センターやあんしん狛江と連携して,高齢者が安心・安全に暮らしていくことができるように支援を実施しているところでございます。  また,単身の高齢者で今後の生活に不安がある,不安を抱える方がいらっしゃれば,十分に判断能力がある方についても,先ほど申し上げました任意後見制度の活用を助言する等,困ったときに法的に問題ない対応ができるように支援を進めてまいりたいと考えております。 218: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 219: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 公益財団法人長寿科学振興財団によると,フレイルは海外の老年医学の分野で使用されている英語のFrailtyというのが語源となっているそうです。日本語に訳すると虚弱や老衰や脆弱などを意味します。日本老年医学会は高齢者において起こりやすいFrailtyに対し,正しく介入すれば戻るという意味があることを強調したかったため,多くの議論の末フレイルと共通した日本語訳にすることを2014年5月に提唱いたしました。フレイルは健康状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味しております。  それでは,具体的にフレイルとはどのようなものかお伺いいたします。 220: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 221: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今議員から御紹介がありましたが,フレイルとは加齢とともに心身の活力,これは運動機能や認知機能等でございますが,これが低下し複数の慢性疾患の併存などの影響もあり,生活機能が障がいされ心身の脆弱性が出現した状態とされております。  その一方で,適切な介入・支援により,生活機能の維持向上が可能な状態像とされ,健康な状態と日常生活でサポートが必要な状態の中間を意味するものでございます。  なお,身体的なフレイルにつきましては,フィジカル・フレイルと呼び,ロコモティブシンドロームやサルコペニア等を指しております。また,精神的なフレイル,これはこころと認知の面についてでございますが,これはメンタル/コグニティブ・フレイルとも呼び,うつや認知機能低下等を指しております。  また,社会的フレイルにつきましては,ソーシャル・フレイルと呼び,閉じ籠もりや孤食等と指しております。また,多くの方はフレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが,高齢者につきましては特にフレイルを発症しやすいことが分かっているところでございます。 222: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 223: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) コロナ禍でフレイルで問題が顕在化してきたと思いますが,市としての認識を伺います。対策はどのように講じてきたのでしょうか。 224: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 225: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い,多くの方が人との接触を避け,閉じこもり状態の生活を送ることとなりました。長時間社会から分断された閉鎖的な生活を送ることによる運動不足や,食生活の制限に伴う栄養の偏り,また趣味や就労,ボランティアや通いの場などの活用ができないことに伴うコミュニケーション不足などが影響し,フレイル状態に陥る方が増加傾向にあることは認識しているところでございます。  市の対策といたしましては,まずは新型コロナウイルス感染症予防が重要と考え,令和2年度につきましては市の関連する認知症予防,介護予防・フレイル予防事業等のうち,感染リスクの高い事業の運営を一時的に休止いたしました。  その後,検温,マスクの着用,手指消毒,室内換気,飛沫防止,人数制限等の感染予防対策を行うことで実施が可能となる事業から徐々に再開し,現在では9割方の事業を通常時に近い状態で運営しているところでございます。 226: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 227: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 続いて,イギリスで行われていることについて少し聞きたいと思います。認知症高齢者のケアのために筒状のニット製品が使われております。もちろん日本でも今広がっているところなのですが,どんなものなのでしょうか。また効果について伺います。 228: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 229: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) イギリスでは毛糸で編まれたカラフルな筒状のニット製品が使われており,これらはトゥイドル・マフと言われ,内側にはリボンやボタンなどのアクセサリーが縫い付けられております。トゥイドルとは手でいじるという意味で,認知症の人がアクセサリーを触ることで安心感が得られると言われております。製作しているのはボランティアグループや編み物が趣味の主婦たちで,手作りで完成させたものを地元の病院や高齢者施設にプレゼントしているとのことでございます。  効果につきましては,「行動が落ち着いて点滴の針を抜く行為が止まった」,「認知症高齢者に渡したら落ち着いた」,「前向きな感情が引き出されることが分かった」,「会話が増えた」などの事例が報告されているとそのように伺っているところです。 230: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 231: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 認知症ケアの助けにもなる上,マフづくりを通じて,地域での認知症への理解が進むことにも期待ができます。各地の取組について伺います。 232: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 233: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) イギリスでは,認知症の人の落ち着かない手を穏やかに温かく保ち,触覚や視覚といった感覚を用いたケア実践に活用されたり,救急車にも装備されたりしております。  日本国内では,病院内において,安全管理のために余儀なく行われる身体拘束を減らすために導入されたり,マフづくりのワークショップの開催,認知症マフ講習会の開催,病院や高齢者施設,認知症グループホーム等へのプレゼント活動が行われているところでございます。 234: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 235: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 狛江市でも取り組むことはできないでしょうかお伺いします。 236: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 237: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 大阪市でございますけれども,地域で取り組む認知症高齢者支援として,東淀川区の地域包括支援センターで認知症マフ講座が実施され,従来の研修や講演会といった形態がほとんどの中で,これまでとは違う方向からの取組で主催者の期待以上の反響があったということでございます。また,参加者の声として,「毛糸という高齢者になじみのあるツールを使うことで抵抗なく参加し社会に役立っている実感や感想を持つ参加者が多かった」,「高齢者自身が楽しく懐かしがりながら参加し,作品が認知症の人に喜んでもらえているといった達成感・充実感を感じてもらうことができた」との報告がなされております。  狛江市におきましても取組可能な事例だと思いますので,地域で取り組む認知症高齢者支援の新たな切り口として,まずは家族介護者の会や認知症カフェなど,介護者や認知症の方が集まる機会を捉えまして事例紹介等を行ってまいりたいと考えております。 238: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 239: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 続いて質問をいたします。  マンション管理や金融業,小売業など業務を通じて高齢者と接する機会がある従業員を対象に,認知症への対応方法を解説したマニュアルを独自に作る事例が見られるようになってきております。市として把握していることはあるのか,お伺いします。 240: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 241: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和2年度に日本認知症官民協議会が認知症の方の社会参加やチャレンジを後押しする機運を社会全体で高めるため,認知症の方と接する機会の多い業種の中から,金融,住宅,小売り,レジャー,生活関連の4業種を選び,認知症バリアフリー社会実現のための手引きを作成・公表しております。この手引きに基づき独自のマニュアル等が作成されている事例等は承知しておりますが,市内事業者が作成しているかどうかにつきましては現在把握できていないところでございます。 242: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 243: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 2025年には約700万人が認知症になるというふうに見込まれている中,ケアの専門職でない人たちが接し方を学ぶ意味について市の見解を伺います。 244: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 245: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢化に伴いまして認知症の方が増えていく中,地域や職場などで認知症とともに歩む姿勢が問われております。これまでのように介護施設や家族だけでは,認知症の方を支えることが困難になる一方で,認知症の高齢者は介護が必要になっても住み慣れた自宅,地域で生活し続けたいという思いを抱いております。認知症はもはや特別なものではなく,日常生活や近隣の地域に当たり前に存在しております。認知症の方も認知症ではない方も,共に暮らし,歩んでいくことができる社会となるためには,多くの方が認知症を知り,ふだんの暮らしの中で認知症の方を見守り,できる範囲で手が差し伸べられる,そのような社会が必要でございます。  そうした役割を担っていただくためにも,市においてもケアの専門職ではない人たちが認知症について正しい知識を持ち,認知症の方や家族を温かく見守る応援者になっていただくべく認知症サポーター養成講座を定期的に開催しているところでございます。  認知症サポーターは受講資格はなく,誰でもなることができます。介護関係者や高齢者関係の企業,団体,公的機関のみならず,スーパーマーケットやコンビニエンスストア,また銀行や交通機関などの様々な職場だけではなく,小・中学校や大学でも認知症サポーター養成講座が行われ,幅広い年代に広がりを見せております。  市といたしましても,人が生きていく上で関わる幅広い場所に認知症サポーターがいることが必要であると考えておりますので,今後につきましても取組を進めてまいりたいと考えております。 246: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 247: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 国でも各企業でのマニュアル作成を支援しております。国や当事者団体,経済団体などでつくる日本認知症官民協議会では2021年の対応の手引きを作成しております。  市として今後認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるための施策の充実は,喫緊に取り組むべきではないかと思いますが,いかがでしょうか。市長の御見解を伺います。 248: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。
    249: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 認知症の方に限らず,いつまでも住み慣れた地域で暮らし続けられるまちづくり,これは私の政治信条でもございます。ひとにやさしいまちづくり,そして,所信表明でも申し上げましたけれども,健やかに暮らせるまちづくりとして,市民の皆様とともに推進していくべきこういう施策だというふうに考えているところでございます。  先ほど福祉保健部長も答弁させていただいておりますけれども,認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるためには,認知症の方も認知症でない方も共に暮らし歩んでいくことができる社会が必要でございます。  市といたしましてもそのような社会の実現を目指し,市民や企業向け認知症サポーター養成講座の実施や,認知症の方へのサービスに向けた企業の取組の依頼,狛江市認知症あんしんガイドの配布を行うとともに,相談窓口の開設など施策の充実を図ってきたところでございます。  今後も慈恵会医科大学附属第三病院等との連携事業を行っているところでございますけれども,これらを踏まえて施策の充実に努めてまいるところでございます。 250: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 251: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) よろしくお願いいたします。  2022年4月から新しい仕組みとしてリフィル処方箋が導入されました。どのような仕組みなのかを伺います。 252: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 253: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和4年の診療報酬改定によりまして,リフィル処方箋という新しい処方箋が導入されました。英語のリフィルとはお代わりや詰め替えという意味で,諸外国では導入されて久しいですが,日本におけるリフィル処方箋とは,比較的病状が安定している慢性疾患の患者について,医師の指示により薬剤師との適切な連携の下で,一定期間内に処方箋を繰り返し利用することができる仕組みのことでございます。  リフィル処方箋とよく似た制度に,分割調剤といったものがございますが,分割調剤は主に長期間にわたって服用する際に薬剤の長期保管が困難であったり,ジェネリック医薬品の服用に不安を感じる患者のために,服用お試し期間を設けて薬剤師のサポートをつけることなどを目的とするものでございます。リフィル処方箋は,ある程度症状が安定している患者の受診回数を抑制することを目的とするものでございます。なおリフィル処方箋を反復利用できる回数には上限がございます。これは最大3回までと定められているところでございます。 254: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 255: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,期待できることについて,市の見解を伺います。 256: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 257: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) リフィル処方箋につきましては,導入されたばかりであることから,今後の状況の推移を注意深く正しく評価分析しなければなりませんが,リフィル処方箋の導入により,継続的に治療を必要とする患者の利便性の向上や,医師及び医療機関の負担軽減,また,医療費削減こういった様々なメリットが大きく期待されているところでございます。  しかしながら,一方で薬剤師の仕事量や責任が大きくなる可能性があり,薬剤師の方にはこれまで以上に高度な薬学的な知識や判断能力,また医師や患者との円滑なコミュニケーション能力が求められているようでございます。 258: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 259: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 横浜市立大の金子猛講師は,都市部の高齢者の受診行動の調査・分析を行って,患者が幾つもの医療機関を受診している実態が明らかになりました。2018年から2019年に医療機関を4回以上受診した75歳以上は41万人で,平均3.4か所の異なる病院やクリニックだったということです。  日本の公的医療保険制度の利点である患者が医療機関を選べることによって,次々に受診先を変えるドクターショッピングという現象も起こっています。一貫した医療を受けられないことでマイナス面もあり,超高齢社会においてはかかりつけ医,家庭医といった仕組みを確立する必要があるのではないかと思います。  リフィル処方箋については,患者の利便性を高めるだけでなく,受診回数が減ることによる医療費の抑制が期待されます。財務省では普及により医療費全体の0.1%の縮小を見込んでいるとのことです。薬剤師も責任を持った観察力と医師へのフィードバックの必要性について,新たな使命を得ることになると思われます。  超高齢社会においては,固定観念にとらわれることなく,小さな気づきを大切しながら,1人ではなく仲間とともにいいと思えることに挑戦して取り組む勇気が必要です。狛江市が次々とファーストペンギンが生まれていく環境であること,それを支える行政であることを願って,この質問は終わります。  2問目は,市民が安心に快適に暮らすためにです。  久留米工業大学の「モビリティは社会をどう変える?」という記事の抜粋で御紹介しますと,モビリティーイコール乗り物や移動というイメージをすると,自動車などが頭に思い浮かぶのかもしれませんが,社会変化と様々な技術進化によって,これからの未来や私たちの生活を劇的に変える可能性を秘めています。モビリティーとは,もともと移動性や流動性といった意味を持つ英単語です。抽象的な言葉であるがゆえに様々な業界で使われている言葉です。  現在自動車開発に用いられる技術は,これまでにない勢いで多様化が進んでいます。これまでの自動車開発は,安全性や燃費,乗り心地を改善していくことが主な使命でした。ただ,今後は自動運転や電動化,インターネットへの接続など,幅広い分野の技術が取り込まれることになります。活用される技術の幅が広がれば,もはや従来の自動車産業とは全く形の異なる産業になります。そのため,より広い範囲をカバーできるモビリティーという言葉が使われ始めました。モビリティーという概念は,今後の社会に大きな変化もたらすことが予想されています。移動すること自体がサービスになる,より安全に移動できる,カーシェア文化が広まるなどです。  私たちはふだん複数の交通手段をその都度使い分けています。例えば,これから遠くに住む親戚の家に行こうと思えば,バスや電車,飛行機など複数の交通手段を利用するでしょう。この場合それぞれの交通手段に対し,別々の経路を調べたり支払いをしたりという手間が生じます。しかし,様々な交通手段をモビリティサービスの一種とみなし,一括して管理する企業が登場すれば,移動すること自体がサービスとして提供されるようになります。  このようなサービスはMaaS,モビリティ・アズ・ア・サービスという言葉で知られており,海外の一部では既に運用が始まっております。  近年,アクセルとブレーキを踏み間違えて店に車が突っ込んだというニュースが何度も世間を騒がせています。実は交通事故のほとんどは,このような人為的ミスによって引き起こされています。完全な自動運転が実現すれば,人為的ミスを原因とする事故はなくなり,交通事故による死傷者は大幅に減少するでしょう。  万が一事故が起こった場合でも,車がインターネットにつながっていれば,警察や消防,運転手などの通報を待たずに事故を察知することができ,素早く救助に向かうことも可能となります。  ほかにも,車両の異常を事故が発生する前に検知し,修理やパーツの交換などを促すこともできるでしょう。車の完全自動化が実現すれば,もはや私たちは車を所有する必要がなくなります。  そもそも車を所有する最大の目的は,いつでも好きなタイミングで車を使える状態にしておくことです。車が必要になるたびにレンタカーを借りる生活はさすがに不便過ぎます。しかし,自動運転化が実現すれば,わざわざ自宅の駐車場に車を置いておく必要はなくなります。  なぜなら,車を使いたいときはスマホのアプリなどから他の人に使われていない車を呼び寄せればいいからです。このように将来は複数台の車を複数人でシェアする文化も一般的なものになっていくでしょう。カーシェア文化が広く普及すると,消費者には駐車場などの維持費もかからなくなるといったメリットがあります。  私たちの生活に不可欠な乗り物,移動に大きな変化が訪れています。  狛江市でも時代に即した取組が始まっています。  ヤマハ発動機は,交通不便地域の交通手段として,電動カートの販売に力を入れ始めました。主にゴルフ場で使われてきた低速の乗り物で,手軽で環境にも優しいと注目されております。  狛江市においては11月17日から20日に野川まちづくり協議会の主催による東野川地域での実証運行が実施されました。野川まちづくり協議会の取組についての所感と市の連携の在り方について伺います。 260: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 261: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 野川まちづくり協議会は,活動提案の中にこまバスルートの見直しとカートによる緻密な交通確保を挙げております。これは野川地域内の商業施設不足に伴い,こまバスが通行しないことにより買い物が不便となる地域に電動カートを走らせ,地域住民をスーパーや商店街に送迎することで,買い物難民となることから救い,利便性を高める対策を提案しております。  11月17日から20日までの4日間,スーパーの駐車場を発着点として,カートの実証運行が実施されました。2つのルートを20分間隔で10時から16時まで12回走行し,4日間の試乗者総数は130人でございました。  乗って楽しいとか,実現化してほしい,年配者から半年ぶりにいなげやに来れたといった感想が寄せられ,市民からの反応が大変よく期待されていると実感されたとのことでございます。  野川まちづくり協議会は,今回のカートの実証運行において採算などを含め自立的かつ継続的に運営ができる仕組みになるよう検証していくこととしております。  今後の課題として,運転手,運賃,乗降方法,オンデマンド予約など,他の事例研究などを行い,カートの導入に向けて協議会の活動を活発に行ってほしいと考えております。  なお,市は協議会の活動に対する必要な支援を引き続き検討してまいります。 262: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 263: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) それでは,そのときのことを紹介いたしますので,画面を見てください。  これがゴルフカートです。走行の様子ですごくいいなと思ったのは,ここなんですよね。「エコな移動は心地良く狛江の未来へ走行中」,これすごい私いいなと思って,色もいいし,これで皆さんこういった形で走っていって,7人の方が乗れますということです。  続いて,これが今回の運行コースでございます。こういった形でこの赤丸の所が今回試行運行したということです。  そして,実際にゴルフカートで運行した経路というのが,こういった形で赤と黄色で示されております。本当にこの地域,本当に住宅街を走っていったわけですけれども,私も最後の日の最後のランに,最終ランに載せていただいて,雨だったのですけれども,もう通っているだけでみんなが振り返るような状況で,本当に130人ということで,皆さんの関心が高いなというところを本当にあのひとときだけでも感じたところでございます。  ヤマハ発動機は6月に公道用の電動カートを全国展開するための協業契約を日本自動車連盟JAFと結びました。JAFは観光振興などで全国600以上の自治体と協定を結んでおります。自治体への営業の窓口となるという期待もあります。  市としての電動カートについて,どのような認識かを伺います。 264: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 265: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 高齢者の移動手段の確保や地域のにぎわいの創出,また電動でエコな低速なモビリティーとして認識しているところでございます。 266: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 267: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 一方,狛江市未来戦略会議では,多摩川周辺エリア・未来デザインノートとして提案をまとめまして,この中でグリーンスローモビリティーの目的,趣旨を伺いたいと思います。 268: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 269: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) この多摩川周辺エリア・未来デザインノートは,今般の未来戦略会議の最終成果物として本年10月にまとめたものでございますが,このデザインノートでは,多摩川周辺エリア全体に設定した3つの全体コンセプトをベースに,和泉多摩川駅周辺ゾーンと西河原公園周辺ゾーンという2つの重点ゾーンと重点ゾーンつなぐ歩行空間ネットワークという3つの柱を立てて,それぞれ幾つかの具体的な施策の提案を行っております。  このうちグリーンスローモビリティーについては,重点ゾーンをつなぐ歩行空間ネットワークの構築に向けた1つの施策として提案しているところでございます。 270: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 271: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 数あるモビリティーの中で,特にこのグリーンスローモビリティを提案した理由について伺います。 272: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 273: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) グリーンスローモビリティについては,高齢化社会における地域の足の確保や移動手段としてのモビリティーといった交通施策としての観点に加えて,世の中の全てのスピードが高速化している現代において,時速20キロ未満というグリーンスローモビリティが持つ遅さから,乗客間や乗客と運転主の間で自然と会話が生まれるという地域住民間のコミュニケーション装置となっていることは,既にグリーンスローモビリティを導入している自治体からも報告されており,今般の未来戦略会議においては,このコミュニケーション装置としての役割にも着目して提案したものでございます。  このほか,狛江市が推進する低炭素化・ゼロカーボンシティーしての取組であったり,ウオーカブルシティー推進に向けた歩行者と共存できるモビリティーとしての可能性といった意味合いについても,もちろん認識として持っておりますが,今回の多摩川周辺エリア・未来デザインノートにおいては,市外からの来訪者も含めた市内の歴史スポットへの観光や,高齢者等の移動支援に加えて,地域のお年寄りや親子連れの方などのコミュニケーション装置としての活用を強く意識しているところでございます。 274: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 275: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 多摩川周辺エリア・未来デザインノートはとても夢がある提案で,今から実現するのが楽しみですが,グリーンスローモビリティの具体的な活用についても伺います。 276: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 277: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まずこの未来デザインノートでは,重点ゾーンとした西河原公園周辺ゾーン内に存在する,むいから民家園や万葉歌碑,伊豆美神社,旧玉翠園の石垣等,地域の歴史スポットを周遊ルートにして,いわゆるゴルフカートのようなモビリティーで回る形を想定しております。これはこの西河原公園周辺ゾーンに多くの歴史・文化的な資源があることを生かし,市外からの来訪者も含め,どなたでも気軽に狛江市の歴史や文化に触れていただくことをイメージし,提案しているものでございます。  また,この西河原公園周辺を周遊するルートと併せて,和泉多摩川駅周辺から西河原公園へのルートを走らせることも想定しており,こちらについては多摩川と一つなぎとなった空間にするための西河原公園のリニューアルと併せて提案することで,たくさんの方を西河原公園に誘導し,公園ににぎわいを創出すること。また,この和泉多摩川駅周辺から西河原公園へのルートに関しては,平日は地域のお年寄りの方などのお散歩コースとしても,和泉多摩川商店街をはじめとした和泉多摩川駅周辺での買い物がよりしやすくなったり,休日には小さな子供がパパやママと一緒に乗って,楽しいゆっくりなモビリティーで,心を弾ませながら西河原公園に向かっている光景をイメージし,提案しているものでございます。 278: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 279: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 今このような実践例や提案があるわけですが,電動カートの狛江市での活用の可能性についてはどう考えているのかお伺いします。 280: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 281: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在運行しているコミュニティバスを補完しつつ,より利便性が向上した次世代交通として,調査や研究を進めていきたいと考えているところでございます。 282: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 283: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 年末年始は帰省や買い出しなどを運転する機会が増えます。スピードの出し過ぎや脇見運転などの不注意が重大な事故を招くことがあります。  道路交通法は随時改正されており,2020年施行の改正では急な割り込み,不要な急ブレーキなど,いわゆるあおり運転が厳罰化されました。2022年の5月には75歳以上の免許更新手続の改正が行われ,認知機能検査の方法の変更,高齢者講習の一元化,運転技能検査の新設などがされました。  東京大学大学院の小竹元基准教授が理事を務める一般社団法人高齢者安全運転診断センターでは,運転の人間ドック,いわゆる運転診断を実施しております。診断ではドライバーの欠点や運転の癖を指摘し,改善をアドバイスするということですが,診断の内容についてはどのようなものなのか伺います。 284: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 285: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 高齢者安全運転診断センターのホームページによりますと,運転診断の方法は,通常の運転を車両前方と車内の運転席を同時に録画することが可能な2カメラ型ドライブレコーダーを使用し,車両前方の映像と運転者の挙動を照らし合わせながら,教習指導員,経験者などが丹念に分析を行い,運転シーンと運転にありがちな癖を映像から診断し,運転診断書を作成いたします。記録として残る映像による分析により,ドライバー自身が自分の運転を客観的に見て理解することにも重点を置いているとのことでございます。 286: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 287: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 診断を機に運転免許を返納する人がおります。年を重ねれば心身機能の低下は避けられないわけですが,その個人差も大きいと言えます。高齢者が自分の運転状況を知ることは重要に思えます。市としての認識を伺います。 288: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 289: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 高齢者に限らず自身や家族の運転を客観的に見て,無意識に出ている運転の癖や,何げなく行っている危険な運転がないかを客観的に確認することは重要なことと考えております。 290: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 291: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 新たな選択肢として電動車椅子やシニアカー,スクーターなどの小型モビリティーに乗り換える方法,これについてはどう考えるでしょうか。 292: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 293: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 電動車椅子やハンドル型電動車椅子であるシニアカー,シンプルでスタイリッシュなデザインで歩道を走行できる電動スクーターは,歩行や外出が困難になってきた高齢者が簡単に移動できるようにする乗り物でございます。これまで開催してきた交通安全教室においてもシニアカーの体験試乗コーナーを設けてきましたので,御存じの方もいらっしゃると思いますが,電動で走行しますので体力や筋力は必要がございません。  また,これらの3種類の小型モビリティーは法令上では歩行者として扱われます。そのため,運転免許を取得する必要もありません。走行時のルールも歩行者と同様になりますので,道路に歩道がある場合は必ず歩道を,歩道がなく路側帯がある道路では右側の路側帯を,歩道も路側帯もない道路では道路の右側を走行しなくてはなりません。  道路交通法的には歩行者扱いとなりますが,電動で動く乗り物であることは事実であり,シニアカーは幅で最大120センチ,重さは50から100キログラムであるため,人や物にぶつかりやすく,ぶつかったときの衝撃は生身の人間同士がぶつかる場合より大きくなり,加害者となってしまうケースも発生いたしますので,乗る際には他の乗り物と変わらず,基本的な交通規則を覚えておくことはもちろん,他の歩行者への気配りが必要であると考えているところでございます。 294: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 295: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 本当にモビリティーがバラエティに富むということはいろいろな問題も起きてくるということでございます。  新型コロナ禍で生活様式の変化や,人との接触を減らす移動手段として注目される電動アシスト自転車,皆さんこれ御存じだと思いますけれども,モニターをどうぞ見てください。  こういった形で,これはもう今本当に電動が増えています。これが子供を載せられるようになっている。こういったものでございますが,この電動アシスト自転車についての市の認識を伺います。 296: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 297: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 新型コロナ禍以前より広がりがある電動アシスト自転車ですが,一般的な軽快車など自転車の交通ルールは基本的に同じですので,同様の軽車両と認識しているところでございます。  しかし,電動アシスト自転車には電源スイッチがあることが軽快車との大きな違いです。中高年でも無理なく走ることができ,新型コロナ禍にあって人と接触を避けながら気軽に運動したり,外出を楽しんだりすることができます。また,軽快車と異なり特有の使用方法があるため,それを知っていないと思わぬ事故につながることになります。バッテリーの盗難も増加していること,重量も重いため,操作にも十分な注意が必要と考えているところでございます。 298: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 299: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) シェアサイクルにも電動アシスト自転車が使用されております。  狛江市でのシェアサイクルの現状と今後の方向性について伺います。 300: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 301: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 本年10月にシェアサイクル事業者と狛江市シェアサイクル事業実証実験に関する協定を締結し,11月1日より実証実験を開始いたしました。  自由に自転車を借りることができるシェアサイクルは,会員登録をすれば全国どこのサイクルポートでも貸出し・返却ができることから,市民や来街者の利便性,また2次交通としての機能や観光における移動手段として自転車利用の可能性が広がるのではないかと考えているところでございます。 302: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 303: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) モニターを見てください。
     これが狛江市でのシェアサイクル,それでこれは喜多見駅,これは結構前からありますね。それから最近できた狛江駅のシェアサイクル,全部電動アシストということでございます。  町なかの手軽な移動手段として浸透しつつある電動キックスケーター,キックボードについて規制を緩和する改正道路交通法が成立いたしました。内容について伺います。 304: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 305: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 本年4月に可決されました道路交通法の一部を改正する法律では,特定自動車運行に係る許可制度の創設,新たな交通主体の交通方法等に関する規定の整備,運転免許証と個人番号カードの一体化に関する規定の整備など改正をされており,主な内容として,最高速度を時速30キロメートルから20キロメートル以下に制限した電動キックボードについて,免許が必須から不要に,そのことに伴い免許に準じていた年齢制限が16歳以上となり,ヘルメットも必須から任意としております。  また,最高速度や車体の大きさが一定の基準に該当する自動配送ロボット等を歩行者と同様の交通ルールとすることや,全ての自転車利用者に対する乗車用ヘルメット着用の努力義務などが盛り込まれたところでございます。 306: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 307: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) キックボードを皆さん見たことあると思います。モニターのほうでこういう感じでございます。  次ですけれども,電気モーターとペダルがついた二輪車,一見すると電動アシスト自転車に見えるモペッドに乗る人が増えております。どのような特徴があるのでしょうか,お伺いします。 308: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 309: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) ペダルつきのオートバイでエンジンや電気モーターなどの原動機だけで走行することも,ペダルをこいで人力だけで走行することも可能な車両となっており,16歳以上を対象とする免許制となっている乗り物でございます。 310: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 311: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 想定される問題と対応について伺います。 312: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 313: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) ペダルがついていることから自転車のように見せかけ,無免許運転などが相次いでいるそうですが,対応としては道路交通法違反に当たりますので,交通管理者である警察の権限となるところでございます。 314: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 315: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 最後,モペッドのほうのこれなのですけれども,あとこういう感じのものもあるそうです。こういった乗り物が増えているという状況でございます。モニターありがとうございます。  都市建設部長から新たなモビリティーについて,様々なメリット・デメリットが示されましたが,それらの課題をこれからの次世代公共交通や自動運転等の技術の進捗を捉えながら,共存という方向で推進していただきたいのですが,市長の御見解を伺います。 316: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 317: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 社会変化と様々な技術の進化によりまして,新たなモビリティーが登場いたしました。これからの交通手段や移動手段に大きな変化をもたらすことが予想されているところでございます。  狛江市といたしましても,他の地域で実施されている実証実験等の情報収集を行うとともに,現在運行している公共交通と共存し,より交通利便性の向上や地域の活性化などを目指すための新たなモビリティーについての進化の動向を十分に把握をいたしまして,総合的に安全・安心な交通環境の整備を進めてまいりたいと思っております。 318: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 319: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 横断歩道での交通事故防止のため,警視庁や国土交通省は車の減速を促すことを目的に横断歩道の路面に凸状の斜面をつけるハンプの設置の取組を推進しております。効果や課題について市の認識を伺います。 320: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 321: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 歩行者や自転車が優先される生活道路の交通安全対策として,一定の区域内の道路の自動車等の最高速度を時速30キロ以下に制限したゾーン30の区域内に,さらに交通安全の向上を図るため,物理的デバイスを設置するゾーン30プラスという交通安全対策がございます。  その際に設置する物理的デバイスの一つとしてスムーズ横断歩道があり,主に通学路等において横断歩道の部分を道路よりも10センチほど盛り上げてハンプを作り,横断歩道と両側の歩道を同一の高さにするものでございます。横断歩道にハンプを設置することによって車両の速度を低下させる効果が期待できますが,課題については振動や騒音の発生による苦情などでございます。 322: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 323: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 続いて質問をいたします。  総務省によると,国内の住宅数は2018年時点で空き家や建設中などを除いて5,264万戸とのことです。このうち2,790万戸が戸建住宅だということです。老朽化などで建替えなどをする場合,資材調達や工事に伴う二酸化炭素の排出量は膨大なものとなります。新築住宅については省エネ基準の適合を義務づける改正建築物省エネ法が6月に成立しております。既存住宅の脱炭素化についての関心も高まっております。市の認識を伺います。 324: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 325: ◯ 環境部長(門井 淳君) 脱炭素社会の実現には,狛江市においても二酸化炭素排出量の約6割を占める家庭部門における排出削減が不可欠であることから,高い断熱性能,省エネ性能等を備えた住宅の拡充が急務となっております。  国や東京都においては,建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正や,高い断熱性能等を備えた住宅の新築・改修に対する助成制度の実施など,住宅の性能に係る二酸化炭素排出削減を推進する取組の強化が図られているところでございます。  一方で,新築住宅の建築等に当たりましては,家屋解体の廃棄物発生や新規資材の投入,それらの生産・運搬等にエネルギーを要するなど,相当量の温室効果ガスが排出される点が多くあり,その対応が課題であると認識しているところでございます。 326: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 327: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 全てを解体し更地にしてから新築する建替えと,基礎などをそのまま活用する改修を,東京大学清家剛教授らはそれぞれのCO2排出量を分析・比較したとのことです。  リノベーションはこの10年ほど日本でも広まってきております。市の見解を伺います。 328: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 329: ◯ 環境部長(門井 淳君) 御紹介のありました研究につきましては,既存戸建住宅の改修における環境評価手法の確立を目的として,東京大学大学院の清家教授らが行った共同研究でございます。全面改修の工事により耐震性や断熱性など建物性能が大きく向上した再生戸建住宅は,同様の建物を建て替えた場合に比べ,基礎・躯体等の再活用により資材の投入量等が大幅に削減され,二酸化炭素排出量も47%削減されるとの研究成果が示されております。既存住宅の基礎・躯体等を再活用した大規模改修は住宅性能を向上させつつ,新築と比較して施工費も抑えられることから,近年認知度が拡大しているものと捉えております。 330: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 331: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 新築住宅は一定の断熱性能を持つ壁やガラスの使用など,国の省エネ基準への適合が2025年から義務づけられます。2030年度以降は,新築住宅がCO2排出実質ゼロを目指すZEHゼロエネルギーハウス水準の機能を備えるという目標を設定しております。  課題は既存住宅です。国土交通省住宅生産課では,既存の住宅については改修を通じて省エネを促進していくことが重要だとしております。狛江市ではどう取り組むのでしょうか。 332: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 333: ◯ 環境部長(門井 淳君) 市といたしましても断熱,省エネ等の高い環境性能を備えた住宅の拡充に向けて,既存住宅の基礎・躯体等を再活用した大規模改修による環境性能の向上を促進していくことが必要であるものと認識しております。  今後の取組といたしましては,新築のみならず既存住宅の改修により費用や環境負荷を抑えながら高い環境性能を備えた住宅を実現できることを,ホームページやこまeco通信などで広く周知していくとともに,既存住宅の環境性能向上に資する改修への助成制度等について検討してまいりたいと考えております。 334: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 335: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 高経年化しているマンションに関して,市として課題はどのように捉えているのでしょうか。今後見込まれる問題と対応について,どのように想定しているのか伺います。 336: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 337: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 高経年化しているマンションの課題としては,入居者も高齢化し,管理組合の担い手も少なくなることが大きな問題であると考えております。担い手不足により日常管理がおろそかになると劣化の進行も速くなり,また,いざ大規模改修工事や建替えの意思決定をしようとしても,決められた割合以上の賛成が得られなければ進めることができません。  対応としましては,マンション管理士を講師として招くマンション管理セミナーを実施するほか,東京都の条例である東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例に基づく管理状況届出制度や,法律でありますマンションの管理の適正化の推進に関する法律に基づくマンション管理計画認定制度などを通じて,各マンションにおける適正な管理を促進していきたいと考えているところでございます。 338: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 7番吉野議員。 339: ◯ 7 番(吉野 芳子議員) 大都市を中心に林立するマンション。今は新しくても時が経てば老朽化します。国内では首都直下地震などの大規模災害も想定されています。築40年以上の物件は10年後には倍以上に増えるとの見込みです。売却・建替えを円滑に進めることで解決できないとすると,今後の大きな問題となります。それでも地道な対応も不可欠ですので,マンションの適正管理なども含めて,市民への働きかけを市としても積極的に行ってください。  本来であれば,国や自治体の事業は予防原則の下進めていくべきだと考えますが,多様な現状に対応が追いついていません。様々な研究や分析を生かし,ゼロよりは1,やらない選択肢を選ぶことは,真摯で賢明で誠実な姿勢であるわけではありません。  私の全ての一般質問を終わります。 340: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩いたします。     午前11時43分 休憩     午後 1時30分 開議 341: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  5番三宅まこと議員。 342: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) それでは,議長への通告に従いまして,そのうち大きく1問なのですが,4問目と5問目は時間の関係で今日は割愛させていただきます。その分,執行部には作業をお願いしておりません。  それでは,本日は公有地,公共空間を市民に開放していく動きというテーマになります。  最初の質問は,市民センター改修と一体的に進めるべき市民ひろばリノベーション。  まずは,質問なのですが,狛江市民センター改修基本構想(案)は,市民説明会,パブリックコメントという手続が終了しましたが,今後の進め方を教えてください。 343: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 344: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 基本構想案に対するパブリックコメントの意見も踏まえ,11月22日の庁議で基本構想を確定いたしましたので,引き続き基本設計を進め,来年度に実施設計,令和6年度中旬から7年度中旬にかけて改修工事を行う予定でございます。 345: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 346: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) スライドをお願いします。  御答弁では,新しい市民センターは基本構想が確定して,今日の広報こまえにも出ていましたかね。今後は基本設計,実施設計と進んでいくことを確認しましたが,このスライドは市民センター改修基本構想(案)の31ページの部分を抜粋しました。  これは市民センターの改修施設計画ブロックプランというものです。この1階の使い勝手というか,どういうものが入るかということです。それで矢印で囲ってあるところですが,その中で市民広場に面してオープンテラスというものが計画されています。  2か所左右にあるのですが,それぞれオープンテラスの果たすべき役割を教えてください。 347: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 348: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民センターの1階に設置するフリースペースとつながりを持たせるように市民ひろば側にオープンテラスを設置することにより,天気のよい日はテラスで読書をしたり,打合せで使っていただいたり,親子で過ごしていただいたりなど,これまでよりも使い方が広がるものと考えております。  また,施設の前面にオープンテラスを設置することで視覚的にもアピールできるものとなりますので,より開かれた市民センターとして気軽に利用しやすい雰囲気となり,誰もが立ち寄りやすい施設になるものと考えております。 349: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 350: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 新しい市民センターの1階にテラスがあって,そこで市民の方がそれぞれ自由な時間の過ごし方ができるということで,何か夢があるなと思います。  オープンテラスが計画されているという意味は,より開かれた市民センターとして気軽に利用しやすい雰囲気となって,誰もが立ち寄りやすい,こういう施設になると考えるということでした。  このスライド2なのですが,これは市民ひろばを防災センターのほうから写した写真です。  先ほどのお話で,現図書館側のオープンテラスというのは,緑陰の屋外テラス。ゆったりと読書やおしゃべりができるという役割があるということでしたが,次のスライド3,これは市民センター入り口右側から見える現在の景色なのです。オープンテラスのシチュエーションとしては,もう少し開放的な空間が望ましいのではないかなというふうに考えます。  次ですが,市民センターの入り口の右側から市民センター左側に計画されるオープンテラスがあるとして眺めた写真なのですが,計画では,実は入り口左側オープンテラスは,入り口右側テラスのフロント位置は面合わせということです。ということは,今は白い矢印なのですが,そこが全部オープンテラスになるということになるのですね。  オープンテラスがどんと左のツリーサークルのところに張り出してくるということは,オープンテラスの市民広場は,目の前の植栽と至近の距離,間近になってしまう。  どんな景色になるのかなというのが次なのですが,こういう何か圧迫感がある。すぐ目の前に,植栽を見ながら大樹,大きな木を見上げる景色になるのかなと思います。  僣越ながら,それではどんな広場にしたらいいのかなと,試しに市民ひろばのリノベーションのイメージをこしらえてみました。  まちのリビングとして市民へ開放すべき。ここにオープンテラスがあって,こっち側にも。その前は,できればこういうツリーサークルみたいな,今自転車がずらっと並んでいるところを全部,自転車のオペレーションもしっかり考えていただいて,そこは割とすっきりとした感じでカフェにいらっしゃる方がコーヒーなりを召し上がっていただけるような一体としたものが必要なのではないかな。  ここにツリーハウスみたいなことも夢のように考えていますけれども,ここまで言わなくても,例えば舗装面とか,割と人間の視覚的にリノベーションのときは,道路,舗装,アスファルトではなくて,自分の立っているもの,デザインというのが大事。  そういったことで,今ウッドチップを敷き詰めたイメージで作ってあるのですけれども,そんなことは夢のように今見ております。  さて,市民センター改修基本設計に進むに当たり,同時並行的に市民ひろばのリニューアル,一体的な景観デザインをしていくべきではないかと考えます。  再度申し上げますが,市民センター改修,特に計画の1階部分のオープンテラスと一体的な公共空間の在り方として市民ひろばのリニューアルを進めていくべきという視点を持っていますが,この視点に関する御所見を副市長に伺います。 351: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 副市長。 352: ◯ 副市長(平林 浩一君) 先ほど企画財政部長から答弁させていただいたとおり,オープンテラスには,誰もが立ち寄りやすい,また,より開かれた市民センターとしての機能,これを果たすものだというふうに認識しております。  屋外である市民ひろばを併せてリニューアルすることで,一層の機能向上が図られるものだというふうにも考えております。  現在行われている事業等への影響を勘案した上で,市民センターの機能向上に資するような検討,これをしてまいりたいというふうに考えております。 353: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 354: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 張り出した市民センター1階テラスですね。今御答弁で検討してくださるということで本当にありがたいですし,そうしたことが公共空間のデザインとして必要なのかなと思うのですが,1階テラスは市民の方々が思い思いの過ごし方をされると思います。  例えば,ゆったりと読書をされるとか,スマートフォンをいじられたりとか,カフェのコーヒーでカップルが談笑するかもしれません。目の前がゆったりとしているからこそ,「愛しているよ」なんていう言葉もささやけるのだなと思います。  あるいはペットと共に暮らす市民にも優しい市民ひろばであってほしいですね。例えば,ワンちゃんだけではなく,猫ちゃんもニャーと昼寝しているような穏やかな市民ひろばであってほしいとも思います。  何か楽しい絵が浮かんできますが,先ほど御検討いただけるということでした。新市民センター改修時期と同時に,市民ひろばも一体的な整備の御検討をお願いしたいと思います。  それでは,1問目の質問は終わります。  2問目,今度は公共空間,ほこみち社会実験の検証。スライドをお願いします。  このほこみちという新しい制度,ちょうど2年前の令和2年第4回定例会での私の一般質問で,そのとき実はしたのですね。最初にほこみち。  こんな話をしていました。道路空間をまちの活性化に活用したいとか,歩道にカフェやベンチを置いてゆっくり滞在できる空間にしたいなど,道路への新しいニーズが高まっています。このような道路空間の構築を行いやすくするために,令和2年11月25日,第201回国会において道路法等が改正され,この改正案において,新たに歩行者利便増進道路,通称ほこみち制度が創設されたと。このスライドにあります令和2年12月16日の国土交通省主催のオンラインウェブミーティングに,私も参加するというように議事録に書いてありました。  このオンラインミーティングの模様ですが,ちなみに実は,この後時間を置かずに執行部の皆さんに御協力をお願いして,2020年2月22日,この映像を見る勉強会を石井議員とともに市役所会議室で企画して,市役所職員としては道路交通課や整備課の皆さん,あるいは今回のほこみち社会実験にコミットしていただいた市民,例えばコマエカラーの山本さんであるとか,コマエノミライの繁平さんや秋元慈一さんにも御参加いただきました。
     ちなみに,この国土交通省オンラインミーティングの司会をしていた山名清隆さんは,この後,私が未来戦略室との間の御縁を取り持って,この間の社会実験の初日のオープニングセッションを仕切っていただくことになりました。この左の方が山名さんですね。  このオンラインミーティングを国土交通省の役人が主催していましたが,質疑の中で,ほこみちで道路の上でこんなことができるのですかという質問に対して,ほこみちではできるのかできないのかではなくて,各現場でできることを考えていくと国土交通省のお役人の方がお答えしていらっしゃいます。道路に関する規制緩和の国の動き,本気度を見ることができたなというふうな感想を持ちました。  さて,前回の議会でほこみち社会実験での仮説や到達すべきゴール,目標数値等という質問を9月の議会でさせていただきまして,御答弁では,「駅前の道路空間におけるにぎわい空間と滞留空間のバランス,歩行者にとっての通行の安全性,特に平日の日中の滞留空間の使われ方をそれぞれ検証していきたい」。交通量は数字として把握予定だが,「定量的な目標は特段検討していない」と。「この駅前空間については,平日でも朝は通勤・通学の方,昼間は地域の親子連れや買物に行く高齢者の方,夕方から夜にかけては学校帰りの子供たちや会社帰りのサラリーマンなど,1日のうちにメインのユーザーがどんどん変化していくエリアである」と認識をなさっていると。「その点において,特に駅前の道路空間におけるにぎわい空間と滞留空間のバランスは重要でありますし,それを落とし込んだ道路デザインについては,地域住民や地権者等により構成する官民連携協議会で一定の協議を行った後,今回の社会実験期間中に実施するアンケートやオープンハウスを通じて,駅前空間を利用する方の意見を伺っていきたい」という御答弁を9月にいただきました。  それでは質問です。  今回,社会実験が終わりまして,検証。まずは駅前の道路空間におけるにぎわい空間と滞留空間のバランスについてお聞きいたします。  平日の憩い,休日のにぎわいと分けて,人流の変化等,総括をお願いいたします。 355: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 356: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今般の社会実験については,平日・休日合わせて9日間の期間中,天候にも恵まれ,小さな子供からお年寄りの方まで多くの方にこの駅前空間を御利用いただきました。  このうち平日に関しては,日中は午前中からお昼にかけて乳幼児の親子連れが多く,それが午後になると幼稚園帰りの親子が増え始め,夕方からは保育園のお迎え帰りの親子や友達連れの小・中学生,夜は電車から降りてきた大人や若い学生の方など,当初より想定していたとおり1日のうちでも利用する人の層が変化する中で,皆さんふだんと違う駅前に少し驚きつつも,少しの時間この空間にとどまり過ごされていた方が多いように見受けられました。  一方,休日は,音楽ライブや子供向けワークショップ等のイベント開催と併せて飲食や物販の屋台やキッチンカーが出店したことで,様々な年齢層の方が子供と一緒にワークショップやイベントを楽しんだ後,キッチンカーで昼食を買って近くのベンチに座って竹林やイベントを眺めながら一緒に食べるという過ごし方を,この駅前空間でされておりました。  また,このような人の流れや滞留の状況については,この期間中,各箇所に設置していたAIカメラの分析により,社会実験を実施していた週は,その前後と比べて,特に人の滞留のための機材を多数設置した泉の森会館側道と噴水ステージ周辺については,平日は約17%,イベントを実施した土日に関しては2倍以上滞留者が増加したことを確認しています。  市といたしましては,今回の社会実験を通じて,このような人の滞留状況をはじめ,駅前空間の活用に必要な情報をエビデンスとして収集できたものと捉えていますし,あわせてこの駅前という1つの空間の中で平日の憩いと休日のにぎわいの両立を相当程度かなえられたことは,今後の狛江駅周辺の利活用を考えるに当たっての参考にできるものと考えております。 357: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 358: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 御答弁では,数字,エビデンスですね。捕捉されて,そういったにぎわいという割と抽象的なものを可視化されて,今後の知見として生かしていただくということだと思います。  次の質問2,狛江駅南北通路で市民の皆様に公表されたパースデザインがありました。評価と今後に関してお聞きいたします。  そこに1つのボードで,社会実験のパースデザインアンケートの場所にありましたパネルにこんな記述があったのです。読み上げますね。狛江市では,令和5年度以降,狛江駅周辺の道路の再整備を予定しています。今回の社会実験での検証結果は,再整備後の道路デザインに反映するとともに,歩行者中心の快適で居心地のよい道路空間の実現に向け,道路を通行以外の目的で柔軟に対応できるように,歩行者利便増進道路,愛称ほこみちの指定を目指しますと。今回の社会実験期間中,将来の道路再整備イメージをパネル提示しますと。  まずは,それぞれのリニューアル予定当該箇所のパースデザイン案を昼夜に分けて市民の皆様にアンケートをされていましたが,評価,総括をお願いいたします。 359: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 360: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今回の道路デザイン案のパースにつきましては,エリア内の複数の箇所を曜日や時間帯別に9つのパターンに分けて,それぞれの曜日,時間帯ごとの空間イメージを示したもので,官民連携協議会の御意見をいただいた上で今回の社会実験にて提示し,来場された方にシールと付箋により御意見を伺っております。  このシールアンケートにおいて,9つのパターンの道路デザイン案は押しなべて好意的に捉えていただいており,このうち泉の森会館に下っていく側道については特にシールが多く貼られていたというところで,皆さんの関心も高く,またその中でも好意的な御意見が多数を占めていたという状況でございます。  また,南北自由通路とエコルマ側道,デッキステージ周辺についても,皆さんの関心度合いにばらつきは多少ありつつも,いずれの箇所もデザイン案に対して好意的な御意見の方を多くいただいております。  今後,このアンケート結果や付箋に記入いただいた自由意見も参考にしつつ,さきに議決いただきました一般会計補正予算(第4号)に計上したとおり,この道路デザイン案をベースにした実施設計に今年度から着手し,設計が完了した後,来年度以降,再来年度にかけて順次改修を進めてまいりたいと考えております。 361: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 362: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 御答弁の最後,この間の補正予算,道路デザイン案をベースとした実施設計,今年度から着手し,設計が完了した後と。小田急SCディベロップメントを発注先としてそういった設計に入られると,この間,補正予算での質問にも答えていらっしゃいました。  御覧いただいている絵は,社会実験で公開された噴水ステージ周辺整備イメージ,これは昼前の絵ですね。  同じ場所の夜の絵です。  社会実験で道路デザイン方針案というボードがございましたが,この中で噴水ステージに書かれていた内容,市が課題として捉えていることを教えてください。 363: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 364: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) この道路デザイン方針案を検討するに当たり整理した課題として,噴水ステージにおいては主に2点ありまして,1点目は噴水が生かし切れておらず,駅前の顔となる空間がないこと。2点目は,夜間は街灯が暗く,駅前広場としては暗いというものでございます。 365: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 366: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 先ほどの昼間の絵ですが,デザイン方針案では,課題解決に向けた道路デザインの方向性として,現在のステージ奥の噴水は撤去し,ふだんは腰かけるデッキとして,イベント時にはステージにも変えられるデッキとして,日常の憩いとイベント時のにぎわいがともにかなう空間をつくるとされています。  伺いますが,このデザインの狙いとするところ,市民の皆様にどういう空間を御提案されたいのか,お考えを教えてください。 367: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 368: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) この噴水広場周辺も含めて,今回の道路デザイン方針案の提示に当たっては,まず1日のうちにメインユーザーがどんどん変化するこの駅周辺エリアの特性を踏まえ,曜日や時間帯を4つのシチュエーションに分けて,それぞれのシチュエーションごとにメインユーザーを設定し,その過ごし方をモデル化した上で道路デザインや必要な機能の検討を行っております。  その中で,このデッキステージについては,まず過ごし方のモデルとして,平日のお昼時は駅周辺で働くサラリーマンの昼休憩を取る場所として,それぞれ静かに座りながらも多くの人が過ごしている。平日の午前,狛江に初めて営業で来たビジネスマンは,駅前の一番目印になる噴水ステージで待ち合わせをする。夕方,学校帰りの中学生のたまり場,名残惜しそうにいつまでもしゃべり合っている。日曜日の昼は,子供のダンスイベントが噴水ステージであるので,夫婦そろって見に行く。子供だけでなく親御さんたちもたくさん来ていて,駅前が多くの人でにぎやかになるという4つのパターンを想定し,日常使いとイベント使用の両方があることを念頭に,木の質感を持って緩いカーブを描く,どなたにも優しいデッキステージとしたところです。  また,狛江駅北口に広がる特別緑地保全地区と,その中の竹林については,市の玄関口の狛江駅を出たところに鎮座するまさにシンボルであり,この緑地と竹林という資源を駅前の景観に最大限生かしていくための一つの選択として,噴水部分を撤去し,その分も含めてステージ部分を奥側に移動することで,竹林を生かした良好な景観の形成とイベント時の動線確保を図っております。  現行の噴水ステージにおいては,特に噴水の維持管理にかかるコストについて議員も含めて以前より議会でも指摘されており,市としても課題として捉えているところではございますが,今回,道路デザイン案において提案したデッキステージについては,噴水の管理コストを嫌がったための噴水の撤去ということではなく,あくまでも今後の使用シーンの想定とイベント時の動線と通行者の安全確保といった現状の課題の解消といった点から,このようなデザインとしたものでございます。 369: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 370: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 今の御答弁で興味深いなと思ったのは,デッキステージについて4つのモデルを具体的に考えられたと。  平日,近くのサラリーマンがそれぞれ静かに過ごし,座りながら多くの人が過ごしているというイメージ。あるいは狛江に初めて来たビジネスマンが,その場で待ち合わせをする。噴水ステージの前ねと。あるいは中学生,名残惜しそうにわちゃわちゃみんなしゃべっているみたいな。あるいはダンスイベント,子供たち,夫婦そろって見に行く。子供だけではなくて親御さんも来ているみたいな,駅前がにぎやかになる。  ある意味,そういったすごいイメージ,具体的なものを想像されて,そういったあるべき姿って,あまり役所では今までにない,民間ではよくありますけれども,そういうことですごく画期的かなと思って,なかなかやるなと思いました。  次の質問は,平日の日中の滞留空間の使われ方を検証したいというお話に関して伺います。  使用什器の使われ方,総括についてということ。  今回,新たに道路上のベンチあるいはモジュールと言われる什器,あるいは噴水広場のウッドデッキに人工芝が使用されたのですね。  これは白い四角い箱,モジュールと言われているのですが,そもそも2019年のワールドカップラグビーのときにパブリックビューイング事業をお願いしていまして,台風第19号でなくなったのですが,そのときに多摩川で観戦される市民の皆様用に市の事業予算で,モジュールと言われる什器,これは日建設計がパテントを持っていますが,これを買っていただきました。ようやくお披露目がかなったということです。  何点かお聞きしますが,1つ目,道路上のベンチはどのような経緯で選定されたのか。  2つ目,モジュールを社会実験で使用することになった経緯。  最後,3つ目,人工芝も含め,それぞれ3つに関して,平日,日中,滞留空間での使われ方の総括。  以上3点をお聞かせください。 371: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 372: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まず,ベンチでございます。  今回の社会実験期間中,各道路上において,福井県の福井駅周辺で実施しているほこみちで実際に使用しているもの,地域団体コマエカラーからお借りしたもの,イベント会社からのレンタルという3種類のベンチを使用しており,このうち福井県のほこみちで使用しているベンチについては,本プロジェクトの担当職員がほこみちや道路空間の活用の社会実験の情報収集を行っている中で着目し,こちらを製作しているメーカーと交渉して,運送費の実費相当額のみで福井で使っているものと同じベンチを借り受けたものでございます。  次に,モジュールでございます。  これは以前より市で保有しており,各課でイベント時等に使用しておりましたが,持ち運びの容易さと,椅子やテーブル,荷物置きなど,いろいろな用途で使える汎用性を評価し,今回の社会実験においても使用することとしたものです。  最後に,人工芝,ベンチ,モジュールの評価でございます。  平日の日中において,ベンチは泉の森会館側道,噴水ステージ周辺,改札前南北自由通路の各箇所に設置し,人工芝とモジュールについては主に噴水ステージ周辺に設置いたしました。  このうち,特に噴水ステージ周辺においては,社会実験の前後と比較して平日は約40%の滞留者の増加が見られました。また,泉の森会館側道と改札前南北自由通路でも,噴水ステージ周辺と比べて数字としては小幅ではありますが,平日ではそれぞれ3%から7%の増加を確認しております。  また,私どもが終日観察していた限りにおいても,小さな子供からお年寄りまで,様々な年代の多くの方がこれらを利用され,時間を過ごされていたことも併せて確認しております。  これらのことから,この3つのアイテムにつきましては,滞在空間を創出する上で一定の効果があったものと捉えております。 373: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 374: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  ベンチとか,モジュールとか,人工芝とか,今までなかったものがその景色に入ったときに,人々はどう驚いて,それを使いこなすかというのが社会実験のポイントだと思うのですが,皆さん,噴水ステージに人工芝が敷いてあって,小さい子供が積み木か何かを置いて親御さんが見守るみたいな,それが日常の風景になったということもすごい発見でしたし,奥のベンチ,割と寝転がれるところで,高校生とかはここに寝転がりながらスマートフォンをいじっていたり,要はウォーカブル推進都市の狛江で,そういう止まり木みたいなベンチがあって,そこで人々がフェーストゥフェースで出会うと。そこにはモジュールみたいなものも寄与して,すごくいい景色ができたなと思います。  次に,社会実験で使われた,いわゆるコマエヤタイと言われているもの,これはコマエカラーがもともと作ったもので,私どもがやっていた一昨年から始めた泉の森テラスや,あるいはこまえくぼが主催したおやじの会のイベントなんかにも使われていましたし,最近でもいろいろ使われています。  ほこみち社会実験では,出店者が使用されました。  何点かお聞きしてまいりますが,1つ,このコマエヤタイを出店者に使っていただく狙いに関して伺います。  2つ目,実は,去年私が予算要望でお願いしたのですが,10月に駅前広場にコマエヤタイを収納するためのトランク,倉庫を設置していただきました。今後のほこみちの制度化を見据えて,コマエヤタイをもっと市民の皆さんに積極的に貸し出して利用していただきたいと思ってあそこに倉庫を設置していただいたわけなのですが,今後の運用に関して教えてください。 375: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 376: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まず,使った狙いに関してでございますが,コマエヤタイについては,今回の社会実験の準備を進める中でも,比較的早い段階で事務局として飲食や物販のエリアにて使用することを決めておりました。  これは,今回の社会実験においてつくり上げようとした駅前空間全体のイメージとの相性や,飲食・物販エリアとしての統一感,設置に必要なスペースや機能,借用に当たってのコスト,その他の要素を勘案し,最も適しているものということで採用したものでございます。 377: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 378: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) コマエヤタイの運用に関してでございます。  コマエヤタイを所有しているコマエカラーと協議をする中で,市内でこれまでに開催された様々なイベントやほこみち制度も含めた地域のにぎわいづくりにおいて,今後多くの市民の皆様や団体の方々にコマエヤタイを御利用していただきたいという基本的な考えは共有しているところでございます。  また,イベントには,公益的なものから一定の売上げ収益が見込めるものまで,実施内容等にも幅もあることから,具体的な管理・運用方法について協議を継続し,手続についても早期にまとめていきたいと考えております。 379: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 380: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) それでは,もう1回お願いします。  単純に,このコマエヤタイ,最初コマエカラーが市のお金,チャレンジ補助金か何かを使いながら,小菅村の木材を使っているのですね。  基本的にはDo it yourselfで,自分たちで部材を買って自分たちで組み立てて,それを市民の人が簡単に運用できると。  これは,もともとこういったイベントで,市民の人が自発的にやるイベントでは仙台屋台系と山形屋台系というのがあって,これは山形屋台系かな,こういう形のものは実は全国にたくさんあって,コマエヤタイはそれを採用しています。  ちなみに,この間長崎に行ったら,長崎市役所の隣にも,この運搬タイプのものを今後長崎市として使うみたいなことを言っていました。  次に,4)の質問,狛江駅南北通路に置かれたベンチ,あるいはおしチャリの検証に関して2点伺います。  1つ目,南北通路のベンチに関して,市民の皆さんの評価,受け止めをお願いします。  2つ目,おしチャリの検証に関して市民の皆様に御協力いただいたわけですが,こうやって乗らずに歩いて自転車を通行していただくということ。今後,常設していく場合の課題と,常にやっていくという場合の課題とするところは何でしょうか。  市として,これを進めていく意思がおありなのか。  以上を教えてください。 381: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 382: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 南北通路のベンチについては,来場者アンケートの自由記述欄や期間中の様子を見ている限り,多くの市民の方に植栽と併せ好意的に評価いただいているものと認識しております。  また,市としましても,改札前ということで,自転車・歩行者の通行の阻害要因とならないかという点については特に気にして見ていましたが,自転車利用者の皆様の多くにおしチャリに御協力いただいたこともあって,特段交通に関する事故はこの間なかったものと承知しております。  現場で見ていた限り,通行の阻害要因となっている感じも受けませんでしたので,その点においてよい結果が得られたと感じているところでございます。 383: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 384: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 南北通路は,ほこみち制度を導入の際には,道路管理者として歩行者専用道路とする予定ですので,自転車は降りて押して通行することとなります。  また,歩行者が通行する少なくとも幅2メートルを確保した上で,ベンチなどの構造物や占用物を設置できる利便増進誘導区域を設定しますので,その区域内での常設であれば設置が可能となります。  また,南北通路など,歩行者専用道路と指定する道路以外につきましても,駅周辺の歩行者自転車専用道路ではおしチャリを推奨できればと考えているところでございます。 385: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 386: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 数字は確かではないですが,狛江は約8万4,000の人口に対して10万台以上の自転車があって,このまちは標高差は多分19メートルぐらいで,ほとんどフラットなまちなので,本当に自転車が多くて,時にはびゅーっと怖いなという思いもされると。  ただ,駅は,今回ほこみち社会実験で南北通路は特にベンチなんかが置いてあったので,見ていると本当におしチャリをしている方が8割ぐらいいたのではないかなと。皆さん,非常に結構降りていただいて,私も駅に立っていたりして危ないなと思うときもあります。今回,先ほどの御答弁でほこみちに指定した場合は,あそこは自転車を降りてくださいということになるということなので,相乗効果でベンチがあって,ほこみちがあって,おしチャリがあると,そういうまちになってくれたらなと思います。  おしチャリのサインに関して,今回の社会実験の一つとして,駅構内に入る手前の壁面に大型のピクトグラムのカットアウトがされたPOPがついていました。  前回の一般質問で,放置自転車対策に係る今後のサイン計画への落とし込みができないかとお聞きしました。そのときの御答弁を言いますと,「景観まちづくりビジョンを平成28年度に策定をしております。改善したい景観として,ポイ捨てや放置自転車も挙げております」。今はおしチャリではなくて放置自転車のほうの話ですね。  「景観まちづくりビジョンでは,色彩や建築物の形態・意匠について示しており,付帯施設等として広告物・サインの項目もありますが,指針としては,広告物やサインは必要最小限で効果的に表示するものとし,建物に附帯する場合は建物デザインと調和した形態とします」と。  最後,「景観まちづくりビジョンでは,公共サインについての位置づけがありませんので,まちの美観を向上させるためには,必要な要素としての景観の誘導を目的として,今後のビジョンの改定を検討してまいります」というお話を答弁でいただきました。  お聞きしますが,今回の社会実験で使われた大型のカットアウト等,今後常設していく考え方に関しての見通し,課題等の御所見を伺います。
    387: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 388: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) おしチャリのサインについては,社会実験後も狛江駅前南北通路と泉の森会館に下っていく側道に一部設置をしております。  また,11月1日に開放したえきまえ広場裏の通路についても現状自転車・車椅子の通行はできませんが,おしチャリのサインを設置しております。  大型のカットアウトについては,常設となると設置しやすく効果的な公共施設上の設置場所の確保が課題となり,かつ景観への配慮が必要となるものと考えられます。  今後は,ナッジ理論の活用を踏まえ,にぎわい創出や景観と調和するようなデザインをKOMAE Designer’s Labのアドバイスを基に作成していければと考えているところでございます。 389: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 390: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) こういったピクトグラムって,ある意味手法ですけれども,視覚的にも分かりやすくて,ナッジ理論なんていうお話の活用を踏まえたみたいなこともいただきましたし,KOMAE Designer’s Labと協働するみたいなこと,今後楽しみかなと思います。  続きまして,5)夜間の照明デザインに関してお伺いいたします。  先ほど触れました2年前の第4回定例会で,実は私から狛江市に小田急線駅舎へのライトアップ,これを市長にお願いしていたのですが,結局,今回の社会実験で小田急高架線への照明は行われることになったのですが,2年前の当時の市民生活部長の御答弁を振り返りますと,市長からの指示によりまして,駅舎へのダウンライト設置の可能性につきまして,令和2年10月29日に小田急電鉄に相談したところ,駅舎にダウンライトを設置するには鉄道電源を使用する必要があり,その使用にはかなり制限があることに加え,終電後から始発電車までの時間帯に電力を供給することが困難であること,駅舎の躯体に穴を空けてダウンライトを設置することはハードルが非常に高いこと,また,仮設で躯体にライトを取り付けることも安全面から懸念があるなどのお話を伺ったと。  市民生活部長的には,駅舎を活用したダウンライトの設置は現実的には困難なものであると認識しているという御答弁でしたね。  2年がたちました。小田急電鉄への高架線躯体への影響はない形,かつ狛江市社会実験の予算内で高架線へのライトアップ実験を実現していただいたわけですが,改めて,未来戦略室の御尽力に感謝申し上げます。ありがとうございました。  3問質問いたしますが,1問ずつ伺います。  狛江市の魅力として,狛江駅北口徒歩ゼロ分に位置する緑地をライトアップした社会実験に関する市民の方の評価,市の受け止め,取りあえずこれだけ教えてください。 391: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 392: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 緑地内の竹林のライトアップについても,来場者アンケートの自由記述欄や期間中の様子を見ていた中においては,市民の方にはおおむね好意的に評価いただいているものと認識しております。  また,市といたしましても,社会実験の空間演出における1つのコンテンツとしてもよいものができたと捉えております。 393: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 394: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  続けて,小田急駅舎をライトアップした社会実験に関する市民の方の評価,例の躯体がライトアップされたわけですが,市民の方の評価,市の受け止めをお聞かせください。 395: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 396: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 小田急線狛江駅の駅舎のライトアップについても,同じく市民の方にはおおむね好意的に評価いただいたものと認識しておりますが,この駅舎のライトアップに関しては,特に泉の森会館方面に下っていく側道について,地域の方から道路空間の暗さに関する御意見をいただいておりました。  そのため,今後の道路改修の検討に当たり,このエリアの明るさを確保していくための一つの可能性を探るための実験でもあったところでございます。この点においては必要な実験が行われたものと評価しております。 397: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 398: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 以前,私どもで緑地のライトアップをしたときに,こういうインスタ映えするというものを想定していたのですが,女性の方から,「あら,私,本当に暗くて嫌だったのよ」と。「安全だわ」,「明るくて安心だわ」という声が今度駅舎のほうにあって,同じように安全に通行できるという評価もあったのかなというふうにお見受けさせていただきました。  続いて,質問,今回市民ワークショップで作成して,竹の灯籠,竹あかりを作成されました。夜の狛江の新しい景色になったと思います。  プロジェクトの経緯と市民の方の評価,市の受け止めを教えてください。 399: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 400: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 竹あかりについてでございますが,今回,この竹あかりを市民ワークショップで作成することとしたのは,この社会実験の企画を行った社会実験分科会のメンバーの発案によるものでございますが,この発想としては,このワークショップの参加者が実際に社会実験で使用される竹あかりを市民の皆さんの手で作っていただくことで,それぞれが自分も一人のプレーヤーとして社会実験に関わっているという感覚を持っていただく。それによって今回の社会実験に関わる方を増やし,またその熱量を上げていくことが今回の社会実験や,その後のまちづくりの盛り上がり,市民のまちづくりへの参画につながっていくことを狙ってというものであったと私どもとしては理解しております。  実際に,この竹あかり制作のワークショップには,お年寄りから未就学の子供まで39名の方に御参加いただき,合計で64本の竹あかりができました。  この社会実験の期間中は,毎日夕方にスタッフが並べて,夜9時過ぎに回収するという形で演出を行っていましたが,この間,この竹あかりを見て,「きれい」,「欲しい」という声は本当に多く聞かれましたので,これがそのまま市民の皆さんの評価ということでよいのではないかと思っております。  また,この竹あかりについても,泉の森会館側道における足元の明るさの確保という機能の面においても必要な実験は行えたものと評価しております。 401: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 402: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 今御答弁で,竹あかりワークショップ,自分も一人のプレーヤーとして社会実験に関わっているという感覚を持って,社会実験に関わる方を増やして,その熱量を上げていく,盛り上がっていく,参画する。  これはどこかで聞いたなと思ったら,この間長崎に,市長をはじめ,ほかの議員を含めてまちづくりのセミナーに行ったときに,要するに,税金で市民の人がサービスを享受するだけではなくて,自分が行政にコミットしていって,自分が役に立っている,まちの役に立っていることが,ひいてはまちに愛着を持っていく。  それに近いことを今回のワークショップ,まさに竹あかりを作って,それを親御さんが見て,どれどれ,自分の子供が作った竹あかりがこの道路を照らしているのね。子供も喜ぶ。そんなことなのかなと思います。  長崎の研修で,長崎は夜景のまちなので,その中のお話で,世界新三大夜景に選ばれた長崎市には景観専門監,景色の専門監という役割の方がいると。  夜景のデザインはそもそも投資効率がいいのですね。箱物を造るわけではないので。  新しい新幹線の長崎駅の膜屋根の素材を,東京ドームで使用されているようなテント,あれは多分,大林組だと思うのですけれども,ああいう白いもので,それで照らしたときに遠くの山からぼんやりと見える。  そういったことも含めて,長崎市では夜景に貢献する建築設計,これは市がコミットして推進しているといったお話も伺うことができました。  こうした専門家を行政が抱えるということは,狛江市の価値創造に向けたデザインマネジメントの視点に対して,すごく寄与できるのではないかなと思うわけです。  先ほどのサイン計画を行政計画に落とし込むという話も同じですが,こうした狛江市の夜の景観を意識的につくっていくという考え方も行政計画に必要な時代がそろそろやってくるのではないかなと思います。  具体的には,専門的な識者の意見を取り入れた狛江市の新しい夜の景色に関して,今後改定を予定されている景観まちづくりビジョンにもぜひ反映をお願いしたいと思いますが,御所見を伺います。 403: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 404: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 景観まちづくりビジョンでは,公共サインについて位置づけがありませんので,その改定に当たっては,今回の社会実験で好評であったおしチャリのサイン等も含め検討が必要と考えております。  夜景で有名な長崎市と狛江市では景観資源に差がありますが,ほこみちによる狛江駅周辺の整備の中で夜の景観を意識的につくることや,専門の識者の意見を取り入れた街並みのデザインなどを好事例としてビジョンに示すなどの検討が必要と考えているところでございます。 405: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 406: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 最後,夜の景観を意識的につくることや,専門の識者の意見を取り入れた街並みのデザインなどを好事例としてビジョンに示すなどの検討が必要というお話を御答弁いただきました。今後に期待させていただきます。  次の質問,6)撤去されていたプランターの今後ですね。  私は,昔からあのプランターは要るのかなと。要らないのではないかという論点の人なのですが,撤去されたプランターの今後に関して,今回ほこみち社会実験に合わせてプランターを撤去した経緯を教えてください。 407: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 408: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 噴水ステージ横のプランターについては,今回の社会実験において,噴水ステージでのイベント時と平時の際の人の流れや対流具合をより正確に把握するため,道路管理者と協議の上,この期間中については一旦南口バスロータリー付近に移設したものでございます。 409: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 410: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) プランターまではまだ手が回っていませんが,前,泉龍寺の裏参道に抜ける道にこういう緑の木があって駐車場の車止めになっていたのですが,狛江の景観として裏参道に抜ける山門が見えるところがすごくあれなので,邪魔だと言って取ってもらったのですね。今あれがなくなっていて,すごく景色的には,ちゃんと都市デザインとして狛江の魅力がアップされるようなこと。あのプランターも同じだと思うのですよ。  ただ,いろいろしがらみがあると思いますが,副市長に伺います。  ほこみちに合わせて,道路空間を市民に開放していく上で,竹林を,緑地をめでて,その空間に滞在していただくという狛江市の魅力づくり,これを念頭に置いた場合,北口の道路空間にプランターは必要ない。むしろすっきりとした公共空間にしていく必要があると考えるのですが,御所見をお聞かせください。 411: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 副市長。 412: ◯ 副市長(平林 浩一君) プランターの設置につきましては,放置自転車等の防止の一環として現在に至っている経緯がございます。  また,一方で,狛江第三中学校の生徒による花いっぱい事業も毎年度実施しているところでございますので,今後歩行者優先道路,ほこみちの計画に併せまして,配置や規模の在り方を含めて,総合的な検討をしてまいりたいと考えております。 413: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 414: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) そうですね。私が外してくださいと言っても,いろんな関係があると思いますので一朝一夕にはできないと思うのですが,こういったほこみちとかをやる場合に,あまり物を置かない。可動性とか,フリーなスペースを多くしておいたほうが多分今後のまちづくりにはいいと思うので,いろんなことができるようになる。  逆に言うと,いろんな物を置いてしまうと本当にごちゃごちゃして都市景観デザインもよくないと。断捨離が必要だと思うのですね。それは私の一人の意見なので,いろいろ市民の方とも協議しないといけないかなと思います。  次の質問,まちづくり会社に関して伺います。  ほこみちは制度の運用上,自治体が実施主体とならずに,市民がプレーヤーとなっていくというふうに国土交通省は定めているのですが,今後,ハードとしてのほこみち指定と同時並行的にソフトの部分あるいは経営感覚,公共空間を使ってもうけられる能力という視点での人材育成,組織づくりが必要になってくるのだろうなと。  まちづくり会社の話ですけれども,その辺り,市として取り組んでいくワークフロー及び課題として捉えていることをお聞かせください。 415: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 416: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今年度実施した狛江駅前での社会実験や,その先のほこみちの導入を念頭にこの狛江駅前エリアの利活用を考えるに当たり,駅前エリアの価値の向上といった観点からも駅周辺の資産価値を生かした事業で収益を上げて,それをまちづくりに投資し,駅前エリアを含め,狛江のまち全体を豊かにしていくという考え方や,それを核となって行うという地域まちづくり法人については,市としても検討が必要なタイミングになってきているものと考えております。  また,この駅前の利活用の持続性を担保するというところでは,この駅前空間のマネジメントに地域の方にも参画していただきながら,駅前でのにぎわい創出を図るといった,いわゆるエリアマネジメントやそのための協議体についても今回の社会実験を契機に必要性の理解は深めておりますので,さきにお答えした地域まちづくり法人と併せて,市として今後具体的な検討を進めていきたいと考えております。 417: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 418: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 今から6年前ぐらいですかね,議員になりたての頃,丸の内の三菱地所のエリアマネジメント,そこに私はプレーヤーとして参加しました。あそこは今歩行者天国的にアートがいっぱいある。そういった道路になって,あそこはすっからかんのまちだったのですが,今はすごくにぎやかな,おしゃれな,外の美術館というのかな。この間,テレビ東京の美の巨人にも出ていましたけれども,物すごくおしゃれな感じになっています。それはエリアマネジメント組織,その辺で私もエリアマネジメントのプレーヤーとして一つ,ある期間で参加しました。経営感覚とか,もうける感覚とか,センスとか,デザインとか,動線とか,あとはエビデンス,数字ですね。全て数字が頭に入っていないとそれは無理ですので,そういったことも学ばせていただきました。そういったことも含めて,市としては今研究を重ねていると,理解を重ねているということでした。  それでは,大きく3問目に移ります。  市の独自価値,街の真ん中に緑地がある,これを最大限に生かしたまちづくりという視点を考えていきたいと思います。  先ほど,噴水ステージに書かれていた内容で,市が課題として捉えていることを伺いました。  御答弁では,噴水が生かし切れておらず,駅前の顔となる空間がないということ。夜間は街灯が暗くて,駅前広場としては暗いということ。  現在進めていこうとしている計画では,噴水は撤去する方向ということですから,想像すると,より駅前ゼロ分のところにある緑地保全地区の竹林が目の前にぱーんと現れてくるような景観デザインになってくるのだろうなと思います。  もちろん,駅改札を出て,こんなに豊かな緑地が現れる駅というのは多分首都圏ではないと思うのですね。狛江だけ。  この間,スーモという雑誌で,成長力ランキングみたいな話で,あるいは15歳未満人口の伸び率というので狛江が割と上位に入っていたのですね。11月8日のスーモ。  割と,そうした狛江のまちの魅力づくりという中で,街の真ん中に緑地がある。これは狛江市独自の価値,唯一無二の価値だと思うのです。このことを最大限に生かしたまちづくりを進めていくべきだと,必要だと思いますが,市の御所見をお聞かせください。 419: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 420: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江駅北口には,狛江弁財天池特別緑地保全地区があり,中心市街地でありながら目の前に豊富な緑や池が広がる特徴的な景観を有しております。  今後も,中心市街地として土地利用を検討する中においても,それらの自然環境を保全し,調和することにより,豊富な水と緑が一体となった狛江駅らしい景観形成を図ることが求められます。  そのため,狛江駅周辺は市全体の玄関口として中心市街地の役割を担い,市内外から多くの人が訪れ,快適な歩行空間の中で活発な都市活動や交流が行われる拠点を目指しつつ,狛江弁財天池特別緑地保全地区等の貴重な自然・歴史資源を生かした景観形成を図り,市民が誇りを持てる魅力的なまちづくりを進めていく必要があると考えております。 421: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 422: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 街の真ん中に緑地があるという狛江市の独自価値を最大限に生かしたまちづくりを進めていく上で,ハードとソフトの両面で考えてみたいと思うのですが,ソフトというのは,例えば市民が保全地区の保全にそれぞれの役割を果たす。先ほどの自己有用感みたいな話で,自分が市に役立っている,コミットしている。ついては,俺の狛江好きだな,私の狛江好きだなみたいなことですね。そういう仕組みづくり。  緑地を魅力的に見せるハードの開発という視点で,最初はハードのほうから伺いますが,噴水ステージ周辺整備は道路ですので都市建設部の所管,保全地区緑地は環境部の所管になると思うのですね。  その間,現在保全地区周辺をシルバーの柵が取り囲んでいます。緑地を魅力的に見せる開発という視点では,この柵の機能やデザインを道路空間のリノベーション時期と期を同一にして変更していく必要があるのではないかなと考えるのですが,これがひいては狛江市がほかのまちに優位性,USP,ユニークセールスポイントをつくり出すというシティーセールスの点,見た目の点で特に重要だと考えます。  市の御所見を伺います。 423: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 424: ◯ 環境部長(門井 淳君) 保全地区周辺を覆う柵を駅前空間と一体となるデザイン性の高い柵とすることで,駅周辺が統一感のある魅力的な空間となるほか,道路空間のリノベーションと合わせることで自由度の高い空間とすることができ,まちのブランド力の向上につながるものと考えてございます。 425: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 426: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 現状の柵は,こういうシルバーのフェンスなのですね。何か絶対に入ってくれるな,アルカトラズ島みたいな,そう言ってはいけないですね。失言でした。  中の竹林を見せるという考え方にはなっていないのだろうなと思います。  この写真,日本一大きな湖のほとりにある民家の写真を撮ってきたのですが,光の関係で湖面が写っています。夜になると当然見え方が違ってくるのだろうと思います。あとメンテナンスの問題も考えなくてはいけないと思うのですけれども,まちづくりの意志として緑地を見せる,緑地を生かしたまちづくりをうたうのであれば,トータルでデザインを考えていく必要があるのだろうなと思います。  所管課の違いを乗り越えて全庁的な取組で検討をお願いしたいと思います。  続いてソフト面。  市民が保全地区の保全にそれぞれの役割を果たす仕組みづくりについて考えます。  保全地区は,市と保全の会との協定により,小規模な管理は市民の会,大規模剪定等の管理は市がやることになっている,そうした理解でよろしいでしょうか。 427: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 428: ◯ 環境部長(門井 淳君) 議員がおっしゃるとおり詳細としては,協定により市民の会は自然観察路・施設等の清掃,簡易な剪定及び下草刈り,管理区域内施設の維持管理等を行い,市は大規模剪定及び施設その他の修繕を行うこととしてございます。 429: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 430: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) この辺の話,まさに狛江駅北口で緑地を生かしたリノベーションというプロジェクト,石井議員と一緒に4年前,5年前ぐらいから取り組んでいまして,当然,保全の会とも何回も実はセッションを重ねてまいりました。
     その過程から顕在化された課題として,高木の剪定を2020年度に市の事業で行っていただきました。ありがとうございました。  紅葉の葉っぱが赤く鮮やかになった。あれは簡単に言うと日光が差し込むからなのですね。今までは鬱蒼としていて日光が差し込まなかったので赤にならなかった。光合成が進んでアントシアニンという色素が合成する化学反応が活性化したことによって黄色から赤に変わったということが,昨日ググりましたら書いてありました。  さて,話を戻しますが,市との協定により保全の会は簡単な管理を行っていただいています。  2019年8月10日に,我々と市民の会との間で保全地区の今後の共通理解を進めていく会議を行いました。そういった市民の会と我々で会議をしたということです。  その中で,協定書の中身に係る市民の会の第一条,会の管理運営業務,あと狛江市の第二条,市の管理運営業務のすみ分けを確認しました。  簡単に言うと,市民の会は,緑地保全の啓発,自然観察路,施設等の整備,保全上必要な簡易な剪定,下草刈り,維持管理や事故のときに市に連絡する。それ以外のことは全て狛江市がするというふうに協定に書いてあります。  伺いますが,こうした理解でよろしいでしょうか。 431: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 432: ◯ 環境部長(門井 淳君) 議員がおっしゃるとおりでございます。 433: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 434: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 市民の会は,自然観察路,施設等の整備を行うということが確認できました。  この写真は保全の会のメンバーから御提供いただいたものです。  目隠しをさせていただいていますが,2002年協定締結後,会の発足直後の皆さんの写真,17名の方が写っています。あれから20年たちました。  注目したいのは,当時の保全地区内の風景写真です。  これは,2001年ではなくて2002年です。  管理棟近くの自然観察路,きれいに整備されています。続く自然観察路,これだったら歩きたくなるなと。  自然観察路の脇の樹林地のきれいな景色です。  自然観察路から駅のほうに臨む写真です。よく整理されている様子がうかがえます。  伺いますが,2002年の協定で定められた保全・整備方針というものは,簡単に言うと,この保全地区が開設された2002年当時の様子,整備水準を維持すること,この水準を維持することと考えますが,市の御所見を伺います。 435: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 436: ◯ 環境部長(門井 淳君) 市が策定いたしました狛江弁財天池緑地保全地区保全・整備計画書では,保全・整備の基本方針として,1,緑地保全地区全体としては,都市内の貴重な緑地空間,生物の良好な生態的空間としての機能を保全していくこととする。2,泉龍寺地区については,良好な境内林を今後とも現況のまま保全する。3,狛江弁財天池地区については,良好な樹林と水辺環境を保全するとともに,一部の住宅跡地等を利用した自然との触れ合い空間を整備するの3点を掲げており,この基本方針に基づいた整備と管理を行ってきたところでございます。 437: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 438: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 1995年当時に作成された,弁財天池地区の具体的な保全・整備方針資料から抜粋をしました。  この中の施設整備にフォーカスを当てたいのですが,書かれている1,水位不安定な湧水池は,今後水位安定の手だてを講ずる。2,買収後の宅地跡地(旧荒木邸)は,補植等により良好な緑地として再生するとともに,立入制限施設を整備する。3,宅地跡地の一部は,市民の自然との触れ合いや休息の場として,散策路,お便所,パーゴラ,ベンチなどを整備する。ただしデザイン性は留意とあります。  これら3点は,それぞれこの後の施設整備計画でどのように実行されたのか伺います。 439: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 440: ◯ 環境部長(門井 淳君) 弁財天池特別緑地保全地区のうち市の管理範囲については,平成11年度から3か年をかけて施設や散策路等の整備を行いました。  具体的には,1点目の水位安定の手だてにつきましては,井戸ポンプを2基設置することで対策をいたしました。  2点目の立入制限施設については,閉鎖管理区域への立入りを制限するために金属製の柵を設置いたしました。  3点目の自然との触れ合いや休息の場につきましては,市道113号線沿いに散策路を,管理棟内にトイレを,閉鎖管理区域内に石製のベンチをそれぞれ整備いたしました。 441: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 442: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 今3つのポイントで伺いましたが,この中の湧水池に関して伺います。  前提となりますが,市と保全の会との協定で管理対象範囲というのはこの絵の中のグリーンの部分,これは保全回復ゾーン,ピンクの部分を散策ゾーンと。  この保全回復ゾーンの中にひょうたん池があります。この白い部分,これは泉龍寺が管理する場所に弁財天池がありますと。これは前提ですね。  質問なのですが,ひょうたん池を外から覗くと,ひょうたん池の水位が下がっているように見えるのですが,その要因を教えてください。 443: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 444: ◯ 環境部長(門井 淳君) ひょうたん池の水源は,池の周りに設置している2基の井戸ポンプでくみ上げる地下水と,狛江駅北口地下駐車場の湧水槽の余剰水となっております。  いずれも自然由来の水源でございますので,降雨量が減る冬から春にかけて水位が下がる傾向がございます。 445: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 446: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) ひょうたん池の水位が下がっている要因というのを絵で描いてみたのですが,これは市民の会との打合せでも使用したものです。  ひょうたん池の水源というのは,池の周りに設置している2基の井戸ポンプでくみ上げる地下水と,狛江駅北口地下駐車場の湧水槽の余剰水で,いずれも自然由来の水源。降水量が減ると水位が下がってしまうという御答弁でした。  さっきの話,1995年の整備方針にある水位不安定な湧水池は,今後水位安定の手だてを構ずるに関して,今後の見通しを教えてください。 447: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 環境部長。 448: ◯ 環境部長(門井 淳君) 水位安定の手だてにつきましては,平成11年度に井戸ポンプ2基を設置しており,現時点では新たな整備等を実施する予定はございません。 449: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 450: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 分かりました。  市もお金がかかるし大変だと思うので,ここで提案というか,これに市民の方を巻き込んだほうがいいのかなというような話の論点です。  この間の長崎の全国都市問題会議で,テーマとして市民の方の巻き込み方に関する事例って幾つかあって,心に残ったワード,4つポイントがありまして,書かせていただきました。  1つ目,公共は行政だけでなく,市民,民間,研究機関と手を携えてつくっていくもの。  2つ目,他者とのつながりという機会をつくっているまちは,これからも選ばれると。  3つ目,まちはOSを常に書き換えて,新しいアプリでも使えるようにしておく。アプリというのは,要は市民,民間,研究機関のことです。  4つ目,これはさっきも申し上げましたが,市民にとっての自己有用感,自分が役に立っている,それが狛江のまちに愛着を持つんだよ,そういう感情,市民がまちに参加してもらうストーリーをつくっていく。  以上4点が刺さりました。これが市民をまちに巻き込んでいくポイントなのかなと思いました。  まとめると,本日の文脈は,狛江駅徒歩ゼロ分のところに,保全緑地を最大限に生かしたまちづくりを行う。  ハードでは,小田急SCディベロップメントが予定されている小田急マルシェの改修のタイミングの時期を逸することなく,ほこみち社会実験で得られた知見をベースとして公共空間,道路のリノベーションを行っていくということ。  ソフト面では,何より市が認識しているまちづくり会社の重要性をより深化させ,市民にプレーヤーになっていただくような下地をつくる。  そして,何よりも市民の方がまちに参加することで,まちに愛着を持つ。狛江のまちを私は好きだ,そういうストーリーをつくっていくことが重要かなと思います。  かような整理になろうかと思います。  提案ですが,緑地保全地区の魅力を継続していくために,協定を締結した2002年当時に立ち戻り,今まで市民の会におんぶにだっこで大変御苦労をかけました。  ただ,皆さんも御苦労されているでしょうし,市民の会にだけに頼るのではなく,市民の会と一緒になって,市が主体的にネットワーク化した市民ボランティアの方々が市民の会だけではできない保全地区内の管理や整備に充てられるようなスキームが必要になってくる,そんな絵を思い浮かべるのです。  先ほどの湧水池の話もそうですし,あるいは柵になっているガラスを拭くということもそうですし,市がやると大変だと思うので,そこに幾ばくか自分がコミットするみたいなことができないのかなと。  自然観察路の清掃を市民の方々にサポートしていただく。今市民の会がやっています。それを市民の方々がサポートする。  あるいは緑地の専門的な知見がない方,市民の会には緑地の専門的な知見がある方がいらっしゃいますが,そうではない方でも狛江を代表する緑地保全地区という価値を持つまちづくりに一緒に参加していただいて,すなわち市民の方自らにまちに役に立っているという実感を持っていただく。狛江のまちに愛着を持っていただく。  重複しますけれども,こんな夢を見ていたわけであります。  市は,ビジョンを明示して人のつながりの場をつくり,市民の皆様の理解を得ていく。これからのまちづくりに必要な視点だと思います。  市民は,保全地区の保全にコミットして,それぞれ自分たちの役割を果たして,それぞれの市民の思いや背景を考えていく。それこそが市民がまちに愛着を持つストーリーだと思います。  市長に伺います。  今まで市民の会の皆さんには相当御苦労をおかけしたと思うのですが,狛江駅北口リノベーションとともに,市民の会だけに頼るのではなくて,より多くの市民の方に狛江の価値である緑地保全地区に参画をしていただく。まちの魅力づくり,まちづくりを行っていく。こうした考え方に関する御所見を伺います。 451: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 452: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 都市の緑は,ヒートアイランド現象の緩和,環境の保全,良好な都市景観の形成など,様々な効用があることから,適切に維持管理するとともに,市民,事業者,行政が協働して関わっていくことで,より魅力的な愛着のあるまちづくりにつなげることができる,そういった存在であると考えております。  狛江弁財天池特別緑地保全地区は,狛江市の将来都市像にうたわれてございます水と緑の象徴として,市と市民が一体となって後世に伝えていこうという,そういった地区でございます。  開園以来,市民の会の皆様によりまして自然観察会を開いていただくなど,都市における緑地保全の重要性を啓発するための活動を行ってまいりました。  令和2年度には,沿道飲食店等の路上利用の占用許可基準を緩和する特例措置によりまして,泉の森テラスが開催され,初めて竹林のライトアップも行われました。駅前空間に幻想的な竹林が浮かび上がり,市民の皆様からも好評価を得ることができまして,新たな魅力を享受できたというふうに捉えているところでございます。  また,今年度は,ただいまの議員の質問にもございましたとおり歩行者利便増進道路制度でございますほこみち制度の実現を目指した社会実験を10月に開催し,駅周辺のにぎわいと快適な歩行空間を多くの市民に体験いただいたところでございます。  今後につきましては,狛江駅の小田急マルシェの改修が予定されるなど,今まさに狛江駅周辺が大きく変わる転換期に差しかかっているというところでございます。  狛江を象徴する特別緑地保全地区が持つ魅力を市民の皆様とともに共有するとともに,駅周辺エリアの整備と連携をしながら,市民共有の財産として将来にわたり愛される空間となるよう,魅力あるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 453: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 5番三宅議員。 454: ◯ 5 番(三宅 まこと議員) 最後は市長に締めていただいて,御紹介いただきました泉の森テラス,これは国の規制緩和でコロナ道路占用特例。コロナ禍の中で,飲食店の中ではなく,外でにぎわっていただくという国のことを,我々民間のほうで,市に御許可をいただきながら,泉の森テラス,それでライトアップをしたという経緯。  その先にはほこみち制度,今度は国土交通省が制度化して,行政が指定化して,そこでまちづくり会社のプレーヤーがやると。そこでは,変な話,道路の上で自由な発想で,先ほども国土交通省の方が言っていましたけれども,できないことを考えるのではなく,できることを考える世の中になっていく中で,狛江市がフロントランナーとして,東京の中の緑地がある,魅力あるまちということを引っ張っていただきたいということで思いが一緒になったのだろうと思います。  2019年8月,これは先ほど保全の会にプレゼンした資料なのですが,狛江駅緑地周辺公共空間のリノベーション構想提案書ということ。  いろいろ課題があって,車が通らない道がありますね,ごちゃごちゃしていますねと。南北通路,いろいろ問題がありますねみたいな話です。  こういった,先ほど私が撤去したこういうものもあったのです。これは今なくなっていますね,プランター。こういう自転車の柵もあって,邪魔かなみたいな,いろいろ課題があって,こういう自転車撤去看板がごちゃごちゃしていますねという話とか,2019年に市民の会に提案した資料ですけれども,こんなのを実は今から3年前にやっていました。  これは行政計画上の話で,上位計画からいろいろある。難しい話なので割愛しますが,歩きたくなるまちのリビングというコンセプトを立てて,外で過ごす楽しさを体験できる場所あるいは多世代の健康ライフを支える交流の場。光,水,風,緑を感じるストリート。夜もにぎわって顔の見えるまち狛江と。歩きたくなるまちのリビング。その3つ,2つ,因数分解したのが,まち掛ける顔づくり,狛江の玄関口の顔づくり。今日の話ですね。  夜掛けるまちリビング,夜散歩を楽しめる。カップルが手をつないでひそひそできるのが,これからは格好いいと思います。  町なかに水と緑があると。  こんな話を,先ほどの湧水池の話もそうですが,4年前から実はこういう話をしていまして,その中で日建設計にパースを作っていただいて,こういうウッドデザインをやったものであって,例えばこういうような北口整備の提案,ここではライトアップもするということが書いてあります。  ただ,これが一足飛びに今年の10月に社会実験で全部目の当たりにしたということで,すごいスピード感で実はやっていただけたのだなと思います。  そのときに作ったものは,この北口えきまえ広場の提案。当然あの噴水はそのときに頭からなくて,こういうような楽しい,本当にフリーで,可動式で何でも今できる市民の,今これがまちづくりの基本だと思うので,物はあまり置かない。フリーな部分を用意するというのが大事だと思います。  そういったことを,実は2019年,市民の会に提案したときに,温度感はそのとき悪かったのですが,苦節3年ですか。行政の計画からするとすごいスピードで,それが市が主体的に作っていただく道路デザインのパースにも落とし込んでいただき,本当に私も心が躍る気持ちでもあります。  ただ,これがスタートで,今後,小田急SCディベロップメントも含めて,この狛江のまちがどう変わっていくかというのは,最終的にはセンス,あとは中途半端にしないこと,割り切ること。あれとこれもあったら,これもあるよねではなくて,あれかこれかみたいなことも当然必要になってくるのかなと思います。  お時間も過ぎてきましたので,今日の質問は終わります。  ありがとうございました。 455: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時50分 休憩     午後 3時05分 開議 456: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。6番辻村ともこ議員。 457: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 皆さん,こんにちは。  本日,私は通告に従いまして,3問質問をさせていただきます。  質問の順番を変えまして,3問目,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が子供に与える影響と対策についてを先にお伺いしたいと存じます。
     まず初めに,狛江市における新型コロナウイルス感染症感染拡大を抑えるために日夜努力をしてくださっている狛江市,狛江市医師会,狛江市歯科医師会,狛江市薬剤師会,関係する全ての方に感謝を申し上げます。  今回は,子供は国,地域の宝でございますが,しかし新型コロナウイルス感染症とそれに伴う社会の変化により,子供たちの生活は劇的に変わり,子供の心身には多くの影響が出ているといいます。国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」が立ち上がり,子供2,500人以上,保護者6,700人以上に取ったアンケートが発表されました。新型コロナウイルス感染症による子供への影響は根深く,顕著であることが分かり,狛江市でも早急に対応が必要だと感じておりました。  そうしたところ,地域では私のもとに保護者,地域住民から新型コロナウイルス感染症が与える子供への影響についての心配,不安の声が多く届いたため,今回,私は各学校や幼稚園,保育園,地域を回り視察し,実際に現場で調査を重ね,現状の把握とどのような環境づくりが子供にとって一番よいのかを考え,本一般質問において質疑をしながら,解決策を模索したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。  新型コロナウイルス感染症は,2019年12月,中国武漢で1人目の感染が確認されてから一気に世界中に広がり,感染発覚初期は,成人への感染力の強さ,また重症化までのスピードが速く,特効薬もない中で人々はやみくもに行動制限をかけざるを得ませんでした。  その行動宣言とは,3密を避けるための「移動の制限」,「会話の制限」,「マスク着用の制限」であり,赤ちゃんから大人まで全世界の人々が強いられました。コロナウイルス感染症が発症した2019年12月から,既に3年間こうした行動制限の期間は続いています。  子供にとっての3年間は大切な成長期間であります。今回は,特に新型コロナウイルス感染症が子供に与える影響について,ゼロ歳から16歳までの乳幼児から中学生までの年齢に限り,質疑をさせていただきたいと存じます。  まず,先日御覧になられた方もいらっしゃると思いますけれども,加藤厚生労働大臣は,令和4年11月27日,朝,フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し,新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけの見直しについて,早期に検討してまいりますと考えを示しました。  感染症法では,重症化リスクなどに応じて感染症は1類から5類に分類されていて,新型コロナウイルス感染症は2類相当に位置づけられ,感染拡大を防ぐための厳格な対応が取られていますが,一方で,季節性インフルエンザは5類に位置づけられていて,新型コロナウイルス感染症についても医療の逼迫を防ぐ観点から,5類に引き下げるべきとの要望が出ています。  この見直しについて加藤厚生労働大臣は,国会で議論されている感染症法改正案の規則に早期に検討に入るという規定が入っているとした上で,規定にのっとって早期に検討していく考えを示しました。  また,政府のコロナ分科会で,緊急承認された塩野義製薬の飲み薬のゾコーバについて,委員から自己負担にすべきと指摘されていることについても,加藤厚生労働大臣はゾコーバに限らず,マスクの着用の仕方なども含めて,トータルで議論をしていく必要があると発言をいたしました。また,11月23日には,自民党の萩生田光一政調会長は,今国際会議でマスクをしているのは日本人だけ,そのぐらい世の中は変わってきました。ここは冷静に,科学的な知見に基づいてコロナの対処を考えていかなければならない。行動規制はかけないでウィズコロナで乗り越えようと考えていると発言し,飲食店などの時短営業,こういったものは要請しない考えを示しました。  そして,現在開催中のサッカーワールドカップ2022カタール大会では,日本チームが善戦しています。皆さんも手に汗握り,きっと御覧になられている方も多いと思いますけれども,6万人収容できるスタジアムではほぼ満席,この人々はほぼマスクなしで観戦し,町なかで過ごしている映像が世界に報道されています。世界は感染症分類5類のウィズインフルエンザ時代のように変貌していく様相を見せていると言えます。  現在,新型コロナウイルス感染症が子供に与える影響として問題となっていますのは,主に学校行事の中止,減少やマスク着用などの長引く行動規制において,全国的に子供たちの鬱症状,自殺,いじめが増大していることなどが挙げられています。また,親からのDVなんかも増えているといいます。  先月末,東京23区多摩市選出の小倉將信少子化担当大臣が,文部科学省からのいじめの調査報告があり,いじめの重大事態というのは過去最多に近い700件を超えていると。そういう状態だというツイッターがありました。狛江市においても,新型コロナウイルス感染症が子供に与える影響について,真剣に向き合わないといけないときが来ていると思います。  モニターをお願いします。  これは,令和4年10月19日,文部科学省がマスクの着用の考え方に関して,さらなる周知を図るために厚生労働省が作成したリーフレット,これを通知して配布してくださいというものでございます。英語のものもあるけれども,こういう感じで御覧になれますでしょうか。  屋外において,マスクの着用は原則不要だと書いてあります。屋内においても,距離が確保でき,会話をほとんど行わない場合を除きマスクの着用,これはそのときだけお願いして,それ以外はしなくてもいいんだよということでございます。  また,厚生労働省から今度は,幼稚園,保育園,先ほど小学校でございましたけれども,小児の新型コロナウイルス感染症対応についてということで,こちらもマスクの着用については,2歳以下はマスクを着用しなくてもいい,そして外へ行くときなど必要がないという通達で,これをきちんと通達しますから,ぜひ強制的にマスクを子供たちにさせないでくれと,こんなような通達が出ておるところでございます。  では最初に,子ども家庭部にお伺いをいたしますが,新型コロナウイルス感染症が与える子供への影響について,市内幼稚園,保育園,幼児教育や保育サービスの現場で子供の心と身体,家庭の分野について,どのような状況の変化があるのか事例を踏まえて御説明いただきたいと存じます。よろしくお願いします。 458: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 459: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 新型コロナウイルス感染症の子供に与える影響につきまして,市といたしまして調査は行っておりませんが,先ほど議員から御紹介いただきました国立成育医療研究センター内外の研究者や心理士,医師らを中心とした「コロナ×こども本部」において,コロナ禍における子供と保護者の生活と健康の現状を明らかにすること,問題の早期発見や予防・対策に役立てることを目的にアンケート調査を行っており,その報告書が公開をされております。  令和4年3月に公表された第7回調査の報告書を見ると,ゼロから1歳児の子供を持つ保護者の回答として,「外遊びの機会が少ない」,「テレビやタブレット,スマホを見る時間が長い」,「マスクのため同居家族以外の大人の口元を見る機会が少ない」,「同居家族以外の大人と触れ合う機会が少ない」,「同世代の子供と触れ合う機会が少ない」といった回答が多くございました。報告書に書かれているとおり,これらの結果が必ずしも全体像を正確に把握しているものではありませんが,コロナ禍における影響があることは考えられるところでございます。  市内幼稚園,保育園,幼児教育や保育サービスの現場における影響といたしましては,保育園などでは,最初の緊急事態宣言の際には,預け入れの制限を行う必要があったほか,現在におきましても,ソーシャルディスタンスの確保などの対策を行っております。それでも,今もって新型コロナウイルスの感染例は継続して報告がございます。また,感染拡大に応じて休園をする場合もございます。 460: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 461: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 子ども家庭部の把握されている幼児教育,保育サービスの現場においても,マスク着用や行動制限における子供たちの心の影響があるということが確認できました。  マスク着用について改めてお伺いいたしますが,市内幼稚園,保育園,幼児教育,保育サービスの現場において,未就学児におけるマスク着用について,いつからどのような基準の下,狛江市は指導を行っているのかお伺いいたします。 462: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 463: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 保育園におきましては,保護者の御理解のもと,コロナ禍による対応が必要となった当初から,マスクの着用をできる範囲で行っておりますが,乳児はそもそも着用できません。また,国の通知にも,2歳未満についてマスク着用は勧めないと掲げられております。年齢が上がって無理でなければ着用しておりますが,食事中や園庭で遊ぶとき,散歩をするといった場合,また熱中症リスクが高い時期などは外して生活をしております。  そのような状況のため,園内で感染対策を最大限講じてはおりますが,感染者が出た際には,マスクを着用していない場合は濃厚接触者となるようなこともございます。 464: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 465: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) なるほど,よく分かりました。国の通達のとおり2歳未満の子供や登降園,室内遊び,運動,給食の際,マスクの着用はしなくてもいいということが確認できました。  保護者,地域への通達は,いつ,どのようにマスクの着用をしなくてもよい場面があるということをお伝えになったのか,またマスクの着用率を教えていただけますと幸いです。 466: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 467: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) マスク着用の運用につきましては,国からの通知が出たときや保護者から質問があった際等に,保護者全体にお知らせをする必要があると判断した場合に,園内掲示などで保護者の皆様にお知らせをするようにしております。  着用については個人差もあり,着用率は調べておりませんが,先ほど御答弁申し上げましたとおり,年齢が上がって無理でなければ着用はしておりますが,食事中や園庭で遊ぶとき,散歩をするといった場合,また熱中症リスクが高い時期などは外して生活しております。また,保護者の意向で着用しないといった場合もございます。 468: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 469: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 私も今回,保育園,幼稚園,小学校,中学校,全部を見て回っているのですけれども,保育園4園を回らせていただいたのですが,私の目視の感じであれば,大体着用率は登降園のとき,これは70%ぐらいだったかなと。やはり小さなお子さんなんかはしていらっしゃらないですし,自転車の後ろに乗せてお母さんと帰られるとか,外で遊ぶときも若干いらっしゃいますけれども,ほとんど外して遊んでいらしたというよう見えました。  すみません,追加で確認なのですけれども,マスクの着用は強制していないですよね。 470: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 471: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 強制ではございません。 472: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 473: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 保護者の意向で着用しないといった場合もあるということで,中には,ずっと着用させていないお子さんがいるということも先生から聞きました。そういうお子さんは着用しないで,いろいろな御事情があるので,周りのお子さんにも配慮をしているということでございました。ありがとうございます。確認ができました。  そして,市の幼稚園,保育園,幼児教育,保育サービスに関わる先生方というのは,新型コロナウイルス感染症において子供たちが行動制限をさせられて,マスクを着用していることに対して,本来どのような環境で子供を教育,保育をするのがよいと思われているのか,理想とする環境について,どのように考えていらっしゃるかをお伺いいたします。  また,もしこうした状況の中でマスクの着用,いつからどのような基準でもっと緩和をしていくのか,その緩和のタイミングと基準を教えてください。 474: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 475: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 保育園におきましては感染者が出た場合,特に年齢の小さなお子さんは,マスクができない状況であることに鑑み,症状の有無にかかわらず,同じクラスの園児は濃厚接触者と判断されることがございます。現実論として,保育現場におきましてはマスクを着用しないことでの影響もあるということも確かでございます。  今後,コロナとともに生きていかなくてはならない状況ではございますが,コロナリスクがもっと低くなり,子供たちが安心・安全に生活できて,自由に保育ができる状況になればよいというふうに考えております。  今後につきましても,社会情勢の動向に合わせて保育環境を整えてまいりたいというふうに考えてございます。 476: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 477: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) やはり先生方も子供はマスクもなくて,自由にして,かつ園行事なんかの制限がありましたから,そういったこともなく自由な保育環境,こういうものが望まれているということを確認できました。情勢を見て,またしっかりと変化のほうを捉えて,早く自由にしてあげていただきたいと思います。  では最初に,小学校,中学校に関してお伺いをしたいというふうに思います。  新型コロナウイルス感染症が与える子供への影響について,市内市立小・中学校では,子供の心と身体,家庭,特にコミュニケーション,不登校,鬱,自殺,こういったことが増えているようなのですけれども,どのような状況があるのか,どのように今学校のほうで捉えられているのか事例を交えて御説明いただきたいと存じます。 478: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 479: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 新型コロナウイルス感染症が与える子供への影響は,多くの指摘があるところでございます。  国立成育医療研究センターのアンケート調査結果においても,ストレス反応や中程度以上の鬱症状が見られたと分析されており,本市でも不登校の出現率が増え,無気力・不安を要因としていることが多いことにも関係しているというふうに推察ができます。  また,運動の制限やマスク着用などの規制によって,けがの報告が多くなったり,ストレスを抱えて睡眠が不足していると思われる児童・生徒も多かったと何人かの校長先生から聞いております。臨時休校と在宅勤務が重なった時期には,保護者と子供の関係において,お互いにストレスを抱えて家庭の中で問題が生じるとともに,登校が開始されると,小学1年生で登校を渋る傾向が見られたということでした。  Q-Uアンケートの結果を学級の類型で親和,かたさ,ゆるみ,不安定,崩壊,拡散,小人数の7つの型に分けると,かたさのポイントが増加しているという結果が出ております。かたさを示す学級とは,静かで落ち着いた学級に見え,授業は整然と行われているが,一部の子供たちだけが意欲的で,失敗することを恐れて発言や発表が少なくなる,指示されたことだけに取り組むという面の現れであり,生活指導上の問題を常に行いながら授業を進めていくことが求められる学級になることも想定をされます。  このことを踏まえ,教育長からは校長会で,コミュニケーションの強化を図ること,日常的に相談できる体制をつくることを伝え,副校長会では,挨拶や一声をかけること,学級状況の把握,表情や言動からの理解など先生方の具体的な行動を促すチェックシートを提示し,取り組むよう指導をしております。  徐々に日常を取り戻しているところではございますが,こうした分析結果から,学校生活にいまだストレスや不安を感じている児童・生徒も少なくないのではないかと推察されます。分析結果に基づき,児童・生徒の心と体の両面に寄り添った学級経営ができるよう支援に努めたいと考えております。 480: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 481: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 小学校,中学校の中でも非常に多くの問題が,コロナ前とコロナ後,出現していることは確かなのかな。  ただ,それを解消するために例えばマスク一つとっても,コミュニケーションの仕方を先生方の工夫によって声かけを多くしている,そしてコミュニケーションを取ろうとしている,これすばらしいなと思いましたし,私今回,学校の前の登下校に立ったのは3校,中に入って給食を見せていただいたのは,北と南と1校ずつ見せていただいたのですけれども,その中でも,完全に残食率が増えているのではないかという全国的なお話があったので聞いてみましたら,全体で若干,残食率が増えていると思われるけれども,そんなに多くないと。紹介してもらいましたら,ここのクラスと,ここのクラスと,ここのクラスは完食していますって言って全部空いたものを見せてもらったのです。  そこでは,マスクとか何とかというよりも,子供への今の現状においての教師の方の声がけの仕方,コミュニケーションが多いところや上手にいっているところは完食しやすいというようなお話をいただいたりして,先生方の創意工夫,コミュニケーションをどう取っていくのか,すごく苦労されているんだなというのを私は見たところでございます。  マスク着用についてお伺いをしたいと思います。市内の市立小・中学校では,小・中学生のマスク着用について,いつからどのような基準の下,行っているのかお伺いします。 482: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 483: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 令和2年3月からの一斉臨時休業中の対応として,感染拡大防止の観点から,外出の際の咳エチケットということでマスクの着用が励行されて以来,感染予防策として学校においても原則マスクの着用が求められてきました。  しかしながら,令和2年6月の臨時休業解除に当たっては,熱中症事故防止の観点から,マスクの着脱について,特に運動が伴う場合は十分なソーシャルディスタンスを取った上で,マスクの着用を控えるといった対応をしてきました。  マスクの着用については,文部科学省の基本的対処方針,いわゆるガイドラインや都立学校の対応を判断基準としております。現時点では,原則マスク着用の下,体育など運動中における対応,登下校中における対応,その他として健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は,換気や十分な距離を保つなど配慮の上,マスクを外す対応をするよう通知をもって学校へ指示をしております。  なお,学校への通知発出の際は,保護者の皆様にも通知を発出し,マスクの着脱については強制するものではないこと,事情があってマスクが着用できない場合もあることなど相互に思いやりの心を持って過ごすことができるよう理解を求めております。 484: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 485: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 今ガイドラインに関しましては国の基準をもとにしているということ,そしてマスクの着脱については強制するものではないということですが,再度確認しますけれども,マスク着用は絶対にマスクしなければいけないよと,例えばマスクを外していいシーンでマスクしたいというお子さんがいるかもしれない。また,逆にマスクをここではしてくださいねというところでマスクできない,もしくはマスクしたくないよというお子さんがいた場合,マスクについて強制されているか,していないか,お答えください。 486: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 487: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校のほうでは強制しておりません。 488: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 489: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) マスクに関しましては,子供の自由意思に任せている,これ確認できました。  登下校や体育,給食の際,マスクの着用はしなくてもいいということになっているということでございますが,保護者や地域の方々は,そのことをあまり御存じない,そういう印象を今回視察しながら受けました。いつ,どのように登下校,体育,給食の際にマスクしなくてもいいですよと通達されたのでしょうか。また,マスクの着用率も分かれば教えてください。 490: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 491: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 登下校中,体育などの運動中,給食時のマスク着用率の調査などは実施をしておりませんが,学校からの聞き取りでは,登下校中は多くの児童・生徒はマスクを着用しており,体育などで運動するときにはマスクを外すという状況でございます。通知については,今年度は5月に,新型コロナウイルス感染症拡大防止を踏まえた熱中症事故の防止及び児童・生徒,保護者への周知についてとして,保護者宛ての文書を添えて発出をしております。  なお,令和3年度にも同様の通知を6月に,10月には基本的対策徹底期間における対応についての中で,東京都から出された「新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン(都立学校)~学校の「新しい日常」の定着に向けて~」を参考に,教育活動を行うように通知をしているところです。  なお,PTAの皆さんもお困り事として,長期間に及ぶマスク着用のデメリットを心配しており,10月の校長会では,マスクを外して子供たちがお互いの顔と顔を合わせる機会を工夫して設けてほしいことを伝えております。 492: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 493: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 本当に通知が国から出ているということで,それを通達されているということなのですけれども,なかなかそれが実施されていないのかなというふうに思うところがありました。  私,今回先ほど言いましたとおり小学校の登下校3校へ行ってまいりました。100人小学生が歩いていますと,みんな元気に挨拶してくれるのですけれども,大体100人に1人か,2人いるかなというぐらい,それしかマスクしていない子がいませんでした。つまり99人から98人は,マスクをしながら登下校をしています。  モニターをお願いします。  先ほど厚生労働省の通知をされているということですけれども,マスクの着用は,原則屋外では不可ということで,不要だということで登下校のときはしなくていいという指導をしていただいているはずなのです。本当にこういうふうになるかなというふうに,保護者の方からも本当に御相談が来ているところなのです。  追加しますけれども,この厚生労働省からのものは実は5月に出て,もう1回10月に再周知ということで,このリーフレットを配布してくださいと地域に来ているのです。全国的になかなかマスクが外れない状況があったからということなのですけれども,このリーフレットは,学校に先ほど送られたということですけれども,学校で保護者の方たちも一応,全6校全学年に聞きましたら,このリーフレットは配られていないということだったのです。学校には多分周知されているかと思うのですけれども,保護者にこのリーフレットを配布されたのでしょうか。 494: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 495: ◯ 教育部長(上田 智弘君) すみません,現時点で把握していないのですけれども,申し訳ありません。 496: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 497: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 私,事前にこのあたりの質問しますよとお伝えしていたのですけれども,これは事務連絡という形で来ているので,通知という形ではなかったので,学校にはきちんと通知をしていらっしゃるのですけれども,保護者に配るところまでは把握されていないということだったのですね。  私,多分これ再周知とわざわざ書いて,文部科学省が厚生労働省のものを添付して再周知ということで半年の間に2回も送っているというのは,意味があるのかなと思います。99%から98%マスクをしたまま,まだ登下校が続いている。この状況を変えなければいけないなということで,恐らく大丈夫ですよという,日本の国民性ですから大丈夫と言わないと外せない。大人も外していないのに,子供から外すのは難しいと思うのですよね。  私,学校の先生に聞いても,外してくださいと親御さんとても大きな声でおっしゃるけれども,実は外さないでくださいという悲痛な叫びもあって,高齢者の方と暮らしているから外さないでくださいと。こういう声もあるんだとお聞きしたときに,なかなか身動きが取れないのだと。だから,社会全体が外すようになって,子供たちも外せるようになるのだという,そういう先生のお声をたくさん聞きました。なるほどと。これを解消するために厚生労働省はこのチラシを配っているのかなと思うので,保護者の方が自発的に外していいんだということが分かるように,ぜひこれは配っていただきたい。要望させていただきたいと思います。  もう1点,今回みずほ幼稚園に視察に行きました。みずほ幼稚園に何で行ったかというと,小学校のお母さんたちが,小学校はみんな99%ほとんどつけているのだけれども,みずほ幼稚園は実は99%つけていないのだと。つけているお子さんは本当に1人ぐらい。そういうことだったので,みずほ幼稚園に行かせていただきました。  視察しましたら,昨日,園長先生をはじめとした先生方とお話をしましたところ,本当にみんな子供たちはつけていなかったです。しかしながら,先生は全員つけていました。なぜかというと,先生はしゃべるのが仕事で,子供の顔のそばに行ってお話したりするので,マスクはずっとつけていますということでした。ただ,子供はつけていない。そして,手洗いとうがいをしっかりするということ,水跳ねに気をつけて,ちゃんとハンカチを持ってきて手を拭く。こういうことを徹底する強化月間にしていますということなのです。  2018年,つまりコロナが拡大する前と今とどういった感染症の蔓延状況かと言いましたら,494人の在園児の中の11月30日現在で,4人だけしかコロナにかかっていない。つまり出現率0.8%です。1%を切っています。しかしながら,コロナの前はインフルエンザなりがはやりということで,学級で閉鎖もあったり,もっともっと実は多かったのですということでした。先ほどもお見せしましたけれども,6月の国の通知で登降園のとき,外遊びのときにマスクしなくていいですよといった同じ通知を見て,本当にそれを実施していて,今こういう感染抑制もできていて,しっかりと園児たちがわいわいやっているという,こういう状況でした。  先週,土日に東京都消防庁の騎馬隊が来て,馬に乗せるときも消防庁の人たちもマスク外していていいですよと言ったということなのです。社会がそういうふうに変わってきているのだなと。科学的知見にのっとって,厚生労働省が出している通達をもって,こういう環境の違いが出ているのだと。  小・中学校に関しましても何が問題なのか,いろいろあるかもしれませんが,ぜひ積極的に子供たちの環境,マスクの環境改善ができるところがありましたら,お願いをしたいなというふうに思います。  市立の小学校,中学校の先生方に,新型コロナウイルス感染症において子供たちは行動制限をさせられて,マスクを着用していることに対して,本来どのような環境で子供を教育するのがよいと思われているのか,理想とする環境についてお伺いしたいと思います。  また,マスクの着用はいつから,どのような基準で,どうやって緩和するのか。同じ国の緩和の基準が出ていまして,100%近く外している市内の幼稚園もあるということで,小・中学校はどういう形で緩和するかをお伺いしたいと思います。 498: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 499: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 既にマスク着用も2年半以上になりました。もちろん大人も同様ですが,子供たちにとってお互いの顔を確かめ合う機会が少なく,表情を通じたノンバーバールコミュニケーションを学ぶことが難しくなっております。また,マスクを通じての会話ということで,会話そのものが減っているのではないかと危惧をしております。
     しかしながら,一方,運動発表会の場面などにおいては,柔軟に対応しながら活気を持って学校生活を送っている姿を見て安心もしております。  理想ということであれば,笑ったり,時には泣いたり,お互いの喜怒哀楽が分かる,表情豊かに確かめ合える,会話が弾む,そういったマスクのない生活が望ましいと考えておりますが,文部科学省のガイドラインの変更がないことや,多くの方が屋外においてもマスクを着用している社会状況を鑑みると,これまでの対応を狛江独自の判断で変更することは難しいというふうに考えております。マスク着用緩和については,文部科学省のガイドラインの変更や都立学校の対応の変更を踏まえて対応していきたいと考えております。  なお,文部科学省から11月29日付で,新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の変更等についての通知が発出されており,東京都教育委員会から情報提供がございました。今後,発出される都立学校の対応も踏まえて新たな対応を検討したいと考えております。 500: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 501: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 繰り返しになりますけれども,狛江の小・中学校での対応に関して,同じ基準で地域の中でマスクを99%している小学校と,全くしていない幼稚園,こういったものもありますので,何が適切かをぜひ検討いただきたいと思います。  モニターお願いします。  これを御覧いただきたいと思います。これは名古屋テレビの放送から一部取らせていただいたのですけれども,11月29日,おととい,文部科学省から新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の変更等についてという通知がなされました。これは学校給食の適切な対策を行えば会話が可能という通知でございまして,同日の11時44分のNHKの報道によりますと,学校給食における新型コロナウイルス対策について永岡文部科学大臣は,11月8日の閣議決定後の記者会見で必ず黙食することを求めているわけでないと述べ,適切な感染対策を取れば,給食時にも会話ができるという考えを示したのです。  一部自治体では,黙食を緩和する動きということで,これは名古屋の動きです。見てください,この笑顔と顔が見える,すばらしいですね。これは名古屋の名城小学校,そして,これが愛知県の中学校です。以前よりも給食が楽しくなりましたということで,このような発言があります。そして,友達という実感がより沸いたりするので,とても大事な一部だったということで,やっと会話ができて楽しいという黙食シフト,これについてこういった変更をしている教育委員会があるという事例でございます。  新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針に黙食の記述がなくなったことを受けて,文部科学省は給食時の過ごし方について,適切な対策を行えば会話は可能だとする通知を都道府県の教育委員会などに出しました。政府はこれまで,新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針では,飲食はなるべく小人数で黙食を基本とすると明記していたのですけれども,今月25日の変更で,この記述が削除され,文部科学省も29日には,給食のときの過ごし方などについて通知を全国の教育委員会などに出したということでございます。  基本的には,必ずしも黙食を求めていないということなのですが,今全小学校,中学校に黙食と紙が貼り出されて,給食は黙食されているかと思います。実際見てみると,やんちゃな学級はマスクしながら黙食,これは黙食かなというぐらいけらけら笑っているクラスがあったりして,もうお葬式みたいに黙っているという,そういう印象で,そういうこともあるんだということで言われた保護者の方もいたので,かなり私は心配していたのですけれども,私が見る限り,そんなに心配するほどではない。ただ,昔は班ごとに食べていましたから,それを知っている世代からは,楽しかった班ごとの給食がなくなって寂しいなという声は確かに聞こえておりますし,パーティションで1人ずつというのは,なかなか寂しいものがあるなというのは見た直感です。  教育長に質問でございますが,11月29日の文部科学省の学校給食,適切な対策を行えば会話可能の通知の方針を受けて,名古屋市教育委員会はじめとして全国で黙食からの転換が図られています。狛江市内の小学校,中学校に通う児童・生徒,保護者が期待をしています学校給食の黙食を適切な対策を行えば,会話可能にするという方向への早期対応を要望したいと思います。  教育長はいつ頃,どのような手順を踏み,黙食のシフト,転換をされる御予定か。きっと最大限子供たちへの影響を配慮されて早期に実施されるかと思うのですが,スピード感を含めてお考えをお伺いいたします。 502: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育長。 503: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 昨日,東京都教育委員会からの情報を受けまして,文部科学省の通知につきましては,各校と情報共有をしたところでございます。教育部長が答弁いたしましたとおり,早急に新たな対応を検討し,学校へ指導助言をいたしたいと存じます。 504: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 505: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 本当にありがたいことだと思います。ぜひ早急に対応のほう,黙食と,あと同時に先ほど言ったマスク着用の現状の改善,こういったことも一緒にお願いできればありがたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  さて,福祉保健部門の医療面における影響についてお伺いしたいと思います。  2020年のOECDの発表によりますと,新型コロナウイルス感染症の世界的傾向から,子供は成人と比較して感染しにくいことが分かっています。また,複数の研究によると,大半の子供は感染しても無症状で,症状が出た場合でも成人より軽症であると言われ,呼吸困難になって集中治療が必要になる子供は少ないと発表されていました。  しかし,ここに来てBA.5など2歳未満と基礎疾患のある若年層にも,重症化とリスクが高いという変化が見られているということです。新型コロナウイルス感染症が子供へ与える影響について,医療面からお伺いいたします。 506: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 507: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 議員御指摘のとおりOECDが2020年8月11日に更新しておりますホームページによりますと,新型コロナウイルス感染症の世界的傾向から,子供は成人と比較して感染しにくいこと,複数の研究によると,大半の子供は感染しても無症状で,症状が出た場合でも成人より軽症であるとの報告がございます。  また,日本小児科学会のホームページにおきましては,2022年7月から始まった第7波におきましては,感染者数の急増に伴い,小児の患者数も増加し,それに応じて重症化する小児患者も増加したこと,小児の新型コロナウイルス感染症例の95%以上は軽症ではございますが,グループ症候群,肺炎,けいれん,嘔吐・脱水等の中等症や心不全を来たし得る小児多系統炎症性症候群,脳症,心筋炎,こういったものが報告されております。  オミクロン株流行期における患者は,発熱の頻度が高く,熱性けいれん,咽頭痛,嘔吐の報告数が多いことが確認されております。また,2歳未満と基礎疾患のある小児患者において重症化リスクが増大することが報告されております。  軽症例が多い一方で,重症化のリスクが高い小児への注意も必要となっております。子供への影響について,保護者の皆様に適切にお伝えできるよう,情報提供が重要であると認識をしております。  感染予防対策といたしましては,一般的な感染予防についての啓発とともに,ゼロ歳から5歳未満の乳幼児も新型コロナワクチンの接種ができるようになりました。保護者の皆様が接種に向けて必要な情報を得て,安全に安心して接種に臨めるよう接種体制を組んでいるところでございます。  また,重症者リスクや感染力に応じて,国や自治体が行うことができる措置を定めた感染症分類におきまして,新型コロナウイルス感染症は2類相当とされ対応されてきました。現在,主な流行株となっているオミクロン株は,感染力は強いものの重症化率は低いとされているほか,医療機関や保健所の負担を減らすために,国は季節性インフルエンザと同等の5類に分類を引き下げる検討に入りました。  5類に分類されますと,国や自治体による入院の勧告,就業制限,外出自粛の要請はなくなり,また新型コロナウイルス感染症蔓延防止のために実施されていた様々な規制が解除されるため,新型コロナウイルス感染症による子供たちの生活の規制も緩和され,子供たちにとってはストレスが解消され,自由に過ごせる環境が整うことも予見されます。  一方で,検査や治療の費用は公費で負担されなくなり,患者の報告は基幹病院からの定点報告に変わります。お子様の生活にも大きく影響があることと思いますので,今後も国の動向に注視しながら,感染症対策,患者の対応に当たる保健所と連携いたしまして,適切な情報提供,相談対応に努めてまいりたいと考えております。 508: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 509: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 今のように医療面においては,子供というのはワクチンの必要性,当初は軽症だったから必要ないなというところが,少し変わってきているんだな。だから小児科学会も言っているということなのですが,基本的には2歳以下,そして基礎疾患があるお子さん,そこが重症化になるリスクが高いということを言っています。全体の数が上がってきたので,全体の小児の方たちの重症化リスク,これが少し高まっているので用心しているというようなことも考えられるということでございました。  子供のワクチン接種について,現在の接種率を含めた狛江市の取組状況がどのようになっているのかお伺いします。 510: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 511: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 子供の新型コロナワクチン接種の取組につきましては,公的な情報に基づき,御判断いただけるような情報を掲載したチラシを作成し,接種対象となるお子様の保護者宛てに接種券とともに交付をしております。接種につきましては,基本的に市内小児科で実施しておりますが,予約状況等を見ながら集団接種を実施し,接種を受けたい方が円滑に接種できるよう機会の提供を行っております。  お子様の接種率につきましては,11月27日時点でございますが,5歳から11歳までの小児では,対象児4,816人に対して,1回目が21.4%,2回目が20.1%,3回目が5.9%となっております。また,生後6か月から4歳までの乳幼児は,当初に接種券を送付した2,778人に対して,接種率は1.8%となっております。 512: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 513: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 11月27日現在,5歳から11歳までの小児ということで4,816人のうち,1回目は21.4%で1,011人ぐらいなのかなと。2回目が20.1%,968人ぐらいかなと。3回目が284人となっているということで,生後6か月から4歳までの乳幼児は,当初に接種券は送付した2,778人に対して,1.8%,大体50人ぐらいかなということです。  保護者の方たちは,このワクチン自体,子供に与えて大丈夫なのかな,こんな不安の気持ちというものを持たれている方も中にはいらっしゃいます。情報開示というのはすごく大事なんだなと。私のところに来られる心配されている方の大半は,その先がどうなるか分からないとか,様々不安な方たちも中にはいるのですが,私はしっかりと子供のワクチン接種について,保護者が判断できる情報をきちんと伝えること。打ちたい方もたくさんいらっしゃいます。そして,そうではない方もいらっしゃるのですが,その方たちが選べる環境をつくって,差別が起こらない環境,こういったことを学校,幼稚園,保育園,地域でつくること,これが大事なんだろうと思います。ワクチン接種が強制でないと選択できるようにすることも大切だと思います。  モニターをお願いします。  これワクチン接種の手紙ということでございますが,私が1回,この手紙と同時に副反応についてもホームページで,前回分かりやすいようにお知らせするようにお願いしたところ,それはすぐに市の皆様が改善をしてくださいまして,本当にありがたいなというふうに思っております。  今回,子供のワクチン接種について判断するための情報として,市は一番上の赤字のところで,接種は強制でありませんとしっかり書かれていると。こうしたことを,先生方も工夫されながら書かれていますし,ここにワクチンの効能と,もう1つ効果とワクチンの副反応ということで,副反応のパーセンテージも丁寧に書かれている。自分で保護者の方が判断できるようにされている。これを確認させていただいたわけなのですけれども,もう1度,市はどういう形でワクチン接種,これに対して選べる環境をつくっているのか,そういったことをお伺いしたいというふうに思っています。 514: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 515: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ホームページの件もそうでございますが,子供のワクチン接種について判断するということについて,保護者の方に対する情報というのが一番大事だろうと思います。先ほど御紹介していただいたチラシの接種対象となるお子様にも,個別にチラシを送付させていただいて,確実な周知を図っております。  また,先ほどから赤字のところで強調していただいた接種は強制ではない,このことは特に目に触れやすいような形でチラシをつくるようにという形にしております。あと,ワクチンについて疑問や不安があるときには,かかりつけ医に御相談していただくこと等を記載した上で,厚生労働省の情報に基づくワクチンの効果と副反応,日本小児科学会が発表した見解,市内小児科の先生に監修いただいた接種に関するQ&A等をチラシの中に記載をさせていただいております。  とにかく接種を強制したり,接種を受けない人を差別的な扱いをしないように配慮をお願いする旨も記載するなどして,保護者の皆様の適切な判断材料となるように提供と差別の防止に努めてきたところでございます。 516: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 517: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 市のほうで様々な配慮,様々な御要望がある市民の皆さん向けにしっかりとされているんだなということが分かりました。  モニターをお願いします。  私,気になったのが,このチラシの中のアメリカなどで日本と同じワクチンが承認されていますと,接種が開始されていますという形で書かれているのですけれども,アメリカで今ジェトロの発表によりますと,ワクチンに関して接種率が7%ぐらいしかないということで,非常に低いというようなこともありまして,様々言われているところがあるようなので,私としては,これはあまり書かなくてもいいのかなというふうに意見だけ申し上げさせていただきます。  それで,これまでお聞きしてきました新型コロナウイルス感染症が子供に与える影響について,今後,例えば新型コロナワクチンやマスク着用について,国の方針が変更され,先ほど一つ先行されましたけれども,各自治体に裁量を委ねることになった場合,医師会や市民の声も聞いて,狛江市として適切に判断をしてもらいたいと思っておりますが,いかがでしょうか。 518: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 519: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) これはあくまでも接種においてに限らせていただきますが,新型コロナワクチン接種について,今後国から各自治体に裁量を委ねられる,こういったことになった場合には,その範囲内で国の方針や考え方を前提として医師会をはじめとする専門家の御意見を伺いながら,そのときの狛江市の状況や今後の見通し,近隣自治体の動向等も見極めて市として適切な対応に努めてまいりたいと考えております。 520: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 521: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教育部におきましても,マスク着用について今後国から各自治体に裁量を委ねられることとなった場合は,その範囲内で国の方針や考え方を前提として,教育委員や学校医代表の先生方など専門家の御意見も伺いながら,そのときの市や学校の状況,今後の見通し,近隣自治体の動向などを見極めて適切な対応に努めてまいります。 522: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 523: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 新型コロナウイルス感染症が子供へ与える影響,これ各部署それぞれお伺いしてきましたけれども,決して小さくないなというふうに思いました。そして,市民の皆様が感じていることを,私は今自分の足で見て,そして現場も見た上で,それがどうなのか見てきましたけれども,今日発表させていただきましたとおり,それぞれ対策が違って,それぞれの効果が出てきているんだなというふうに思います。  ぜひ今日の質疑をもとに,これから先どうやったら子供たちが自由で,そして伸び伸びと育つ環境が得られるのか,そして何よりも安心・安全は大事なことですから,そのバランスを見ながら,取組を進めていただきたいとお願いいたしまして,1番目の質問を終えます。ありがとうございました。  では,2問目でございます。2問目,歯科保健衛生推進の進捗と今後についてお伺いをしたいと思います。  今年は団塊の世代の方々が後期高齢者となり,医療費の急増が予想されます。このような中,健康政策や疾病予防に力点を置くことで,国民皆保険制度を守っていく必要があると思います。私は安心な社会保障の維持は国の要であり,地方の要であると考えます。  今回の質問も,引き続き歯科保健衛生推進が日本を救うとのスローガンの下,クリーニングつき国民皆歯科健診という予防歯科をはじめとした歯科医療政策の充実に向けて取り組んでまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。  改めましてということで,歯科保健衛生推進に関する国や都,市の取組をお伺いしようと思っていたのですが,これは以前もお聞きしていますので,今日は割愛させていただきまして,過去に提案してきました案件の進捗の確認をさせていただきたいと思います。  市の具体的な歯科保健衛生推進の取組の状況について,乳幼児,妊婦,学校歯科,成人歯科,高齢歯科の取組,全ての取組についてお伺いします。 524: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 525: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) まず,乳幼児に対しましては,1歳6か月児健診,3歳児健診の際に歯科健診を実施し,必要に応じブラッシング指導や定期的な歯科健診の御案内を行っております。令和3年度からは,フッ素塗布は市内の医療機関で受けていただくようになりました。  妊産婦歯科健診は,令和3年度から市内医療機関での実施とし,働く妊婦の御利用が増えているところでございます。  成人向けには,40歳以上の方を対象に歯周病検診を実施しております。  高齢者へは,かくれ嚥下障がい相談窓口,在宅寝たきり高齢者訪問歯科診療相談窓口を設けまして,相談先や受診先に困らないよう,随時,歯科衛生士が御相談をお受けしている状況でございます。 526: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 527: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校における歯科保健衛生の取組ですが,小学校・中高学年を対象とした学校歯科医による講話や全国小学校歯みがき大会への参加,歯磨き指導として,プラークチェックなどを行っております。 528: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 529: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 本当に狛江市におきましては,健康こまえ21のもと,歯科医と歯科の保健推進が行われている,それを確認できました。  しかしながら,特に歯周病検診につきましては,将来的な医療費抑制に大きく関与されると言われています。厚生労働省によりますと,現在日本人の成人の8割,30代以上の3人に2人が歯周病とも言われる国民病であります。近年のデータを見ますと,歯周病が増加傾向にあることは間違いありません。  この国民病の歯周病とは,プラークの中の歯周病原細菌によって引き起こされる感染性の炎症性疾患であり,歯の周りの歯茎に炎症が起こって,さらに進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気で,日本人の歯を失う原因の第1位は歯周病と言われています。また,炎症性物質というのは,糖尿病,早産,低体重児出産,肥満,動脈硬化,心筋梗塞,脳梗塞,そして誤嚥性肺炎やアルツハイマー,こういったものの病気の悪化の引き金を持つ可能性が示唆されております。日本歯科医師会は,歯周病の予防・治療を行うことで,全身の様々な病気のリスクを下げることが可能であり,日々の歯磨き・口腔ケアを見直し全身の健康につなげましょうとうたっています。  私は,令和3年度決算特別委員会でも質問させていただきましたけれども,市民の歯周病検診の取組を3年前から始めていただき,大変感謝しておりますが,しかし狛江市の歯周病検診の受診率の結果を見ますと,東京都平均6.8%,市部平均5.5%,近隣調布市7.2%に比べて,狛江市の歯周病検診受診率は0.6%,1%を割っているという状況で,早期改善が必要であると改善要望させていただいております。  市は,早急な改善が必要な歯周病検診の受診率をせめて市部平均の5%に持っていくために,どのような対策を,いつから始める予定なのか具体的な対策,検討状況についてお聞かせ願います。 530: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 531: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) まず,歯周病検診の受診率の向上のためには,まず事業を知っていただくこと,利用のしやすさが必要だと考えております。現在,事業の周知には市ホームページ,フェイスブック,ツイッターといった手段のほか,特定健康診査通知時に歯周病検診のチラシを同封しております。他市の周知方法を調べてみますと,受診率の高い自治体では,対象者への個別通知を実施しておりますので,効果的な周知として認識をしているところでございます。  また,検診の申込みは健康推進課で受け付けており,受診票の発行を行っておりますが,電話や窓口のほか,電子申請でも受付を行っております。今後は御協力いただく歯科医師会,市内歯科医院と御相談しながら,改善点を見つけて,市民がより受診しやすい方法を検討してまいりたいというふうに考えております。 532: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 533: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 具体的な施策を今お伺いしました。個別の発送などを含めて,しっかりと対応を早期にお願いしたいと思います。  冒頭でも申し上げましたけれども,今年は団塊の世代が後期高齢者に入る年であって,医療費は大幅に増加することが見込まれています。日本の医療費は約1兆円ずつ増え続けているわけです。人生100年時代,平均寿命と健康寿命の差というのは,男性が約9年,女性が約12年あると言われています。これを縮めてできるだけ健康で長生きしていただくためには,声がけだけの予防医療ではなくて,具体的なエビデンスに基づいた自治体の施策が求められています。  モニターをお願いします。  本日は,日本歯科医師会,東京歯科医師会,狛江市歯科医師会の御協力の下,データをお持ちしましたので御紹介します。  定期的な歯科検診を受けているほど,年間,医科医療費が少ないことが分かりましたということで,縦線が医療費です。10万円,20万円,30万円,40万円,50万円ということで,横が一番左側が歯科検診なしの方,左から2番目が1回,2回,3回と右にいくにつれて,ずれるわけですが,これは香川県でございますけれども,歯科検診なしの人が香川県民の医療費平均46万円のところ,歯科検診を年に3回,4か月に1回クリーニングつきの歯科検診をした御家庭の年間平均は37万円ということで,9万円も年間医療費が下がっている。歯のクリーニングを3回,4か月に1回かかりつけ医に歯科健診に行くだけで9万円,こういう県民データが出たということでございます。モニターありがとうございます。  狛江市は,以前の質問で香川県や民間企業のデンソーさんなどの予防歯科の取組における医療費削減効果など具体的な医療費削減効果について取り上げまして,狛江市での導入について要望した際,調査・研究すると御回答いただきましたけれども,その後どのように検討され,現在,予防歯科が医療費削減につながることに対して,どのように思われているのか具体的な事業展開も含め,お伺いいたします。 534: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 535: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 予防歯科が医療費の削減につながることについてはきちんと認識をしているところでございます。引き続き要望歯科について検討は必要ではあると考えますけれども,先ほど御指摘をいただいたまずは歯周病検診の受診率の向上,これを目指しまして充実を図ってまいりたいと考えております。 536: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 537: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) よろしくお願いいたします。日本歯科医師会は,歯磨きがインフルエンザ等感染症対策へ効果があるというデータを開示しています。狛江市においても,歯磨きがインフルエンザ等感染症対策に効果があるとお考えかどうか,お伺いします。 538: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 539: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 適切な歯磨き,口腔ケアはインフルエンザ等感染症疾患の予防に有効であると認識をしております。 540: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 541: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) モニターをお願いします。  では,こういった歯磨き習慣,口の中の予防というものを青少年の時代から教えていくこと,これすごく大事なことということでございます。お口の健康が子供たちにできることということで,日本学校歯科医会のほうがつくったチラシがあるのです。これは非常にすばらしくて,なぜ歯科保健の活動は健康教育に有効なのかということで,健康に関する教育にとって重要な役割を一番最初に口というのが果たしているんだよと。これは自立的な健康づくりの一歩なんだということで,学校歯科保健というのは,歯や口腔を通じて心身ともに健康な国民の育成を期すると,こういう目標で行っているということでございます。  見ていただけますでしょうか。これは実質的な欠損はないのですけれども,こういう茶色いのとか,白くなったのとか,こういうのがあるわけです。これを学校歯科医の先生がきちんと子供たちのを見つけるわけです。  新潟県の沼垂小学校へ視察に行きましたけれども,こういうものがありますと,その場で歯磨きの講習をして,きちんとした歯磨きができるようになると,こういう白濁した,こういうところです。こういう子供の歯が見てください,こんなにぴかぴかに。きれいに白濁が消失した症例。こんなふうになっていくのです。これは学校教育の中で若い世代からデンタルIQを高める,知識を得て,具体的に給食の後の歯磨き習慣,こういったものをつける,そういうことで子供に寄り添ってしている効果だということでございます。  都内では,練馬区の学校歯科医の先生が,こういう給食後の歯磨きの症例の取組ということで,具体的に非常に分かりやすい症例をデータも含めて文章化していますので,こういったものも非常に参考になるかなということで事前にお知らせしたところであるのですが。モニターありがとうございます。  こういったことで,学校の中で子供の歯と口を守る大切さ,学校歯科医会の「お口の健康が子供たちにできること「生きる力を育む」ための歯科保健教育」,こういった冊子を配布しながらしていらっしゃるということですが,私は平成30年の一般質問で,19年間日本で一番虫歯の罹患率が低い12歳以下,新潟県を視察して沼垂小学校の事例を挙げて,全県内の小学校で実施されている給食後の歯磨き習慣の有効性について議場で紹介をいたしました。その後,狛江市での学校給食後の歯磨き習慣の検討状況,どのようになっているのかお伺いいたします。 542: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 543: ◯ 教育部長(上田 智弘君) ただいま紹介をいただきました日本学校歯科医会が作成した冊子のほかに,文部科学省が作成した「「生きる力」をはぐくむ学校での歯・口の健康づくり」という冊子がございますが,学習指導要領の改訂に伴い,令和元年に公益財団法人日本学校保健会により改訂をされております。改訂された「「生きる力」をはぐくむ学校での歯・口の健康づくり」には,歯,口の健康づくりは,各教科,特別活動など教育課程における指導にとどまらず,朝の会,帰りの会,休憩時間,給食の時間など日常の学校生活の様々な場面においても積極的に進めていく必要があるとあり,各校ではこれを受け,歯と口の健康づくりの一環として,子供たちが歯のブラッシングの重要性を理解し,実践力を育む指導をしております。  教育委員会としましては,給食後の歯磨きの習慣化は,歯と口の健康の保持に一定の効果があることは認識しているところです。
     平成30年の一般質問においては,新潟市の先進的取組状況を養護教諭で構成されている部会や保健主任会で取り上げ,歯科医師会との連携の在り方について検証し,より効果的な歯磨きの仕方について学び,実践力を身につけて,子供たちが自ら主体的に解決できるよう健康教育の推進をしたいと答弁をさせていただいております。  今後は,歯科医師会と連携・相談をしながら,新型コロナウイルス感染症の状況など社会情勢を注視しつつ,より効果的な取組を検討したいと考えております。GIGAスクール構想で,1人1台のタブレットが配備されておりますので,まずは歯磨きアプリの紹介など可能なところから取り組み,子供たちが歯と口の健康づくりをはじめとする個人や社会における健康課題を認識し,課題解決のための自分の健康行動を選択し,実践力を身につけることにより,自らの健康課題を主体的に解決できるよう健康教育を推進していきたいと考えております。 544: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 545: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 丁寧な御回答ありがとうございました。柏原教育長も歯と口の中の健康,これは今御紹介いただいた中の冊子の執筆にも当時は関わっていた,そんなお話を多分過去に聞いた記憶が私はあるのですが,現状,感染症が拡大して実際,集団での歯磨きは難しい面もあるのかなと,そういったことも私は今回調べさせていただいていました。  そこのあたりがまた収まってきたときには,生きる上で必要なことだと思いますので,ぜひ狛江市の中で,生涯自分の歯で食べて,話して,笑って,立って,そして人生100年時代,生きられる,そういった教育を施していただきたい,そのようにお願いを申し上げます。  さて,次に歯科医師会から要望がございました。2点あったかと思います。  1つ目に,休日診療所のレントゲンがいまだにアナログであること,時代に合わせてデジタル化にしてほしいという要望があったとお伺いしております。これは早急な対応が必要と思われますが,現状と課題,今後についてお伺いします。 546: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 547: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今御質問のあったとおり,現在,休日診療所におきましては旧来のアナログのレントゲン撮影機を使用しております。診療におけるトラブル等は伺ってはおりませんでした。今回,歯科医師会からの御要望等も御質問の中でいただきましたので,休日歯科診療におけるレントゲン撮影機の稼働率,診断や記録に関してのデジタル化等の必要性等を確認させていただき,歯科医師会と調整の上,適切な休日歯科診療所の運営となるよう努めてまいりたいと考えております。 548: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 549: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) よろしくお願いいたします。  続きましてコロナ禍において,あいとぴあセンターで様々な研修,会議,資格講座,各関係団体との連携などについて取り組む際,Wi-Fi,プロジェクター,マイク,ウェブカメラがないとの要望があったかと聞いております。確かに,こうした設備はコロナ禍で市民の健康を守ってくださっている歯科医師会の先生方にとって必要不可欠なものですし,DX化を推進する必要もあると思われます。現状と対応についてお伺いします。 550: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 551: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 歯科医師会に限らず,あいとぴあセンターの会議室等を御利用いただく方々へ備品の貸出しを行っておりますが,既にプロジェクター,マイクの準備はございます。また,Wi-Fiにつきましても御利用いただける状況でございます。  しかしながら,ウェブカメラはまだ準備しておりませんので,まずは使用目的等ニーズを確認してまいりたいと考えております。 552: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 553: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) どうぞよろしくお願いいたします。  歯科保健衛生推進に関しましては,全国都道府県の中で,1県1都を除いてだったのですが,1都も入るようでございますが,歯科保健推進条例が制定をされ,都道府県内の傘下にある市区町村,しっかりと号令をかけて目標を設置して行っていく。健康日本21,また各都道府県にある推進目標,これと一緒に行っていくということになっているかと思いますが,ぜひ歯科保健衛生推進条例を制定していただきたいと思いますが,現状都内の状況,そして狛江市で制定の要望はもう既にさせていただいているのですが,その状況についてお伺いしたいと思います。 554: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 555: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 都内で条例として歯科保健について定めている自治体は千代田区,渋谷区,豊島区,26市におきましては日野市でございます。歯科保健条例制定につきましては,東京都や他自治体における体系化の動き等を注視しながら,引き続き調査・研究をさせていただきたいと考えております。 556: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 557: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 歯科保健衛生推進,これは本当にこれから人生100年時代を幸せに狛江市民が歩むために大変必要な施策だと存じます。SDGs,持続可能な自治体運営のためにも,こうした取組をして自ら自立した健康維持を行うことで医療費を抑制していって,こういった超高齢化社会の中,自治体経営を維持していくために大変必要かと思いますので,ぜひまずは青少年期からの歯科保健衛生の大切さ,デンタルIQを高めるため,知識と意識,そして具体的な習慣,これもお願いしたいと思いますし,市のほうでの国民病と歯周病に関する取組,少なくとも受診率5.0%,市部レベルまで上げていく,ここを目標に取組のほうをお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。こちらで2問目の質問を終えさせていただきます。  では,3問目にいきます。地域少子化対策重点推進交付金の活用状況と今後についてお伺いをしたいと思います。  私は,過去10年にわたって私の考える最良の狛江市少子化対策として,「3世代同居近居」,「婚活」,「若者創業支援」,「若者の流入,定住促進」事業について,有効性と必要性について質問・提案を重ねてまいりました。  今回は先日,自民党東京都連三多摩議員連盟での議員研修会にて,小倉將信少子化担当大臣が講師を務めた「この先1年間は,我が国少子化対策の大きな岐路」と題し,日本の少子化の現状,出生数,合計特殊出生率の推移,コロナ禍における婚姻の件数,出生数の状況,結婚支援,お見合いの減少,夫婦の出会い別の結婚初婚状況,理想の子供数を持たない理由,仕事と生活の両立をめぐる現状について,最新情報の説明があり,その解決策の一つとして,地方自治体への「地域少子化対策重点推進交付金」の有効性について説明がありました。  今回は,私が今まで質問・提案してまいりました狛江市の少子化対策の中で,地方少子化対策重点推進交付金の狛江市の利用状況,そして今後,私が行いました提案事項に対する進捗状況について伺いたいと存じます。  モニターをお願いします。青梅市は,この助成金を結婚新生活を応援,最大30万円を補助しますということで,青梅市では新たに夫婦となられたお二人の新生活を応援するために,結婚後の御夫婦のお住まいに係る以下の費用の補助を行いますということで,この交付金事業を使いまして,住宅取得費用,住宅賃貸費用,引っ越し費用,リフォーム費用ということで,いろいろ条件があるのですけれども,市外から転入の場合30万円,夫婦のどちらかが市外から転入の場合20万円,それ以外の方10万円と,非常に大きな補助金をチラシにして,わくわくするような,そんな取組を青梅市はされております。  まずは,地域少子化対策重点推進交付金の目的,内容,狛江市の活用状況についてお伺いをいたします。 558: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 559: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 2020年の出生数が約84万人と過去最低となる厳しい状況の下,令和2年5月に閣議決定された少子化社会対策大綱においては,地方公共団体が行う,出会いの機会・場の提供,結婚に関する相談・支援や支援者の養成,ライフプランニング支援,官民が連携した結婚支援の取組など総合的な結婚支援の取組を支援する。あわせて,婚姻の状況等も踏まえ,地方公共団体が実施する新婚世帯の新生活スタートアップ支援に係る取組を支援するとされており,地域の実情に応じたきめ細かな取組を一層強化する必要があるとしております。  地域少子化対策重点推進交付金は,地方公共団体が行う結婚に対する取組及び結婚,妊娠,出産,子育てに温かい社会づくり・機運の醸成の取組を支援するとともに,結婚に伴う新生活のスタートアップにかかるコストを軽減するため,新婚世帯を対象に家賃,引っ越し費用等を補助する結婚新生活支援事業に対する交付金でございますが,現在のところ狛江市では活用しておりません。 560: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 561: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 分かりました。地域少子化対策重点推進交付金というのは,地域少子化対策重点推進事業や結婚新生活支援事業,2つの分野があって,その中で地域少子化対策重点推進事業にある3つの分野ということで示されております。  自治体間連携を伴う広域的な結婚支援等の取組について,こういったこともしていまして,今市長会で行っているものと同じようなものかなと思いますが,市長会で今行われている婚活の事業は3か年計画とお伺いしています。その3年後,市長会の予算で婚活事業を継続するのかどうか,またこの活用ができるかどうかお伺いします。 562: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 563: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地域少子化対策重点推進交付金における自治体間連携を伴う取組に関しましては,複数の自治体の連携により,出会いの機会・場の提供,結婚に関する相談・支援や支援者の養成といった総合的な結婚支援への取組やライフプランニング支援,男性の家事育児支援,広報・啓発といった結婚,妊娠・出産,子育てに温かい社会づくり・機運の醸成の取組を広域的に実施する取組となっております。  市では,この交付金ではなく,市長会の多摩・島しょ広域連携活動助成金を活用した4市連携による多摩マッチングプロジェクトを実施することとし,今年度は4市でのイベント開催を予定しております。11月6日日曜日には,第1弾となる狛江市でのイベントをSAKE-YA KITAMIにて開催し,当日は,市内外から男女29名の参加があり,狛江産の食材を使用した料理やイベント用に醸造していただいたビールを楽しみながらのイベントとなりました。  各市のさらなる魅力発信とともに,今後の参加者数の推移や実施状況を踏まえながら,各市との連携を図ってまいります。なお,本事業は3年計画であり,その後も市長会の助成金を活用した婚活事業を継続することについては,現在のところを検討しておりませんが,まずはこの3年間の取組による効果等を構成市で検証する必要があると考えております。 564: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 565: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 次の質問においては,狛江市が考える婚活事業の理想の形,これはどういうものなのかお伺いしたいと思います。 566: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 567: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 結婚支援事業は,結婚を望む方の出会いの場を提供するだけではなく,結婚をしたいと思うような機運を醸成することも大切であると考えております。また,あわせて市の人口減少,少子高齢化対策につなげるには,結婚後,狛江市に住み,子育てをしていただき,定住していただくことが理想であると考えております。そのため,婚活事業として,一過性のイベントで終わるのではなく,その後の狛江市への定住につながるようなアプローチも必要であると考えております。 568: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 569: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 新婚生活支援事業において,都道府県主導型の市区町村連携コース,一般コースがあります。活用すべきと思いますが,いかがでしょうか。  また,3世代同居,近居の推進が狛江市の少子化対策に有効だということで現在検討に入っていると思われますが,国土交通省の近居補助金の検討に加え,こちらの交付金の活用も同時に検討し,例えば婚活事業やホームページでいかに新婚さんたちに住みやすい補助金があるかをアピールすることは,他市との差別化,温かく,住みやすい様々な環境への支援となり,移住を希望する若者たちから選ばれる自治体となるはずだと確信いたします。主に,若者流入人口を促進させるためのチラシやホームページの掲載をぜひ取り組んでいただきたいけれども,どのようなお考えでしょうか。 570: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 571: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 人口が減少し,高齢化社会が進む中,その家族が連携してどう支え合っていくかとても重要な視点でございます。祖父母を支える自分の親の姿を見て,子供たちが成長すること,また祖父母からも子育ての支援を受けることは,現在の社会が核家族化し,関係の希薄になる時代に,身近な家族が支え,その取組を地域で支え,それを行政が政策的に支援する3世代同居・近居の推進は,これからの狛江市が住みたい,住み続けたい,誰からも選ばれるまちとなるために積極的に推進するべき政策として考えているところでございます。  3世代同居・近居の推進については,他自治体の制度の情報収集を行い,狛江市版の検討をしているところで,検討に当たっては国土交通省の交付金活用も視野に入れているところでございます。 572: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 573: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市においても,令和4年度から人口は減少傾向にあり,移住定住促進は重要な課題であると捉えております。婚活事業とともに,狛江市に住むことのメリットや各種制度の案内をまとめたチラシやホームページを作成することなどは,有効性が理解できるところでございますので,市の魅力を発信する方法の一つとして検討してまいります。 574: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 575: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) 私は,今のこの婚活というものは日本の社会を維持するときに必ず必要なものだと思います。特に,自治体が行うときに,今何が目的か。一過性のイベントのようなものではないんだと。そこで出会った人たちに定住していただいて,長く住んでいただくということが大事だということであれば,いろんな補助金のメニューというものをしっかりと提示して,それを青梅市のチラシのように楽しい感じでつくっていただく,こういったこともすごく大事ではないかなというふうに思います。  また,3世代同居,近居,こういったものというのは今ニーズがすごく高まっていると言われています。国土交通省の補助金を使った検討に入っているということでございますが,地域少子化対策重点推進交付金,これに関しましてもしっかりと明記されていますので,様々な補助金を様々な部分から狛江市に持ってこれますよう精査をして,縦割りではなくて庁内を横断して,楽しみながら考えていただきたいというふうに思っています。  教育のほうにお願いしたかった赤ちゃんの触れ合いのプロジェクトというのが,この交付金の中に入っています。既に教育のほうで行っているということですが,どのようにしているのか,最後に一言お願いします。 576: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 577: ◯ 教育部長(上田 智弘君) コロナ禍以前になりますが,子ども家庭部と連携し,公立保育園の5歳児クラスと小学生との交流事業や中学生の公立保育園での職場体験など実施しておりました。また,子ども家庭部では夏休み中などの機会を捉えて,児童館などで小中学生が乳幼児と触れ合う交流事業を実施してくれていました。  今後のコロナの感染状況にもよりますが,小中学生と乳幼児が触れ合う機会を子ども家庭部と連携して,できることから再開していきたいと考えております。 578: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 6番辻村議員。 579: ◯ 6 番(辻村 ともこ議員) この事業というのは,小さなお子様と触れる機会が少なくなっている今の核家族というものを補助するために,学校のお力をお借りする,地域のお力をお借りする,保育園や幼稚園の…… 580: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 時間でございます。  暫時休憩いたします。     午後 4時25分 休憩     午後 4時38分 開議 581: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  間もなく定刻の5時になります。時間の延長をお認め願います。  一般質問を続行いたします。1番平井里美議員。 582: ◯ 1 番(平井 里美議員) では,通告に従いまして2問質問させていただきます。  まず1問目は狛江市が目指す市民参加と市民協働,条例改正が目指すものから質問させていただきます。  狛江市は第4次基本構想で,「ともに創る文化育むまち~水と緑の狛江~」を将来都市像として掲げています。まちづくりの主体は市民であるということを大事にし,地域や行政と連携して,笑顔あふれる未来をつくる,すばらしい将来都市像だと思います。  このともに創るを制度として支えているのが市民参加と市民協働の推進に関する基本条例です。市民参加と市民協働に関する審議会において,松原市長は,市民参加と市民協働の推進に関する基本条例は市の根幹となる条例で,まちづくりの主となる条例だと説明されています。  ところが,11月1日の広報こまえにおいて,突然この条例を改正すると発表されました。条例は,市民協働というのは市の実施機関と市民公益活動を行う団体が行政活動等について共同して取り組むことと定めています。その条例を改正して,営利を目的とする事業を行う法人及び個人も市民協働の相手とするというのです。  私は定期的に市民参加と市民協働に関する審議会を傍聴してきましたが,審議会の中で,条例改正について具体的に検討されたことはありませんでした。このまま条例が改正されると,ともに創るという狛江市の将来都市像が大きく方向転換する可能性があるように思います。市の根幹となる条例,まちづくりの主となる条例を改正し,狛江市は誰とともにまちづくりをしようとしているのでしょうか。何のために急いで条例を改正するのでしょうか。とても重大な条例改正を狛江市は急いで行おうとしています。新たに狛江市が目指す市民参加と市民協働の在り方と将来像について,松原市長に伺います。 583: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 584: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 狛江市が目指す市民参加と市民協働の在り方と将来像につきましては,狛江市議会でも議決をいただきました狛江市第4次基本構想で示しているとおりでございます。 585: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 586: ◯ 1 番(平井 里美議員) 狛江市が目指す市民参加と市民協働の在り方と将来像は,狛江市第4次基本構想に書いてあるという御答弁ですが,傍聴にいらしている市民の方は手元にもありませんし,インターネット中継でも御覧になっている方もいますので,市長の言葉で御説明いただきたいです。市の根幹となる条例,まちづくりの主となる条例を改正するということは,これまでの市民参加の在り方を変えるということではないのですか。何のために急いで条例を改正しなくてはならないのか,市長の言葉でお答え願います。 587: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 588: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今将来都市像につきまして市長のほうから第4次基本構想で示しているとおりということで答弁をさせていただいております。第4次基本構想におきまして,狛江市の将来都市像,先ほども議員のほうでおっしゃっていただきましたが,「ともに創る文化育むまち~水と緑の狛江~」とし,ともに創るにつきましては,まちづくりの主体である市民をはじめ,地域を支える様々な主体がお互いに連携,協働し,支え合うことで,市民参加と市民協働によるまちづくりをより一層進め,安心して笑顔で住み続けられるまちを共につくっていくという思いを込めているものでございます。  文化育むまちには,都心に近いながらも豊かである水と緑を大切にする思いやコンパクトさを生かした市民同士のつながりや絆など,狛江で生まれ,受け継がれてきた狛江らしい,狛江ならではの文化をより一層育み,将来世代に引き継いでいくことで,愛着や誇りを持てる魅力あるまちを目指していくという思いを込めております。  最後の水と緑の狛江には,多摩川や野川,狛江弁財天池特別緑地保全地区に代表される狛江の貴重な財産である自然環境を大切に守り,それらを暮らしの中に生かすことで潤いや安らぎを与えてくれる自然環境といつまでも住み続けたいと感じる良好な住環境,農商工業を通じた活気やにぎわいが共存しているまちづくりを進めていくという思いが込められております。こちらのほうを捉え,先ほど御答弁をしたものでございます。  また,条例改正につきましては審議会から答申をいただき,その答申を尊重し,条例改正に向けまして,今回,案としてパブリックコメントを行わせていただいている状況でございます。 589: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 590: ◯ 1 番(平井 里美議員) 基本構想の文面を読んでいただきましてありがとうございました。それを改正するということですので,市長がどういう思いを持っていらっしゃるのかを伺いたいと思って質問させていただきました。  では,条例改正の経緯,そして,現在の条例の内容について質問させていただきます。  狛江市が市民参加と市民協働に関する審議会に対して行った諮問の内容,諮問理由,諮問を行った日を教えてください。 591: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 592: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例は,前回の条例改正から約10年が経過していることから,これまでの実績等を踏まえ,条例や条例に基づく制度等の検証,改善策等の検討をしていただくため,令和3年6月28日に市民参加と市民協働の推進の検討と改善に関する事項として諮問をしたものでございます。 593: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 594: ◯ 1 番(平井 里美議員) 諮問の内容は,条例や条例に基づく制度の検証,改善等の検討であったということですね。諮問は条例の改正のための諮問ではなかったということが確認できました。  次に,答申をまとめた市民参加と市民協働に関する審議会の委員の人数と構成をお尋ねします。 595: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 596: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほど条例や条例に基づく制度等の検証と申し上げたとおり,条例に対する検証もしていただいたものでございます。  審議会委員でございますが,学識及び有識者が6人,公募市民委員が9人,合計15人で構成をしております。 597: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 598: ◯ 1 番(平井 里美議員) 分かりました。条例改正そのものの諮問ではなかったというふうにお伝えしたつもりでした。学識及び有識者の6人の方ですが,どのような分野の方がいらっしゃるのでしょうか。 599: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 600: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 学識,有識者は市民活動を専門とする大学教授,政策立案等のシンクタンク(研究所)で他自治体等での市民参加等の検討に関わっていた方,児童学科の大学特任教授,NPO法人,一般社団法人の代表者などでございます。 601: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 602: ◯ 1 番(平井 里美議員) 次に公募市民委員の選考基準について教えてください。 603: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。
    604: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公募市民委員は作文を提出していただき,応募作文から読み取れる見識及び意欲等について,狛江市市民参加と市民協働に関する審議会公募委員選考会において評価し,評価の高い順に選考しております。 605: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 606: ◯ 1 番(平井 里美議員) 無作為抽出による公募に関しても教えてください。 607: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 608: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 無作為抽出による公募は,市民アンケートの送付対象者として無作為で抽出した2,500人に対し,幾つかの委員会に対して参加を希望する市民を募集し,抽せんにより選考しております。 609: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 610: ◯ 1 番(平井 里美議員) 無作為抽出による公募市民委員は参加する審議会や委員会に関する知識や経験など専門性は問われないということですね。  それでは次に,9人の公募委員のうち,一般公募市民委員と無作為抽出による市民委員の割合,市民参加と市民協働に関する審議会の委員を募集した際の課題作文のテーマを教えてください。 611: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 612: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公募市民委員が4人,無作為抽出による委員が5人でございます。また,作文のテーマは,狛江をよりよいまちにするための市民と市役所との関係でございます。 613: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 614: ◯ 1 番(平井 里美議員) 作文を書いて応募された市民委員が4人,知識も経験も問われず抽せんで決まった市民委員が5人,無作為抽出の委員の割合の多さに驚きました。条例改正に関わるような答申をまとめるには専門性と責任が求められます。審議会委員の条件として,市民参加と市民協働に関する知見と経験が必要なのではないでしょうか。また,無作為抽出による公募を進めたことで,市民委員の充足率が上がっているという評価があります。しかし,経験や知識がなければ,議案を十分に審議することはできません。充足率だけで市民参加の評価はできないと思います。  それでは,委員となられた方への研修,調査,視察など,市民参加と市民協働に関する学習の機会は提供されているのでしょうか。 615: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 616: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 他市の条例や取組事例などの資料を作成し,それらも踏まえて審議会で御検討いただいたところでございます。 617: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 618: ◯ 1 番(平井 里美議員) 勉強会とか研修はせずに,資料を渡しているだけということでしょうか。無作為抽出の市民委員に限らず,公募委員や有識者の方においても,議論を支える共通の知識が求められますので,必要な研修を行っていただくよう求めます。  市民活動の経験も知識もない方に,市民活動,市民協働の評価,条例の検証をしろといっても,できるものではありません。会議で一言も発言されない委員の方が複数いらっしゃることはこうした問題かもしれません。諮問を行う狛江市の見解をお尋ねします。 619: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 620: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民参加と市民協働に関する審議会に条例改正に関することのみ所掌事項としているのではなく,また,この審議会に限りませんが,市民参加の一つとして,各種委員会に多くの市民の方に御参加いただいており,それぞれの立場,経験に基づいて御意見をいただいているところでございます。 621: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 622: ◯ 1 番(平井 里美議員) 市民参加と市民協働を推進するための答申をまとめるためには,市民活動の拠点である公民館や地域センター,社会教育関係委員,図書館,文化事業団,音楽連盟など,狛江市内の各分野の市民活動に詳しい関係者の参加と,それぞれの条例との関係,連携を視野に入れて議論できる有識者が必要と考えます。特に,条例改正について検討する際は,専門性,透明性確保のために不可欠だと思います。今からでも検討していただけないでしょうか。 623: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 624: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在も学識者や有識者の方を中心に活発な議論をしていただいているところでございます。 625: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 626: ◯ 1 番(平井 里美議員) ぜひ次回の更新の際には,狛江市内の各分野の市民活動に詳しい関係者の参加と,それぞれの条例との関係,連携を視野に入れて議論できる有識者等の人選について検討していただきたいと思います。条例改正に関しては,それから検討するのが望ましいと思います。このたびの条例改正の提案は,いつ誰から出たのでしょうか。 627: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 628: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 審議会からの答申が市長に提出され,答申の内容のうち,条例改正に係る部分を中心に市で改めて検討し,条例改正案の骨子として取りまとめたものでございます。 629: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 630: ◯ 1 番(平井 里美議員) 答申に関して,条例改正に係る部分というのはどの部分でしょうか。 631: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 632: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民協働の定義と登録制度に関する部分でございます。 633: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 634: ◯ 1 番(平井 里美議員) 答申が出てから条例改正が必要だと,担当課である政策室が提案したということでしょうか。条例改正を提案することを決定するに当たり,審議会の委員からはどのような意見がありましたか。 635: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 636: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 審議会からの答申を踏まえて,市で条例改正案の骨子を作成したものでございますので,今後,パブリックコメントの内容を踏まえて,改めて整理した上で,再度審議会に御意見を伺う予定でございます。 637: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 638: ◯ 1 番(平井 里美議員) 答申には具体的な条例改正案はありません。審議会の皆さんは自分たちの答申によって条例が改正されることを御存じないということを聞き,驚いています。  それでは,骨子案はいつ,庁内のどのようなメンバーで検討されたのか,検討の回数もお尋ねいたします。 639: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 640: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 骨子案は審議会からの答申を10月3日に受けて,市として担当である政策室がまとめたもので,その内容について,10月18日と25日の庁議に諮り,了承いただいた上でパブリックコメントを実施しております。 641: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 642: ◯ 1 番(平井 里美議員) 10月3日に答申が出てから2週間で条例改正骨子をまとめ,2回の庁議を経て,10月25日の庁議で了承されたということですね。その1週間後にはパブリックコメントの募集開始。発表されたのは11月1日の広報こまえですから,あまりにタイトなスケジュールです。検討された回数は2回,庁議では特に意見はなかったと会議録にあります。予定ありきの条例改正にならなければいいと思います。  次に,狛江市の市民参加と市民協働の推進指針について質問させていただきます。  まず,この指針の趣旨と位置づけについて教えてください。 643: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 644: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市の市民参加と市民協働の推進指針は,条例の精神と条文を実効性のあるものとするための行動計画として明らかにするものでございます。 645: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 646: ◯ 1 番(平井 里美議員) 推進指針は,基本条例を実効性のあるものとするための行動計画ということですね。ここで,市民参加と市民協働の推進指針の内容について確認させていただきます。  こちらは基本条例を実効性のあるものにするためにすべきことがまとめられている図です。まず初めにしなくてはいけないのは1番のところですけれども,市民参加と市民協働を推進するための基本条件の整備となっています。この基本条件が整備されて,初めて市民参加の推進,そして市民協働の推進ができるというふうに下の図に書かれております。  まず,基本条件の整備について2点質問があります。  1点目は,基本条例の運用に必要な実施要綱やマニュアル等,個別ルールを策定するとありますが,狛江市のどの部署でルールが策定されているのでしょうか。また,それは公開されていますか。 647: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 648: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 例えば,条例に基づく施行規則や市民提案型市民協働事業や市民公益活動事業補助金などは政策室が所管しておりますので,それぞれ要綱等の例規を定めて,ホームページでも公表しております。また,各所管課において委員会等を設置する場合は,それぞれ必要な例規を制定したり,パブリックコメント等を実施する際も,起案によりどのように実施するか意思決定した上で実施をしております。 649: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 650: ◯ 1 番(平井 里美議員) 基本条例にある事業は政策室,各所管課の事業はそれぞれの課で行っているということが確認できました。  2点目の質問です。地域社会の課題や行政及び予算の仕組み等には市民が日頃から学ぶことができるよう,現在実施している講座も含めて,多様な学習と情報提供の機会を用意しますと書いてあります。現状及び今後の予定について伺います。 651: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 652: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市では市民の皆さんが主催する学習会などに依頼を受けて,市の職員等が講師として出向き,市民の皆さんの要請に応えて,行政の制度や市政の取組など専門知識を生かして説明等を行う制度として,まなび講座を用意しております。また,市の財政につきましても,予算概要や決算をまとめた財政のあらましなど分かりやすい形で作成し,情報提供をしているところでございます。 653: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 654: ◯ 1 番(平井 里美議員) 現在実施している講座が長年続いているまなび講座ということですね。これは市民が申し込むと,担当課の職員が講師として派遣されるという制度です。市民活動の裾野を広げるためには,待っているだけではなく,多様な学習機会と情報提供を積極的に行う必要があります。早急に審議会で検討する必要があるのではないでしょうか。 655: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 656: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 審議会からの答申でも,積極的な情報発信について御意見をいただいておりますので,市民活動支援センターの取組も含めて,さらに充実が図られるよう検討してまいります。 657: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 658: ◯ 1 番(平井 里美議員) 市民活動支援センターの取組だけでなく,公民館や地域センター,各部署で行っている学習会,特に連続講座など市民が自主グループを組織できるような継続的な学習の機会提供について,審議会で具体的に検討していただくようお願いいたします。  次は市民参加の推進のための市民参加の手続についてお尋ねします。条例が施行されて以来,公聴会は1度しか開かれていません。市民投票はまだ行われたことがありません。公聴会と市民投票はどのような場合に行われるのでしょうか。かつて公聴会が行われた経緯を伺います。 659: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 660: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公聴会は市の実施機関が重要な事項を決定する際に,利害関係者や学識経験者などから公開の場で意見を聞く制度でございます。また,市民投票は全市民に直接係る重要な事項であって,さきに様々な手続を講じても,市民の意思が集約できないような場合など,市民の意思を直接問う必要が生じたときに実施するものでございます。過去に実施いたしました公聴会は,平成15年にごみを減量するための一つの手法として,ごみの有料化について意見を伺うために実施したものでございます。 661: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 662: ◯ 1 番(平井 里美議員) 公聴会は市が重要な事項を決定する際に行われる市民参加だということですね。平成15年以来,公聴会は開催されていないということが分かりました。狛江市では,市民の意見が集約できない事項が長年の課題として存在します。今進められようとしている新図書館計画,市民センター改修計画に関してです。平成9年,狛江市図書館に関する市民意識調査以来,新図書館に関する計画が幾度となく検討され,見送られ,新図書館の問題は市民の最大の関心事でした。  現在進められようとしている新図書館計画については,市民参加の手続を取らず,市民センター改修等基本方針が策定され,市民説明会,ワークショップ等を経て,基本構想がまとめられ,パブリックコメントが募集されました。市民説明会では,計画の基になっている基本方針に対する市の進め方を問題視する意見,拡充にならないなど反対意見が多数を占めていました。4,000筆を超える署名が提出され,パブリックコメントも205件もの回答がありました。27ページにわたってまとめられた市民の意見を見ると,今の計画を評価する意見はごく僅かです。進め方の問題,計画決定の過程が分からない,充実にならないなど,市民の意見は非常に多様であることが分かります。  公聴会は市の実施機関が必要な事項を決定する際に,利害関係者や学識経験者などから公開の場で意見を聞く制度です。松原市長に伺います。新図書館建設に関して,狛江市が計画を進めるに当たり,公聴会を開き,市民の意見を直接聞く必要性が生じているのではないでしょうか。 663: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 664: ◯ 市 長(松原 俊雄君) この間いろいろな方の御意見もいただいてきたところでございまして,市長選挙におきましても,結果的に争点となりまして,そのときにも様々な御意見をいただいてきたところでございます。既に市民の皆様には御理解いただいているものというふうに考えているところでございます。  市民参加の手続でございますけれども,ワークショップ等を行い,取りまとめてございまして,狛江市民センター改修基本構想(案)及び狛江市新図書館整備基本構想(案),これについても市民参加の手続でございますパブリックコメントを実施し,また,このたび,狛江市民センター改修基本構想及び狛江市新図書館整備基本構想として策定をしたものでございまして,今後,両基本構想に基づき進めてまいるところでございます。 665: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 666: ◯ 1 番(平井 里美議員) 松原市長は新図書館建設に関して市民の理解は得ている,そして,それが狛江市の判断ということでしょうか。市長は市長選で新図書館建設の是非を問うたとおっしゃいますが,松原市長の公約は新図書館建設だけではありません。4,000筆を超える署名,200件を超えるパブリックコメントに関してはどのようにお考えですか。本当に理解が得られていると思われるのでしょうか。 667: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 668: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 基本的には今回,各両基本構想案,こちらのパブリックコメントを実施させていただき,パブリックコメントでいただいた意見の中で,一部構想を見直すところもありましたので,そういった見直しを行って,基本構想として取りまとめさせていただいたものでございます。それぞれの施設の改修に当たり,そういった市民参加の手続も経ておりますので,こちらについては市民の皆さんの御理解,反対をされている方は当然いらっしゃるのは分かりますけれども,一定の御理解はいただけているものと認識しております。 669: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 670: ◯ 1 番(平井 里美議員) パブリックコメントも公聴会も市民参加の手続の一つです。条例の基本的な考え方にはこのように書かれています。公聴会は事案処理方針の原案に対して反対意見,または賛成意見が存在すると認められる場合や事案の処理方針を決定するに当たり,それらの意見の主張者から意見の趣旨などを直接聞く必要があると認められる場合に有効な市民参加の方法であるというふうにあります。新図書館計画につきましては,反対意見が存在すると認められる場合に当たるのではないでしょうか。市長に再度お尋ねします。新図書館建設に当たり,基本構想に関するパブリックコメントを踏まえ,公聴会を開いていただけないでしょうか。 671: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 672: ◯ 市 長(松原 俊雄君) これはいろいろパブリックコメントだけではなく,ワークショップも開いてございまして,様々な御意見をいただき,また,そのワークショップの意見を踏まえまして,構想というふうにつくり上げてきたところでございます。そして,それにつきましてはパブリックコメントも行ってございますので,手続は踏んでいるというふうに考えているところでございます。 673: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 674: ◯ 1 番(平井 里美議員) 手続は踏んでいらっしゃる。でも,その中に様々な意見があること,それで公聴会が必要なのではないかというふうに御提案したんですけれども,少し届かなかったようで非常に残念です。  次に,市民協働推進について伺います。  第3回定例会の一般質問で,狛江市の条例に対する評価を伺ったところ,問題は審議会等の公募市民委員の固定化や高齢化,市民協働事業提案制度の採択件数が伸び悩んでいる,市民活動支援センターの認知度が低いなどで,市民参加,市民協働の裾野を広げることが必要,そのために必要なことは,活動が始められる後押しであるとの御答弁でした。市民活動の担い手一人一人が育つために,また,協働できる団体が育つために,推進指針では具体的に行政は何をすべきだと定めていますか。 675: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 676: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 団体の活動支援や行政活動への参入機会の拡大,学習の機会や情報の提供を行うこととしております。 677: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 678: ◯ 1 番(平井 里美議員) そのためには条例の担当課である政策室,審議会での検討に加え,関係機関との連携による検討の機会が必要であり,市民参加が必要と考えますが,いかがでしょうか。 679: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 680: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御意見として受け止めさせていただきます。 681: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 682: ◯ 1 番(平井 里美議員) これらを踏まえて,市民参加と市民協働が行われ,その後,公表及び報告が行われるわけです。  そこで,市民協働の実績についてお尋ねします。事業数,支援団体数,財政的支援について5年間の推移を伺います。また,委託や協定等の件数の推移についても教えてください。 683: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 684: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 財政的支援の件数は,29年度は37件,30年度は37件,31年度は38件,令和2年度は39件,3年度は38件,団体数は,29年度は129団体,30年度は136団体,31年度は154団体,令和2年度は144団体,3年度は150団体でございます。  また,委託につきましては,29年度は27件,30年度は28件,31年度は28件,令和2年度は20件,3年度は29件。協定は,29年度は16件,30年度は15件,31年度は17件,令和2年度は13件,3年度は14件でございます。 685: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。
    686: ◯ 1 番(平井 里美議員) 昨年度の財政的支援は37件,支援団体数は150団体ということですが,支援内容についてお尋ねします。また,14件の委託について,どのような事業があるのかも教えてください。 687: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 688: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 財政的支援は防犯などの活動を行っている団体や,障がい児通所支援などの福祉団体,子ども食堂などの子育ての団体,緑化活動を行う団体などへの補助金でございます。また,委託につきましては,実行委員会形式で実施している市民まつりなどのイベントや青少年健全育成事業,プレーパーク,水辺の楽校などがございます。 689: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 690: ◯ 1 番(平井 里美議員) つまり,市民活動と市民協働の推進に関する基本条例に基づく市民協働を含めて,狛江市が協働している団体が150団体あるということですね。それらを含めた市民参加と市民協働に関して,市民活動と市民協働に関する審議会が毎年評価を行っています。その内容と推進に向けた取組に関する提言について伺います。 691: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 692: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 令和3年度の答申で申し上げますが,市民参加に係る評価としましては,市民参加手続について,新型コロナウイルス感染症の影響もあったが,審議会等の開催に当たり,オンラインを活用するなど,各部署において適切に実施されていることや,公募市民委員についても,充足率や女性割合の増加等評価できるものであったが,その一方で,改めて市民参加とは何かを発信することや,公募市民委員募集の働きかけ,参加機会の門戸拡充等が必要と考えるとされております。推進に向けましては,審議会等の全体感が分かる情報等を分かりやすく発信することや,講座等の学ぶ意欲のある方が集まる場所等への参加の働きかけを行うこと,LINE等の活用により,いつでも市民参加に関する情報収集ができる仕組みをつくることとされております。  市民協働に係る評価といたしましては,市民協働事業提案制度について,提案件数が例年少ない状況であることからも,制度の検証が必要であることや,市と協働することにハードルの高さを感じる部分もあることが考えられることから,市民公益活動をスタートしたいと希望する方へのフォローや,やりたいことにチャレンジできる環境づくりも必要であること,こまえくぼ1234は市民活動支援の拠点であることから,団体への支援内容等についてより周知することで活用を促すとともに,何か一歩踏み出したい方への後押しとなる機能を期待したいとされております。  また,推進に向けては,活動のきっかけとなる疑問や好奇心を共有,吸い上げる機会をつくることや,具体的な形での情報発信により,課題等の共有,自分事にできるきっかけをつくること,地域コミュニティーでの横の連携を強化することとされております。 693: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 694: ◯ 1 番(平井 里美議員) 審議会が提言しているのは市民公益活動をスタートしたいと希望する方へのフォローや,やりたいことにチャレンジできる環境づくり,一歩踏み出したい方への後押しとなる機能の強化,地域コミュニティーでの横の連携などですね。答申を受けて,市はどのような検討を行い,取り組んだかをお尋ねします。 695: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 696: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今年度答申をいただいた内容と重なるところもございますが,まだ具体的に対応できていないところもございますので,改善に向けて検討してまいります。 697: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 698: ◯ 1 番(平井 里美議員) 第3回定例会で市民活動について質問させていただき,企画財政部長から,何かしらの活動に関わっていくことが地域での支え合いや助け合いなどにつながっていくのだという御答弁をいただきました。日常の市民の活動の大切さを御答弁いただいたこと,とても安心いたしました。  このたびの答申を受け,狛江市が市民参加,市民協働の活性化のために検討している市民活動の支援,対策についてお尋ねします。 699: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 700: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 答申でも御意見をいただいておりますが,市民提案型市民協働事業や行政提案型市民協働事業,市民公益活動事業補助金が団体の自立や成長につなげることができる制度となるよう検討してまいりますが,市民アンケートの現在市民活動を行っていますかという設問に対して,現在は活動していないが,活動を始めたいと思っているという回答をされた方が25%もございますので,こういった潜在的な活動層を後押しできるようなきっかけとなるような情報発信や機会の提供が必要であると考えております。 701: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 702: ◯ 1 番(平井 里美議員) 市民協働事業が団体の自立や成長につなげることができる制度となるよう検討するとの御答弁,確認いたしました。審議会の答申には,行政活動とつながらない市民の活動でも市が応援していくことで,市民が活躍するまちづくりにつながる。市民参加の定義は,行政活動に限らず,地域のまちづくり活動への参加という広義での市民参加についても,市として応援し,その環境を整えていくことが市民が活躍するまちづくりにつながるなど,繰り返し市民活動の支援が必要だとの提言があります。市民活動の支援のための制度の検討を強く求めます。  次は,改正内容についての質問です。条例改正(案)骨子の内容を教えてください。 703: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 704: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 骨子案の主な内容といたしましては,第2条の市民協働の定義を改めるものです。市民協働の対象をこれまで市の実施機関と市民公益活動を行う団体としておりましたが,地域を支える様々な主体がお互いに連携・協働し,支え合うことで,市民参加,市民協働によるまちづくりをより一層進めるため,団体に限らず,様々な主体と連携が必要となることから,協働主体の範囲を市民や事業者にも広げるとともに,市との関係に限らず,各主体が連携,協働することも市民協働の定義に含めるよう改めるものでございます。  市民協働の定義の改正に伴い,関係する条文を改正するもののほか,第9条の審議会等委員の男女比率に関する規定について,多様な性の在り方を踏まえた規定の見直しや第28条の団体の登録制について,制度の役割が限定的となっていることから,整理することなどが主なものでございます。 705: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 706: ◯ 1 番(平井 里美議員) 協働主体の範囲を市民や事業者にも広げるとともに,市との関係に限らず,各主体が連携,協働することも市民協働の定義に含めるよう改めるということで,改正案には市民協働相手に営利を目的とする事業を行う法人または個人が追加されています。条例を改正することによって,何がどう変わるのか,市が想定している新しい協働について,また,団体の登録制をどのように整理するのか伺います。 707: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 708: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) まちづくりの主体である市民をはじめ,地域を支える様々な主体がお互いに連携・協働し,地域の課題解決等に取り組むことにより,市民参加,市民協働によるまちづくりを推進できるものと考えております。  また,条例に基づく団体の登録につきましては,市民公益活動事業補助金や市民提案型及び行政提案型市民協働事業を申請する場合に限定されていることや,条例制定後に設置しました市民活動支援センターにおいても登録制度を設けていることから,条例で規定するのではなく,市民公益活動事業補助金や市民提案型及び行政提案型市民協働事業のそれぞれの要綱で申請に必要な書類の一つとして加えることとする予定でございます。 709: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 710: ◯ 1 番(平井 里美議員) 市が想定しているのは,事業者を加えた新しい市民協働,そして,団体登録については,それぞれの要綱にて定めるということです。では,条例改正の重要なポイントは何条ですか。 711: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 712: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほど御答弁させていただきましたが,第2条の市民協働の定義の改正でございます。 713: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 714: ◯ 1 番(平井 里美議員) 分かりました。  それでは,狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する条例を改正しなければ困ることはどんなことでしょうか。また,改正しないことで起こり得る深刻な問題があれば教えてください。 715: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 716: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民参加で検討し,市議会で議決をいただきました狛江市第4次基本構想での考えや審議会からの答申を踏まえ,地域を支える様々な主体がお互いに連携・協働し,支え合うことで,市民参加,市民協働によるまちづくりをより一層進めるため,改正案としてお示しをしているものでございます。 717: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 718: ◯ 1 番(平井 里美議員) 改正しないこと,もし改正しなければ起こり得る深刻な問題というのはありますか,ありませんか。 719: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 720: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 深刻な問題はないと考えております。 721: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 722: ◯ 1 番(平井 里美議員) 条例を改正しないことで起こり得る深刻な問題はないが,市は事業者を加えた新しい市民協働を進めるということですね。事業者との協働は各部署で今も行われているわけです。それで深刻な問題がないのであれば,事業者を市民協働に含める必要はないと考えます。  それでは,11月12日と14日に開かれた市民説明会について伺います。骨子案に対してどのような意見があったのか教えてください。 723: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 724: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民協働の対象に営利活動を行う事業者を加えることに対して危惧する御意見を多くいただいたところでございます。 725: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 726: ◯ 1 番(平井 里美議員) そういった参加者からの意見は予測されていたものでしたか。 727: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 728: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) いただいた御意見につきましては,想定はしていなかったところでございます。 729: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 730: ◯ 1 番(平井 里美議員) 市民がなぜ危惧するのか,市は市民の不安をどう受け止めたのかを伺います。 731: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 732: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 事業者の営利活動につながるのではないかということを不安に思われているものと受け止めております。 733: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 734: ◯ 1 番(平井 里美議員) 今回の条例の改正は,まちの根幹を変える可能性のある重大な改正です。市民の危惧する問題に関して,条例にどう反映していくのかをお尋ねします。 735: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 736: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 様々な主体がお互いに連携・協働し,支え合うことで,市民参加,市民協働によるまちづくりをより一層進めるため,事業者も様々な主体の一つとして,地域の課題解決や地域貢献の取組への賛同の意思を持って,市や団体と連携,協働して,公益的活動を行うことを規定しているものでございますので,その辺の誤解を招かないようにする必要があると考えております。 737: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 738: ◯ 1 番(平井 里美議員) 誤解を招かないようにする必要があると考えていらっしゃると理解してよろしいでしょうか。 739: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 740: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) あくまで事業者が営利活動を行うものを含めているものではございません。あくまで,地域課題の解決,地域貢献への取組というところで,事業者にとっても公益的な活動を行うことで,協働の相手方という規定をする予定でございますので,そういった考え方を営利活動に市が協力しているといったような誤解を招かないよう,そういったところを周知できればと考えております。 741: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 742: ◯ 1 番(平井 里美議員) 誤解を招く可能性のある条例改正は急いで進めるべきではないと思います。条例改正に当たっては,各関係部署,関係団体や有識者の枠をもっと広げて,もっと時間をかけて議論を深めていくことが望ましいと考えます。条例改正に当たって,今こそ市民参加が求められていると思いますが,こうした取組を検討することは可能でしょうか。 743: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 744: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 条例改正につきましては,これまでも,その時々の状況に応じて必要な改正を行っているところでございます。また,条例改正に限らず,制度の運用も状況の変化に合わせて見直していく必要もございますので,今後も審議会からの御意見も伺いながら検討してまいります。 745: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 746: ◯ 1 番(平井 里美議員) 今回の条例改正のポイントは,第2条の市民協働の定義の改正との御答弁でした。今までの改正とは問題が異なります。繰り返しますが,自治体の法律である条例は誤解を与えるものであってはなりません。解釈によって,意図しない目的で利用されたり,悪用されたりすることのないよう,様々な視点での検討が必要だと思います。条例を改正しないことで起こり得る深刻な問題はないとの御答弁でしたので,対応できる審議会体制を整えてから,条例改正の検討を行ってはいかがでしょうか。 747: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 748: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今回の条例改正でございますが,審議会で答申をいただきまして,現在パブリックコメントをいただき,審議会の御意見を尊重させていただき,改正案骨子として取りまとめさせていただいているものでございます。 749: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 750: ◯ 1 番(平井 里美議員) 十分な検討を行わずに条例改正を進めるのは拙速であり,市民との信頼関係を壊すことになりかねません。条例を改正しなくても深刻な問題はないということですので,本当に狛江の未来のために条例改正が必要なのか,なぜ必要なのかを時間をかけ,様々な視点で検討すべきです。今回の条例改正は一旦見送ることを求め,1問目の質問を終わります。  それでは,2問目,野川地域の困り事について。  まず,買物難民対策から質問させていただきます。  小田急バスのダイヤ改正により,東野川地域では交通弱者がさらに増加しています。そのため,東野川地域にどのような影響が出ているのか,狛江市が把握していることを教えてください。 751: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 752: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東野川地域の交通事業につきましては,小田急バスの狛江ハイタウン折返場から喜多見駅系統と京王バスの狛江ハイタウン折返場からつつじヶ丘駅南口系統の2路線が運行されており,これまで特に交通不便地域とはなっていない状況ではございますが,令和2年11月に,日中,深夜時間帯を中心に運行回数,運行時刻変更のダイヤ改正が実施され,利便性が低下したとの認識はしているところでございます。 753: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 754: ◯ 1 番(平井 里美議員) コロナ以前は1時間に2本程度,小田急バスの喜多見駅行きの便がありましたので,喜多見駅前に集中している病院への通院や買物に行くこともできましたし,覚東に集中している病院やATM,いなげやや商店に行くバスも喜多見駅行きのバスしかありませんので,高齢者にとっては,医療,買物,金融機関への大切な足でした。  ところが,2年前,突然午前中に3時間以上,バス便が1本もない時間帯ができてしまいました。9時3分のバスで買物や病院に行ったら,12時28分まで帰りのバスも1本もないという状況です。この問題は解決を求めて,昨年の12月議会でも質問させていただきました。そして,地域の皆さんと小田急バス本社や労働組合への要望を重ねても,いまだ解消されていません。その後,狛江市が行っている対策があれば教えてください。 755: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 756: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 路線バスの減便につきましては,バス事業者が運行するバス路線全体における利用者の回復が見込めるまで運行回数などの検討は難しいと伺っているところでございます。特に日中運行のない時間帯がある狛江ハイタウン折返場から喜多見駅系統につきましては,空白時間帯をなくしたダイヤへの改正を継続して要望をしているところでございます。 757: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 758: ◯ 1 番(平井 里美議員) 狛江市の問題として,小田急バスに要望を続けてくださっていることを伺い,とてもありがたく思います。しかし,バス便がなくなったために外出ができなくなり,介護度が進んでしまった方がとても多くいらっしゃいます。私の義理の母も,コロナ前は新宿や渋谷までバスと電車を使って度々外出していましたが,コロナによる自粛のため,たった二,三か月で足が弱り,要支援となってしまいました。そして昨年,家の中で転倒,大腿骨骨折で入院,手術となり,現在は要介護4となってしまいました。  地域に歩いて行ける商店がないため,引き籠もりがちになり,歩けなくなり,そして救急搬送される御近所の方がとても増えています。買物難民対策として,地方で注目されている移動販売車やキッチンカーの導入,地域福祉との関係など,狛江市や公共施設での取組があれば教えてください。また,移動販売車やキッチンカーのポテンシャルを狛江市はどのように考えているか,今後の可能性についての見解を伺います。 759: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 760: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在市内における移動販売車やキッチンカーの運営状況につきましては,民間事業者が個別に活動している情報は入手しておりますが,全貌は当然把握できておりません。また,市の取組につきましては,平成30年に一部の地域で高齢者の買物支援のニーズの高まりを受けまして,生活支援体制整備事業の一環として,地域包括支援センターの生活支援コーディネーターという人間がおりますが,この人間が移動販売の誘致を行ったという事案がございます。こちらは,肉とかお魚とか野菜とか日用品などを移動販売車で販売するもので,その後は該当地域でニーズがなくなったということで移動販売ルートから外れたと,このように把握をしております。  今後も地域のニーズが高まり,各関係機関との調整が整えば,移動販売の誘致を検討することは不可能ではないとは考えております。 761: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 762: ◯ 1 番(平井 里美議員) 平成30年,生活支援体制整備事業の一環として,狛江市が移動販売の誘致を行った際,東野川地域でも検討されたことがありました。当時はバスの運行が十分に行われていた時期でしたが,それでもバスへの乗車が困難な高齢者からの地域のニーズは高く,試験運行も行われました。  ところが,東野川地域は道路が狭く,販売車を駐車できる十分なスペースの確保ができません。狛江ハイタウンの敷地内での検討もされましたが,敷地内で営利目的の販売を禁止するという規約があり,実現に至りませんでした。コロナによる自粛の影響が深刻化した今,地域のニーズは再び高まっている状況があります。ニーズが高まれば,関係機関と調整し,移動販売の誘致を検討することが可能とのこと,ぜひ進めていただきたいと思います。  昨年発足した野川まちづくり協議会は,こうした野川地域の問題解決のために様々な対策を検討されているということで,とても期待されています。11月に野川まちづくり協議会が行った野川地域電動カート実証運行について教えてください。 763: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 764: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 野川まちづくり協議会は活動提案の中にこまバスルートの見直しとカートによる緻密な交通確保を挙げております。これは野川地域内の商業施設不足に伴い,こまバスが通行しないことにより買物が不便となる地域に電動カートを走らせ,地域住民をスーパーや商店街に送迎することで,買物難民となることから救い,利便性を高める対策を提案しております。11月17日から20日までの4日間,スーパーの駐車場を発着点として,カートの実証運行が実施されました。2つのルートを20分間隔で10時から16時まで12回走行し,4日間の試乗者総数は130人でございました。乗って楽しいとか,実現化してほしい,年配者からは,半年ぶりにいなげやに来れたという感想が寄せられ,市民からの反応が大変よく期待されていると実感をしたところでございます。 765: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 766: ◯ 1 番(平井 里美議員) 私も利用させていただきましたが,地域のことを熟知している運転手の方が安全第一でカートを運行してくださいました。カートは思ったより車高が低く,高齢者や幼児にとってはバスよりも乗り降りが楽なつくりになっていました。野川地域に多い細い道,曲がりくねった路地でも,自転車や歩行者とらくらく擦れ違うことができます。こまバスの運行ルートから外れている東野川地域の交通手段の保障対策の一つとして,ぜひ導入の検討を要望します。  そこで,野川まちづくり協議会が行った野川地域電動カート実証運行を狛江市に導入するために必要なことについて伺います。どのように進めれば,導入が可能となるのでしょうか。 767: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 768: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 野川まちづくり協議会は,今回のカートの実証運行において,採算などを含め,自立的かつ継続的に運用ができる仕組みになるよう検証していくこととしております。今後の課題として,運転手,運賃,乗降方法,オンデマンド予約など,他の事例研究などを行い,カートの導入に向けて協議会の活動を活発に行っていってほしいと思います。なお,市は協議会の活動に対する必要な支援を引き続き検討してまいります。
    769: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 770: ◯ 1 番(平井 里美議員) ぜひお願いします。検討,研究を行い,導入に至るまでには時間を要するかもしれませんが,期待しております。繰り返しますが,交通手段を失った東野川地域では,外出ができなくなったことによる高齢者の身体機能や認知機能の衰えは深刻であり,対策が急務です。公共交通が保障されていたから運転免許を返納したという高齢者の失望感は大きく,一気に病院や買物,家族への介護が困難になりました。免許を返納しなければよかったという声,自分はもう絶対免許を返納しないで頑張るという声があちこちで聞こえてくるため,とても心配です。  東野川地区は,小田急路線バスだけではなく,こまバスの運行ルートからも取り残されています。買物や通院が困難になっている交通弱者の問題は個人の問題とするのではなく,狛江市全体の問題だと考え,対策を検討していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 771: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 772: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) コミュニティバスの運行ルートは既存のバス路線とできる限り重複しないようにするとの条件や交通の危険を防止するため,通行できる車両の制限を定めた車両制限令の基準内での運行となっており,東野川地域は既に喜多見駅へ向かうバス路線があったことや,東野川郵便局の前の道が狭いことなどで現在のルートを運行しており,決して取り残しているわけではございません。その上で現在運行しているコミュニティバスを補完しつつ,より利便性が向上した次世代交通について,調査や研究を進めていきたいと考えているところでございます。 773: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 774: ◯ 1 番(平井 里美議員) 御答弁いただいたとおり,東野川地域は喜多見駅へ向かうバス路線があった地域です。バス路線が過去形となってしまった今,結果として取り残されている状況が2年間続いています。狛江市として調査・研究を進めていきたいとの御答弁,確認させていただきました。地域の高齢者が人生100年時代を元気で過ごせるよう,早急に対策を講じていただきますようお願いします。  次は,まちづくり協議会と地域の連携についての質問をさせていただきます。  こちらは狛江市のホームページです。こちらはまちづくりグループ,そして,その横に合わせておりますが,まちづくり協議会に関する情報が狛江市のホームページにもアップされております。昨年,狛江市のホームページで発信することの必要性を議会で取り上げさせていただきました。迅速な対応に,市民の皆さんからありがたいとの声をいただいております。まちづくりグループとまちづくり協議会は,ともに市の支援を受けて活動しており,特にまちづくり協議会は,市に対して,地区まちづくり構想を提案することができるという組織です。狛江市がホームページで公開しているまちづくり協議会の情報,市民との情報共有に関して,市はどのように考えているか教えてください。 775: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 776: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 市は活動しているグループや協議会の団体の名称,代表者,活動内容,活動区域,認定日,連絡先等を市のホームページにて掲載をしております。また,まちづくりグループや協議会へは活動内容を地域の方々に知ってもらい,理解してもらえるような取組をするように伝えているところでございます。その中で,今後,地区まちづくり構想を提案していただくに当たっては,地区住民のおおむね5割程度の認知度を得ることを目標に活動をしていただきたいと考えているところでございます。 777: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 778: ◯ 1 番(平井 里美議員) 狛江市も市のホームページに掲載するだけではなく,活動内容を地域の方に知ってもらい,理解してもらう取組をするよう,まちづくりグループや協議会に働きかけてくださっているとのこと,それぞれの団体のホームページの情報が次第に充実してきているようです。会員の募集もホームページで行っているところもあります。まちづくりグループを立ち上げた当初は,狛江市が問合せ窓口となるのは仕方がないと思いますが,地域住民への情報提供が条例に義務づけられています。活動のために市の予算も執行されていますので,活動目的や代表者,会員募集,会議日程や議事など,ホームページ等で公開し,市民の皆さんに広く知ってもらうことが大切だと思います。活動の透明性を担保するためにも,狛江市として団体へのさらなる働きかけが必要とされていると思いますが,いかがでしょうか。 779: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 780: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 地域の人々への情報提供の内容等は活動の熟度により異なりますが,会議日程など,適宜更新されるような最新トピックスについては各団体にSNSやイベントを活用して発信していただけるよう,他協議会の先行事例紹介等の場を設けて団体へ働きかけたいと思います。  一例といたしましては,市民まつりやほこみち等のイベントでの周知等も実施していただいておりますので,そのような活動も有効であると考えているところでございます。 781: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 782: ◯ 1 番(平井 里美議員) まちづくりグループ,まちづくり協議会は,まちづくり条例にまちづくりの推進のために保障されている活動です。まちづくり条例は,「ともに創る文化育むまち~水と緑の狛江~」を目指し,「いつまでも安心して住み続けられるやすらぎのあるまち」づくりを実現するための道筋として定めると条例の前文にあります。市民参加と市民協働の推進に関する基本条例と同じ平成15年に策定,施行されました。狛江市第4次基本構想とまちづくり条例との関係について教えてください。 783: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 784: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市まちづくり条例は安心して暮らせる安らぎのある住環境を維持し創造するため,土地利用や建築等に関する手続を定めることにより,市民,事業者及び市の協働による望ましいまちづくりを計画的に推進することを目的としております。この条例におけるまちづくりに関する施策等は,狛江市基本構想等その他市のまちづくりに関する基本方針等を定めた計画とすると規定をしているところでございます。 785: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 786: ◯ 1 番(平井 里美議員) まちづくり条例は,市民,事業者,市の協働によるまちづくり,そして,市民参加と市民協働の推進に関する基本条例は,市民協働によるまちづくりを推進するための条例であることが確認できました。  1問目に質問させていただいた市民参加と市民協働の推進に関する基本条例の市民協働とまちづくり条例の協働,どちらも同じ2003年に施行された狛江らしいまちづくりを推進する協働です。誤解や混乱を招くことのないよう,協働と市民協働はしっかり区別すべきだと考えます。  それでは次に,3番目,AED設置と情報共有について質問します。  AEDは突然の心停止を起こして倒れた人をそこにいる人たちがその場で使って,倒れた人の命を救うことができる医療機器です。私自身,狛江駅南口の歩道で目の前を走っている自転車の男性が突然そのまま後ろに倒れてしまうという場面に遭遇したことがあります。呼吸が止まり,意識がない状態であることが分かり,救護に当たりました。幸い,気道確保を行ったことで呼吸は回復しましたが,駅員がすぐAEDを持って駆けつけてくれました。また,3週間前,音楽祭のリハーサルで90歳の合唱団のメンバーが突然意識を失って倒れ,救護に当たったということもありました。場所はAEDが設置されている公共施設でした。私たちは,いつどこでAEDが必要な場面に遭遇するかもしれません。また,家族や知り合いが突然倒れてしまうこともあるかもしれません。  私は,自分自身のこうした経験と,市民の方からの夜間,家族に何かあったとき,そのとき使えるAEDはどこにあるのかという相談から,日常,AEDの設置状況がとても気になるようになりました。学校やスポーツ関係の方々にとっても重要な情報だと思います。狛江市は市内のAED設置状況についてどのように把握していますか。 787: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 788: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 市内のAEDの設置状況につきましては公共施設を中心に把握し,主な設置場所につきましては,市ホームページにて掲載をしているところでございます。 789: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 790: ◯ 1 番(平井 里美議員) 市のホームページに一覧表が掲載してあることを確認させていただいております。施設名と住所が書いてある表だけでなく,地図があるとさらに分かりやすいと思います。市内の公共施設に設置されているAEDは何台ありますか。夜間使用が可能かどうかも教えてください。 791: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 792: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 公共施設には現在56台のAEDを設置しております。夜間,24時間使用できるものにつきましては,宿直で対応できる市役所と防災センター,それから公衆トイレの入り口に設置しております和泉多摩川地区センターの3台でございます。 793: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 794: ◯ 1 番(平井 里美議員) AEDは自治体によって,公共施設の外側に設置している施設もあります。閉所中でも緊急時使用できるようにとのことだと思います。ぜひ狛江市も設置場所の検討を求めます。また,ホームページには,使用可能な時間の明記をお願いいたします。  ドアの向こう,目の前に見えているのに,AEDが使えないために救えない命があるのはとても悲しいことです。そんな命を救おうと運用されている日本全国AEDマップというサイトがあります。狛江市は活用していますか。 795: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 796: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 日本全国AEDマップは,一般の投稿による全国のAEDの設置場所を共有する地図でございますけれども,市では特段活用していないところでございます。 797: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 798: ◯ 1 番(平井 里美議員) このアプリ,サイトがそうなります。日本全国AEDマップというものです。これは,このように一般の人が投稿する情報と,あと自治体が公表している情報が共有されています。いざというとき,市民の皆さんの命に関わる大切な情報です。狛江市がホームページで公開している情報を日本全国AEDマップに上げていただくことで,狛江市が独自でAEDマップを作成しなくても,市民の皆さんと情報共有することができると思います。検討していただくことは可能でしょうか。 799: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 800: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 公共施設のAEDの設置状況につきましては,東京都オープンデータカタログサイトへ掲載をしたところでございます。 801: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 802: ◯ 1 番(平井 里美議員) 東京都オープンデータカタログ,確認しましたが,活用するには非常に分かりにくいものでした。都民が活用できるようになるにはまだまだ課題が多いように思います。  こちらを御覧ください。狛江市役所というのも公共施設がマップ上に出ております。しかし,利用可能時間,ここに時間帯とかあるのですけれども,こういったところが空白になっております。こういうところが充実していくといいかなというふうに思います。  次は,夜間利用可能なAED設置場所についてです。世田谷区や渋谷区,大田区,豊島区など,都内ではAED設置のコンビニが増加し,AED設置助成制度や貸出サービスを進める自治体も増えています。狛江市でも24時間利用可能な場所へのAED設置が普及すると,安心につながると思います。狛江市ではどのような方法が考えられるでしょうか。 803: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 804: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 24時間誰でも使用できるAEDの設置が進むことは,安心して暮らせる安全なまちづくりにつながるものと考えております。AEDの設置促進につきましては,助成制度など他の自治体の取組を調査・研究してまいりたいと考えております。 805: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 806: ◯ 1 番(平井 里美議員) 24時間誰でも使用できるAEDの設置が進むよう検討し,取り組んでくださるとの御答弁,多くの市民の方の安心につながると思います。よろしくお願いします。  それでは最後に,災害時の支援物資配給について質問いたします。  10月30日日曜日に実施された総合防災訓練において,三中にて発災から4日目を想定した支援物資配給訓練が行われました。狛江市で初めて行われた訓練だったとのことですが,どのような訓練だったか教えてください。 807: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 808: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 10月30日,第三中学校において,発災から4日目以降を想定した支援物資の供給訓練を実施したところでございます。今回の訓練は東京都から支援物資の一部を借用するとともに,市と災害時の支援協定を締結している運送業者などの支援を受けて実施しており,立川市にある東京都多摩広域防災倉庫から第一小学校体育館に仮設した地域内輸送拠点に支援物資を輸送するとともに,並行して地域内輸送拠点にある支援物資を第三中学校の避難所に輸送したところでございます。地域内輸送拠点では,職員が協定締結事業者と連携し,支援物資の積み下ろし,保管整理,避難所への物資の搬出などを実施したところでございます。  避難所では避難所運営協議会の方を中心として,また避難者役の方の支援を受け,支援物資の受入れ,保管,仕分,避難者への配布といった訓練が実施されたところでございます。なお,支援物資の配布に当たっては,アレルギー食への対応も取り入れたところでございます。 809: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 810: ◯ 1 番(平井 里美議員) こちらは狛江三中の避難所の訓練の様子になります。私も四中避難所運営協議会として訓練に参加させていただきました。支援物資の受入れ,保管,仕分,避難者への配布といった訓練の中で,それぞれ役割が与えられていたため,客観的に訓練の様子を観察することができました。どのようにすれば混乱が起こらず,行動に移せるのか,避難所においての指示の出し方,声がけの仕方,また動線など,職員の方が実践の中でどんどん改善されていく様子を見て,とても大切な訓練であったと実感しました。  振り返りの時間が十分にあったため,もしこれが四中の避難所だったらどうするかなど,具体的にイメージをしながら意見交換することができたのはとても有意義でした。  実際,地震によって狛江市内で開設される避難所の数は幾つですか。 811: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 812: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 震災時は指定避難所13か所を開設する計画でございます。 813: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 814: ◯ 1 番(平井 里美議員) 市内の13か所で避難者を受け入れ,避難者のみならず,近隣の方への支援物資の配布が行われるということですね。アンケートの回答,感想など,参加者からはどのような声があったでしょうか。 815: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 816: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 参加していただいた方からは,支援物資の配布に関する一連の作業について,推奨点や改善点をはじめ,初めてこういった訓練を実施し,いろいろな課題があることが認識できた,また,マニュアルの作成に当たってこういったところを記載してほしい,今後もこういった機会を設けてほしいといった声が上がったところでございます。 817: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 818: ◯ 1 番(平井 里美議員) それでは,避難所以外で支援物資の配給を行うことを想定した訓練が狛江ハイタウンで行われました。どのような手順で訓練が行われたのか教えてください。 819: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 820: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江ハイタウンで実施しました支援物資の輸送は,現在の地域防災計画に基づいたものではなく,将来の計画見直しに向けた検討材料を得るため,試験的に実施したものでございます。本年5月25日に東京都が首都直下地震等に係る新しい被害想定を発表しました。狛江市の避難所の避難者数は最大約1万2,200人と見積もられておりますが,これ以外に多くの被災者が在宅避難をしているとも考えられます。これらの在宅避難者への支援物資の供給を現行どおり避難所経由で実施するのかを検討するため,今回,狛江ハイタウンの方々の御協力を得て,実施する運びとなったものでございます。 821: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 822: ◯ 1 番(平井 里美議員) 狛江市の避難所避難者数は最大約1万2,200人,それ以外は在宅避難者ということになると思います。私の住む狛江ハイタウンも,住民は基本的には避難所には避難せず,在宅避難を前提に訓練を行っています。参加者からの意見はどのようなものがあったでしょうか。 823: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 824: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 御参加いただいた方からは,今回の試みについての期待や実際に運用を想定したときの受入れ側の体制づくりについての課題などの意見があったところでございます。 825: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 826: ◯ 1 番(平井 里美議員) 狛江市内には,狛江ハイタウンだけではなく,多摩川住宅,都営狛江団地をはじめ,大規模マンションも増加しています。管理体制の問題もあると思いますが,狛江ハイタウンでの訓練を地域の防災計画の改善につないでいただきたいと思います。  それでは,避難所に避難しなかった住民,できなかった住民への支援物資の配布について,狛江市が検討していることを教えてください。 827: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 828: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 避難所に避難しなかった住民の方,できなかった住民の方への支援物資の配布ということでございますが,避難所以外の知人宅へ避難している方も含めまして,在宅避難をしている方への支援という観点でお答えさせていただきます。  現在の東京都及び狛江市の地域防災計画では,被災者に対する食料,生活必需品の供給,貸与は,市が開設する避難所等において,災害救助法に定める基準に従って行うとなっており,災害発生時には各避難所を通じて,在宅避難者への支援物資の配布を行う予定でございます。  しかしながら,災害時の避難所運営は多大な負荷がかかることが予期されます。この負荷の軽減を図り,円滑な避難所運営に役立つとともに,在宅避難者への支援物資の供給を円滑に行う方法はないかの検討を狛江市として始めたところであり,現在のところ,具体的な検討方法についてお示しするものはございません。 829: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 830: ◯ 1 番(平井 里美議員) 最後に,10月30日日曜日に実施された総合防災訓練,全体を踏まえて,よかった点,改善すべき点,今後の取組について検討されたことなど教えてください。 831: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 832: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) まず,狛江市役所市民ひろばで実施した体験,展示訓練には約2,000人の方の来場がありました。市民の方の防災意識高揚を図ることができたと評価しております。  次に,第三中学校等において実施した支援物資供給訓練では,避難所における支援物資取り扱い要領の具体化が図られました。今後は各避難所において,それぞれの特性を加味した要領について検討する必要がございます。  最後に,狛江ハイタウンにおいて実施した訓練では,大規模共同住宅等の在宅避難者への支援物資の供給に関する多くの教訓,課題を得ることができました。今後予定されている市の地域防災計画修正の検討に反映していきたいと考えております。 833: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 1番平井議員。 834: ◯ 1 番(平井 里美議員) 狛江ハイタウンで実施した支援物資の輸送は,現在の地域防災計画に基づいたものではないということですが,将来の計画見直しに向けた検討材料を得るため,試験的に実施されたということ,在宅避難者への支援物資の共有を,供給をいかに行うか,その一歩として大きな実績になったと思います。第三中学校において実施した支援物資供給訓練は,狛江市で初めての災害から3日から4日目を想定した訓練でした。市役所市民ひろばで実施した体験・展示訓練には約2,000人の来場者があったとのこと,市民の皆さんの防災への意識,知識と体験の積み重ねが安心・安全につながるのだと思います。  今後は,弱い立場の人も安心して避難できるよう,地域や福祉との連携を大事にしながら,共に災害に立ち向かうまちづくりに向けて協力し合いたいと思います。  以上で全ての質問を終わります。 835: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 836: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 5時59分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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